戻る「ピアサポーター制度」がスタート

「ピアサポーター制度」は、障がい学生の授業や学内の移動などを他の学生が支援する制度で、今年度より障がい学生修学支援室で募集し、登録者が70名を超えました。

サポーター同士が知り合う機会として、またサポート業務の内容や、障がいに対する理解を深めるため、説明会をはじめ障がい学生自身が講師役となってのミニ手話教室、アイマスクをしてキャンパスを歩いてみるなどの企画を行いました。説明会とミニ手話教室の様子を紹介します。


◆ピアサポーター説明会
説明会では、支援コーディネーターの橋本一郎先生がこれまでの本学での障がい学生支援についてふれた後、ピアサポーターの業務、必要に応じたサポート内容、支援室の利用の仕方などを説明。障がい学生とサポーター学生、互いに必要なマナーや心がけについてもアドバイスしました。

スタートしたばかりの取り組みは課題も多くありますが、学生同士が互いに支えあう気持ちと行動でよりよいサポートを目指していきます。

◆ミニ手話教室
講師は経済学部3年のろう学生・林滉大君。日常の生活で身近なことば(この日は「交通機関」と「国名」)をテーマに手話を教えてくれました。他にも「LINEする」「写真を撮る」「インスタグラム」などの質問を受けて教えてくれたり、雑談をはさみながら和やかな雰囲気で行われました。

◆視覚障がい理解と支援の実践 
講師は国際関係学部1年の五十嵐洸貴君。当日は参加した学生がアイマスクをしてキャンパス内を歩き、見えない世界と感覚を実体験しました。

 体験者からは異口同音に「怖かった」という感想があがったほか、「洸貴の気持ち、世界観を共有できた」、「自分のサポートの仕方は怖かったかもしれない」と共感と気づきの言葉が寄せられました。
<2017年06月30日 16時47分>