平成22年年頭の御挨拶
「歴史を重ね新たな飛躍へ」
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
全国的な定員割れ、世界同時不況に加え、新政権誕生と行政刷新会議の事業仕分けによる文教関連予算の相次ぐカットで、大学を取り囲む全般的環境は年々不透明になっていますが、本学に関する限り状況は全く悪化していません。これもひとえに教職員を初め、大学関係者の皆様のご協力の賜物と、衷心よりお礼申し上げます。
現在、全国的に見て受験者総数は、少子化と進学率上昇のせめぎ合いにあります。これから10年間ほどは少子化は軽微で推移し、その後は再び少子化が進行します。進学率上昇はいずれ天井に近づくことになりますので、再び受験者総数は急減することになりそうです。これからの10年間に体力を付けるかどうかが、それぞれの大学の運命の分かれ道となります。このような状況は本学が飛躍する絶好の機会と捉えておりますので、関係者の一層の奮起をお願い申し上げます。
さて、小春日和だった先日、散歩がてらキャンパスの周辺部を一回りしてきました。まとまった木立は体育館前や食堂前、あるいは仙川沿いにしかありませんが、学内周辺のいたるところに少しずつ樹木があります。それぞれは狭小な裏庭だったりしますが、合計すれば随分の面積と樹木の本数になり、落ち葉の掃除のことを考えたら目がくらみそうです。
本学は今春で創設満69年を迎えます。この間、キャンパスの敷地も建物も不断に拡張を続けてまいりました。新地にキャンパスを新設したのとは違って自然に発展してきましたので、それぞれの建物とその周辺が、それぞれの歴史を刻み、全く異なる風情を見せていました。皆様も、それぞれ最も思い出のある学舎があろうと思います。また、学外でも、武蔵境駅では高架化が完成し、駅舎周辺ならびに本学までの道程が大分様変わりを遂げつつあります。今年も悠々と新たな歴史を重ねることになりますが、今後の発展が楽しみです。
今年は、本学が新たなる飛躍を目指して本格的に改革を推進し実行すべき年と決意を新たにしております。皆様におかれましても、新しい年にあたり新たな気持ちで抱負と決意を胸に秘めていることでしょう。心を一つにして本学の発展にご尽力下さることを願い申し上げ、また、皆様のご健勝とご多幸を祈念して、念頭のご挨拶とさせていただきます。