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羅 彗誠 / NA Hyesung

法学部 法律学科

前回に引き続き、街のイルミネーションと雪の結晶が幻想的な冬の大連からお届けします、夢カレ留学体験記。
8月31日にスタートした大連外国語大学での生活は、あっと言う間に過ぎ、私達の留学生活もインターンシップを含めて残りあと1カ月になりました。

大連外国語大学で出会えた友達は、もし私達が留学を決意していなかったら出会えなかった大切な仲間です。そんな仲間たちに、実はすごく助けられていた、と気付く頃には、彼らとの別れはもうそこまで来ていて、さまざまな思いがこみ上げました。しかし、彼らと共に過ごした日々が、またどこかで彼らに会わせてくれると信じ、私達は12月14日、それぞれのインターンシップ先へと向かいました。

私のインターンシップ先は、大連市内にある弁護士事務所です。事務所での私の主な仕事は、顧客相談への同席、中文契約書の日本語訳などですが、さまざまな中国語や大学の授業では教わらない実務的な法律との出会いに日々刺激を受けながら、「働くとは何か」という問題と向き合って実習をしています。

そんな毎日を送る途中で私が気づいたことは、働くことの中心にはいつも「人々の暮らし」や「人間関係」があるということです。このことに気づいた上で改めて法律を見てみると、法律とは、先代が気付いた人間関係を上手くやっていくためのルールであり、トラブルが起きた時にいちばんうまく解決する方法なのだと思いました。

しかし、完璧な人間がいないように、このテキストもまた完璧なものではありません。だからこそ弁護士という仕事があります。この法律というテキストを利用して人間関係を上手く整理しているのが、彼らの仕事なのではないのでしょうか。この世の中に「お金をたくさん稼いでやろう」と考えて生まれてくる仕事はありません。この世の中の仕事は全部「こんなものがあったら、こんな人がいたら、人々の生活が、世界が、ちょっと幸せになるかも」という考えから生まれるものです。そしてその考えの裏側にはいつも人の姿があります。「遠くにいる家族の声が聴きたい」と誰かが思ったから手紙があり、郵便局があり、電話があるように、人の思いから生まれた仕事こそがやりがいのある仕事なのだと思いました。

ほんの少しかもしれませんが、この海外インターンシップを通じて「働く」というイメージをつかめたような気がします。皆さんも、就活や日々の生活につまずいてしまった時は、もう一度原点に戻ってその核となる考えを見つけると、今まで考え着かなかったものが突然浮かび上がるかもしれません。その時にまた一歩成長している自分に出会えるのではないのでしょうか。
My Before‐Afterシート

亜細亜大学では、留学の出発前からキャリアに関するアドバイスを提供するなど、学生が将来の目標に向かって着実に前進できるようサポートします。亜細亜大学独自のアセスメント・シート「My Before-Afterシート」を利用して、「自分自身の成長度合い」を理解することが可能です。この成長度合いの把握こそが、就職活動の際に大変重要になります。

〈2016年3月11日更新〉