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戻る松木ゼミがちきり清水商店㈱と産学連携事業に取り組みました

経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科の松木恵子准教授のゼミナールが7月7日、焼津に本社屋をもつ「ちきり清水商店株式会社」に販売促進企画を提案・提出しました。この産学連携活動は、引出物としての鰹節の若年層へのイメージ改善や顧客拡大のための打開策について、同社代表取締役社長の清水喜市郎氏から松木准教授が相談を受け、ゼミ生を交えた事案として今年の3月からスタートしたものです。

企業と初めての協同事案に向け、ゼミ生は▼市場調査▼意識調査▼商品設計▼訴求と段階別の4班に分かれ作業を進めました。調査班は仮説を立てる難しさ、スクリーニング調査の重要性を実感。また各班の役割を尊重しながら作業を進めることや、伝えたい情報を明確にするため、第三者に助言を求めるなど、他者と協働して物事に取り組んだことは普段の授業では得難い経験であったと振り返ります。

調査班の結論を引き継ぐかたちで作業をはじめた商品設計と訴求班。道筋のたった状況からとはいえ、新たな付加価値を加えたり、アプローチの方向性を決定するなど提案の具体化を務める責任の重さに苦戦したそうです。発表に向けて実現性の高さをどこまで追求すべきか、「価値」そのものの定義を再考するなど納得のいくまで活発な議論を繰り返し行いました。

ビジネスプレゼンテーションとして挑んだ当日は、企業の予想を超える出来栄えとして評価を受けつつ、学生らしい視点もほしいという要望も加わり、次年度に繰越しとなりました。ゼミ長の横山日菜乃さんは「時間と人をマネジメントしながら自分の役割をこなす難しさを感じました。ゼミの仲間たちからの助けがあったからこそ進めることができましたし、一人ではなく皆で取り組む意義を学ぶことができました。この学びを生かしていきたいです」と再スタートの意気込みを語ってくれました。再度機会を得たゼミ生たちは、企画に磨きをかけて挑戦を続けます。

△アドバイスをおくる松木先生

△班各々の役割を果たす

△発表当日の挨拶

産学連携企画を通して学んだことや実感したこと~参加者の声~
▼限られた時間だからこそ熱い議論を重ねられた。企業を驚かすほどの提案を実現したい▼意見を交わすうちにそれぞれの個性に触れることができた。様々な意見のなかで自分がすべきアプローチを考えるようになれた▼PDCAサイクルを意識して作業を進めるうちに、論理的に考えることの大切さを実感した▼ブライダル市場のなかで”引出物”の存在感に今一度注目する機会となった▼評価の受け取り次第で自分が次にすべきことが変わってくる。前向きに捉え、異なる意見に耳を傾ける意味を知った▼これまで自分と似た意見を持つ人たちとばかり交流してきたが、1つのものに多数で取り組むことで、様々な意見が存在することを知り、視野が広がった▼真剣に取り組むほど自分の主張をより深く考えるようになった▼関心の薄いテーマでも真剣に取り組むことで、新たな興味関心を発見できることに気づけた▼企業の方が私たちを一人のビジネスマンとして受け入れてくれたことに自信をもつことができた▼一消費者としてだけでなく、社会に役立つ視点をもつ癖をつけられた。自分に何を求められているのかを考える意識も持てた▼学生の立場で企業と協働できた経験は貴重だった。ゼミ仲間と忌憚ない意見交換を通して人間関係を築けたことは大きな収穫▼大概のことは一人で成し遂げられるかもしれないが、他者と一緒に取り組むことでより成果も大きく楽しみも生まれることを実感した。
<2019年08月03日 15時54分>