「第2回東急グループ環境・社会貢献賞」で、このほど本学が奨励賞(社会貢献部門)を受賞しました。
これは、東急グループの会社、財団、学校、および個人を対象に、福祉活動・文化活動、地域活動など社会貢献の取り組みや実績を紹介、または提案をするものです。本学は「スポーツ(野球)による釧路市・街おこし」が評価されました。
硬式野球部は、10年前から釧路市で夏合宿を行っていますが、きっかけは釧路市でプロ野球の公式試合開催が廃止となったことを受け、「プロ野球に代わる街おこしとして合宿で来てもらいたい。そして、スポーツ観戦を楽しめる機会をつくってほしい」という、本学卒業生からの要望でした。
その声を受けて以来、再びプロ野球の公式戦が釧路市で開催されることを目標に誘致しながら、練習見学・試合観戦の開放をはじめ、少年野球教室の実施、地元盆踊りへの参加を通じて地域活性化や社会貢献活動を推進してきました。さらに、プロ野球球団、社会人野球チーム、大学野球チームがリーグ戦を行う「タンチョウリーグ」を発足させると、巨人やソフトバンク、JR東日本など18チームが参加。全試合無料で開放するタンチョウリーグは、釧路市だけでなく北海道民の夏の風物詩となりました。
これらの活動が実を結び、本学硬式野球部OBが野球部長を務める武修館高校が、約30年ぶりに釧路勢として甲子園出場を果たしほか、プロ野球の公式戦開催も復活しました。この街おこし活動は、プロ野球試合開催の誘致モデルや、スポーツによる地域活性化モデルとして大きく評価されたため、この活動が認められての受賞となりました。
(写真提供=硬式野球部)