大学紹介

戻るChallenge ASIA - Vol.16 -

本学では、教員、司書、社会教育主事の資格取得を希望する学生を対象とした課程を開設しています。今回は、教職課程を経て晴れて教員採用試験に合格し、春から教員として働く2人の学生を取材しました。

紆余曲折を経て見つけた自分の進みたい道

 

鈴木 康太(SUZUKI Kota)
国際関係学部 国際関係学科 4年
 
鈴木康太君は公立学校教員採用選考の中学校(英語)と高等学校(英語)に合格しました。

元々教員志望ではなかった鈴木君の転機は大学1年生の春。「大学生らしいことがしたい!」と、NPO団体の村おこしボランティアで奄美大島を訪れました。島の人から現地で教員が不足していることを聞き、「将来ここで教員として働くのもいいなあ」とぼんやり考え始めたのがきっかけだと言います。その後、人と接することが好きであることから本格的に教員への道を考え始め、大学2年生から教職課程を履修し始めました。

△教員を目指すきっかけとなった奄美大島での一枚

2年生の後期には約半年のアメリカ留学(AUAP)を経験します。ここでの生活は「失敗の連続だった」と振り返ります。英語がうまく話せずホストファミリーやクラスメートとのコミュニケーションに苦戦。伝えたいことがうまく伝わらず「日本語だったらもっと周りと仲良くできるのに!」ともどかしさを感じました。しかし、このとき改めて“人と接すること”が好きであることを実感。諦めずに異文化に接し続け、帰国直前には現地で多くの友達ができ、今でも連絡を取り合うほど仲を深めることができました。理想の先生像の一人として挙げるのも、このAUAP時代に出会ったサンディエゴ州立大学の先生で「学生の意見を引き出すのがうまい先生でした。いつも堂々としていて、授業をしていても楽しそうで。こんな先生になりたいと思った」と話します。

しかし、3年生では周りの友人たちが就職活動を始めているのを見て、進路に対する迷いを感じ、教員の道だけではなく、一般企業への就職活動もしていたと言います。そうした中で、就職活動の一環で他己分析をお願いしたゼミの向和歌奈講師から「鈴木君は教員に向いている」と言ってもらえたこと、そしてさまざまな業界を見ていく中で、多くの人たちと触れ合い、多岐にわたる業務ができる教員の仕事に改めて魅力を感じ、再び教員を目指していく決意をしました。 

△ゼミの向和歌奈講師(右)には人生相談に乗ってもらうこともしばしば

見事、教員採用試験に合格した鈴木君。「これからも学び続ける意識を大切にしたい。決まり事や正解を押し付ける一方通行の先生ではなく、生徒からさまざまなことを学んでいける先生になりたい」と目標を語ってくれました。


文武両道で小学校の教員免許を取得

神田 真(KANDA Makoto)
経営学部 経営学科 4年
 
神田真君は、埼玉県教員採用試験の小学校(※)の試験に合格しました。

神田君が教員を目指したのは高校時代に所属していた野球部の先生との出会いがきっかけ。野球の指導だけでなく、神田君が推薦で大学受験をする際に面接や小論文の対策を親身に指導してくれる先生の姿を見て、憧れを抱くようになったそうです。

亜細亜大学に入学してまもなく、明星大学との教育提携により小学校教員の免許を取得できることを知った神田君は、元々子どもと接することが好きだったことから小学校の教員を目指すことに決めました。本学での通常の教職課程の授業に加え、別の教材のレポートを書くことで知識を蓄えていき、長期休暇中は明星大学のキャンパスに赴いて、集中講義を受ける機会もあったと言います。学部の授業、教職課程、入部した準硬式野球部での活動と忙しい大学生活を送っていた神田君。同じく教職課程を履修していた部活の先輩からのアドバイスを参考にし、充実した日々を過ごしました。

△準硬式野球部での活動写真

しかし、3年生から準硬式野球部の主務を務めることになり、より多忙を極める日々が続いたことで、教員免許の取得を諦めようと思ったこともあったそうです。そうした中で、これまでの神田君の努力を見ていた教職担当の三浦朋子准教授から「ここまでやってきたのだから頑張れる」と励まされたことや、共に教員を目指す仲間、部活のメンバーたちからの協力や応援によって気持ちを奮い立たせることができました。

△教職課程を一緒に履修していた友人との一枚(神田君は左)

「教育実習先の小学校での授業でうまくいかないとき『児童の発言で授業を作り上げていくことが大事』という担当教員からのアドバイスが印象に残っています。児童一人ひとりをよく観察し、自己肯定感を高めてあげられるような先生になりたい。将来、担任を持つことになったら全員が活躍できるクラスにしたいです」と語ってくれました。

※本学では平成29年度から明星大学通信教育部と教育業務提携を結んでおり、本学に在学し、教職課程を履修している学生は「小学校教諭二種免許状」、「高等学校教諭一種免許状(地理歴史)」、「特別支援学校教諭一種免許状」が、卒業と同時に取得できるようになりました。希望者は選考を経た後、明星大学通信教育部の科目等履修生として登録され、免許状取得に必要な科目を受講することになります。

〈2021年2月2日更新〉