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戻る「インターナショナル・フォーラム」(第6回)

世界でいま何が起きているのか、国際分野で活躍している著名人から直接学ぶことができる公開講座「インターナショナル・フォーラム」の第6回が11月6日に行われました。

当日はジャーナリストでNGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表の工藤律子氏が登壇しました。

工藤氏はメキシコ南部・グアテマラで取材したストリートチルドレンの置かれている世界を紹介。保護活動の対象となった4人の少年少女を例に、彼らがいかにして移民、ギャング、ストリートチルドレンとなっていったのか、そこから抜け出す困難や自立後の課題について話がありました。

​彼らは極度の貧困、(性)暴力、(性)虐待、愛情の欠如などのもと、低い自己肯定観、健康被害、知識や生活習慣の欠如を備えて成長していくことになります。 そうした状況は決して彼らが自ら選んだのではなく、「限られた」選択肢の中で生きてこざるを得なかった環境に起因します。

一方、日本人も実は「限られた」選択肢の中で生きているのではないか、だからこそ「私たちの普通」は本当に「普通」なのか、その「普通」が世界の格差や競争を生み出している面があるのではないか、という問題も提起されました。 その上で、格差や競争を前提としない多様な生き方を認め、共存していくことで世界はより豊かになるのではないかというメッセージと共に講演を締めくくりました。
<2019年11月07日 09時55分>