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戻る「インターナショナル・フォーラム」(第5回)

世界でいま何が起きているのか、国際分野で活躍している著名人から直接学ぶことができる公開講座「インターナショナル・フォーラム」の第5回が10月28日に行われました。

当日はフリージャーナリストの大津司郎氏が「アフリカ紛争/サハラからアフリカの角まで」をテーマに講義しました。

紛争は資源争い、民族対立、テロなど様々な要因、形態で生じます。 とりわけ近年のアフリカでは気候変動による植生変化に伴い牧畜民が南下したことに始まる、農耕民との土地を巡る争いや宗教対立、民族対立が激化しています。

こうした紛争、戦争により真っ先に被害を受けるのは女性、子供です。 大津氏は1993年のスーダンでの反政府組織への取材、1994年のコンゴでの難民キャンプへの取材、それぞれの記録映像を教室で放映。現代のマスメディアが流さないリアルな映像を通して社会的弱者の惨状を示しました。

「あらゆる負の側面を持つ紛争、戦争の現実を伝えるのはそこから学べるものがあるはずだから。世界のリアリティに少しでも近づけるから」との思いでジャーナリストとして活動を続ける大津氏。行動力の燃料は、自身が「Difference」を志向し続けてきたからであると、学生に対してエールを送りました。

講義後は「白人に雇われた黒人(紛争地からの避難民)を現代の奴隷と表現することもあるが、それでも難民キャンプでの生活より良いでは?」、「人間の暗黒面がある限り人類を100%幸せにすることはできないのでは?」、「自分とは異なるものを受け入れようとする一方で、それが難しいような出来事はあったか?そうした時にどのように向き合ったのか?」 など学生から質問の手があがりました。

次回の講義は「ストリートチルドレン、ギャング、移民と私たち」をテーマに、工藤律子氏(ジャーナリスト、NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表)が登壇します。
<2019年10月29日 13時00分>