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戻るスポーツホスピタリティ概論(第13回)

オリンピックやパラリンピックに関与するさまざまな分野から外部講師を迎え、具体的なスポーツビジネスの事例に対するオペレーションやプランニングについて学習する導入科目「スポーツホスピタリティ概論」が開講中です。

第13回となる1月23日は、早稲田大学スポーツ科学学術院教授の間野義之氏が「レガシーとしてのスポーツの成長産業化」をテーマに講義しました。

講義の冒頭において、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2021の関西ワールドマスターズゲームと3年間続くスポーツの"ゴールデンイヤーズ"について、「通過点であり、スタートである。よい"レガシー"(遺産)を残すことが重要」として、日本で開催された過去3回のオリンピックが日本にもたらした有形、無形のレガシーを紹介した間野氏。
今後のスポーツ市場を大幅に拡大させるための施策として「スタジアム・アリーナ改革」を挙げ、街の中心に多機能型施設をつくり、スポーツ産業の振興や地域の活性化を図る"スマート・ベニュー"の考え方について説明しました。

さらに、ホテル、レストランや映画館が併設されている各国のスタジアム・アリーナを紹介しながら、試合がない日もどのように収益を上げているかやホスピタリティの事例を解説。ロンドンのO2アリーナやウィンブルドンの会場を事例に挙げて、「観客だけでなく、選手、メディアや関係者へのホスピタリティも重要」と語りました。

最後に、現在日本で新設、建て替えが計画されているスタジアム・アリーナを紹介し、「今あるビジネスだけではなく、もっと新しいビジネスの可能性があることを知ってほしい」と学生にメッセージを送りました。

※外部講師を招いての講義は1月23日で終了いたしました。
<2020年01月24日 09時53分>