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戻る客観的な見方を大切に

柴田 鴻子 / SHIBATA Koko  
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科

最高気温でさえ氷点下…という寒い日が続いている大連からお送りしております。時折汚染の影響で空が霞んだ日もありますが、ある日なんと流れ星を見ることができました。何か良いことが起きるかな?

私は留学最後の1カ月間、在大連領事事務所でインターンシップをさせていただきました。ここでは、ビザの発行や在留届の受け付けなどの、各種行政サービスを行うほかに、中国の方に日本のことを知ってもらうため、そして日本人と中国人が触れ合う機会を作るためのイベントを企画し開催するという広報文化事業も行っています。今回、私はこの広報文化班の一員としてイベントの企画や運営を担いました。また、中国の現状を日本の外務省へ伝えるために、現地の新聞を翻訳し要約するという作業も行いました。

大連に長期滞在する日本人は約6000人、進出企業は2000社以上と言われており、日本語能力試験の受検者数は上海に次いで2位…という大連は歴史的にも経済的にも日本と馴染みの深い都市です。そのためか、現地の新聞で日本関連の記事を見かけない日はほとんどありません。

新聞の翻訳は思った以上に困難でした。普段から新聞を読んでいなかった私は、どんな言葉の言い回しが適当であるか、なかなか思い浮かびません。また、経済や法律の知識が乏しいため、新聞の内容を理解するのにも一苦労です。これまで、いかにネット媒体に頼った生活をしていたかということを改めて痛感しました。

日本関連の記事をピックアップしているうちに、気が付いたことがあります。それは、同じテーマの記事でも、日本と中国ではその報道の仕方に違いがあるということです。もちろん、互いに自国の目線に立って報道しているため、内容や主張が少しずつ違ってくることは仕方ないでしょう。しかし、果たして一方からの目線だけで物事を判断して良いのでしょうか。相手の立場に立ってもう一度物事を見直すことで、客観的に判断できるのではないでしょうか。

留学生活をとおして中国・海外から日本を見ることで、日本のことを客観視することができ、今までにない新たな考えを持つことが出来るようになりました。

では最後に。皆さん、本紙前号の留学体験記の最後にクイズを出したのを覚えているでしょうか。中国で見かけた漫画『進撃の巨人』の劇中で主人公が放つ「駆逐してやる」というせりふは、中国語でなんと訳されているかという問題でした。漢字四文字です。正解は、「徹底消失」でした。分かった方、いらっしゃるでしょうか。日本が世界に誇るアニメや漫画は中国でも大人気です。同じ作品でも外国語版で見ると、勉強にもなるためオススメです。
My Before‐Afterシート

亜細亜大学では、留学の出発前からキャリアに関するアドバイスを提供するなど、学生が将来の目標に向かって着実に前進できるようサポートします。亜細亜大学独自のアセスメント・シート「My Before-Afterシート」を利用して、「自分自身の成長度合い」を理解することが可能です。この成長度合いの把握こそが、就職活動の際に大変重要になります。

〈2016年3月11日更新〉