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戻る「インターナショナル・フォーラム」(第13回)

外部講師を迎え、市民にも開放している「インターナショナル・フォーラム」の第13回が12月23日に開催されました。

井上真氏(早稲田大学人間科学学術院教授)を講師に迎え、「フィールド研究は外国の環境政策を変えることができるか?」をテーマに講義が行われました。

講義冒頭では、「フィールド研究」という「研究者」として環境問題に取り組むにあたり、必要不可欠な手法が紹介されました。 この手法をとる際には、学際的アプローチを重視すべきであること(自身の専門性ばかりに固執しない)、 中立性の落とし穴に陥らないよう注意すること(中立的な立場に徹することはある意味現状追認を意味し、問題の原因となっているパワーに荷担する立場ともなりうること)、 主演俳優でも助演俳優でもない「黒子」に徹すること(実用性や速報性には頓着せず、政策アナリストや交渉官に対して無名の貢献を果たすことが出来る)といった心構えが重要であることが語られました。

フィールドワークを実施する意義は、自身と他者とを同時に考え、結び付けていくことにあり、これが実行できる人がたくさんいる社会はきっと安心感が持てる暮しやすい社会であろう、そしてそれが偏狭なナショナリズムの勃興の防止の一助ともなろう、と問題提起されました。 

最後に、環境問題もコミュニケーションも越境化していく中で、「固定観念」や「ステレオタイプ」にとらわれず1人1人を見つめることの大切さを受講生に向けて訴えかけました。
<2019年12月26日 15時11分>