19年年頭の御挨拶

平成19年年頭の御挨拶


明けましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。学長として初めて新年を迎え、改めて心引き締まる思いが致します。

 さて、本年は、いよいよ大学全入時代に突入します。各大学は、それぞれの特色を打ち出してくることでしょう。本学も改革を加速していかなければなりません。幸い、本学は、国際教育とくにアジア地域の教育、ならびに、スポーツ活動などにおいて優れた伝統と特色を有しています。これらをさらに鮮明な形で前面に打ち出し、亜細亜大学の形を具体に社会に提示していく所存です。現在、大学の中核であるところの各学部・短期大学部の改革・改組の検討に着手しており、本年中には輪郭がみえてくることになると思います。

 アジア地域の経済交流はますます活発になっています。自由貿易や地域経済協力が進展し、2005年12月の第1回東アジア首脳会議でのクアラルンプール宣言から弾みがついた「東アジア共同体構想」では、平和と安全と繁栄、開放性・透明性・包括性や普遍的価値の強化を追求し、2007年に東アジア共同体の未来像を描く声明をだすことになっています。日本ではFTAなどの地域経済統合の専門家が手薄で、この地域で活躍できる人材の養成は社会的要請でもあります。本学では、「アジア夢カレッジ」などで協力関係にある中国・大連外国語学院との互恵的関係をさらに強化し、その他の中国の多くの大学との学術交流協定などの締結を進めるつもりです。また、昨春創設されたアジア・国際経営戦略研究科については社会からの評価も高く、学部生も強い関心を持っております。これら2つの新しい教育目的は、ともにアジア地域、とくに中国で活躍できる人材の育成であり、有機的な連携も考えていきたいと思っております。

 他方で近隣地域との関係も重要です。これが社会的責任であると同時に、学生が2年間ないし2年間の充実した学園生活を送れるよう、さらに大学周辺環境も含め整備し、安心して任せられる大学を目指していく所存です。

 現在の学外環境は大学全入と大学大競争の時代となっていますが、他方で、バブル崩壊後の新たな経済のもとで経済も対外関係も拡大の傾向にあります。努力と創意さえあれば亜細亜大学はさらに飛躍できます。今年は、学生と教職員それぞれが本務を達成することを通じて、より大きな大学の目標を追求していきたいと思いますので、よろしくご支援ご協力をお願い申し上げます。