『38年間の重み』
<広報アジア創刊700 号記念特集に寄せて>
創刊700号を祝すとともに、編集に携わった方々に敬意を表する次第です。創刊当時に携わった方が、定年で退職されているといいますから、38年という歴史と重みを感じないわけにはいきません。
大学の広報紙といえば、お知らせが紙面のほとんどを占め、大学の今の動きや今後の方向性を感じさせるような内容というのは少ないのが一般的です。しかし、本紙は学生や教職員、さらに、ご父母とのコミュニケーションを深めることを意図して創刊されたものであり、学生も教員も職員も書き手となって紙面に登場する構成が特徴です。研究活動のこぼれ話や旅行記、随筆などのほか、学生の様々な体験記や活動なども多くの紙面を飾っています。
毎年恒例の父母会で、ご父母の方々から「就職に関することはよく読んでます」とか「大学の動きがよく分かります」といった声を聞きます。昭和62年から全父母に郵送しているとのことですが、全国にある700を超す大学にあって、年間16回発行する広報紙を全父母に送っている大学は、本学だけであろうと思います(発行回数では類がないとのことですから)。学生よりも大学の情報を良く知っておられる、というご父母が少なくないとも聞いております。
私も去年から、これまでの読み手から書き手に代わりました。原則25日付で掲載している「学長室便り」では、前号までで8回執筆しました。最も良質の本学情報を得ている学長ならではの考えや最新の動きを皆さまにお伝えできる貴重な機会を得ただけにテーマの選択には悩むところです。
700という号数もさることながら、38 年間という年数も大いに誇れることでしょう。ここに掲載されていることすべてが、本学の記録であり、歴史です。今後も、広報紙としての足跡を残しながら、大学の歴史を1号ずつ刻んでいってください。