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インターナショナルセンター
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私は1994年2月から7月までの5ヶ月間、AUAPに参加しました。AUAPが初めての海外生活だった私にとって、この5ヶ月間は今でも思い出深いものです。また、私も、AUAPに参加して良かったと思っている一人です。
AUAPでは、アメリカ生活ならではの体験がたくさんできました。キャンプや長距離旅行もしましたし、現地の小学校へ行って箸の使い方を教えたりもしました。これらの経験がとても楽しかっただけに、AUAPが終わるときは、非常に寂しかったことを今でも覚えています。
AUAPからの帰国後、5ヶ月のアメリカ生活で飽き足らなかった私は、在外公館派遣員制度に挑戦し、95年3月から2年間、在ムンバイ総領事館で派遣員として勤務する機会を得ました。人種の違い、宗教の違い、貧富の違い、価値観の違い、各個人のすばらしさも、社会の歪みも正にカレーのように「ごった煮」になったインドという国で働いた日々は、私の人生にとても大きなインパクトを与えました。
現在、私は長野県松本市の工場で、予算策定や決算取りまとめなどの管理会計の仕事をしていますが、入社3年目で技術営業という立場でアメリカのサンノゼに海外勤務しました。学生時代とはまた違ったかたちでアメリカを体験することができました。
海外生活で、悔しい思いをしたこともありましたし、苦しくつらい思いをしたこともあります。順風満帆な日々ばかりではありません。そういったことも、もがきながら乗り越えてきました。苦しい経験を通して学んだことも、私の人生の貴重な「肥やし」になっています。
私の場合、AUAPが全ての出発点となり、インドや就職後のアメリカ赴任につながっています。楽しかったこと、苦しかったこと全部含め、AUAPなしでは今の自分を語ることはできません。
「AUAPって、一人の人間の人生にそんなにインパクトを与える5ヶ月間なのか」と思ってもらえたら嬉しい。「次は自分の番だ」、「私は私のやり方でAUAPに臨む」と思ってもらえたら、もっと嬉しい。
※肩書は執筆当時のものです。
〈2014年4月1日更新〉