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国際連携部
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インドネシアの協定校、アル・アズハル大学から4人の留学生が8月19日に、インドネシア大学から7人の留学生が22日に来日し、23日に歓迎会が行われました。 この留学プログラムは亜細亜大学ジャパンプログラム(AUJP)で、インドネシアからの留学生受け入れは今年で3回目となります。
茶道体験では、古典研究会の協力のもと、茶道の基本的な作法やお茶のたて方を体験しました。
教室内は茶道具や器、色紙なども展示して和風な空間をつくり、留学生も浴衣を着せてもらい華やかな雰囲気でスタート。
畳に正座しているのはなかなか辛そうでしたが、学生がふるまう抹茶の香りや味、季節を表現する茶菓子を味わいました。
その後、細かな作法を教えてもらいながら各自で実際にお茶をたてることに挑戦。最後は「お茶の器は陶器ばかりだけどガラス製はないのですか?」と深い質問もあり、茶道の先生から丁寧に回答をいただきました。
安田彰 経営学部教授に指導いただいた書道体験では、筆づかいを練習し、最後に「夢」の一文字を色紙に書き入れました。失敗できない緊張感もあり、とても真剣に筆を動かす様子が印象的でした。
さらに、扇子にも好きなことばや絵を思い思いに書き入れ楽しみました。
立ち寄った浅草では、仲見世、浅草寺を見学。短い時間だったものの、あちこちで思い出を動画や写真に収めていました。
「日本のものづくり体験」は多文化コミュニケーション学科の学生が企画し、風鈴の絵付けに挑戦しました。
はじめに工房の方から絵付けの基本的なやり方、「花火」や「とんぼ」など伝統的な絵柄には意味が込められていると説明を受けました。そして「何よりも心を込めて描くことが大切」とアドバイスをもらい制作を開始。
どんな絵柄にしようか迷ったり、何度か書き直したりしながらおよそ1時間、最後に短冊をつけてもらい完成。
手作り風鈴はその音色もひとつひとつ違うそうで、自分だけのオリジナル風鈴ができあがりました。
当初お天気が心配されていましたがこの日は晴天。鎌倉では途中、倒木により道路が遮断され通行止めになり道を迂回するハプニングもありましたが、長谷寺、高徳院(鎌倉大仏)、銭洗弁天、円応寺を巡りました。
日没の風景を見ようと向かった江ノ島では、日が沈むまでの短い時間、美しい空と海を背景に記念撮影。たくさん歩いた疲れも癒されました。
この体験授業は、国際関係学部の増原綾子准教授と日本人補助学生により企画されました。イスラム教徒の留学生たちに配慮し、鎌倉でもハラル食やお祈りの時間とその場所の準備を整え、当日も留学生の体調を気遣いながら行程を管理していただきました。
9月8日は授業の最後をしめくくる成果発表会と、修了証の授与式でした。
今回のプログラムを通じて感じ考えた、日本とインドネシアの習慣や意識の違い、日本で困ったこと、好きな日本の文化などについてひとりづつ日本語で発表しました。短期間でも日常的な日本語にふれ実践することは、日本語力に自信がつき今後の学習のモチベーションアップにもつながったことでしょう。
国際交流ラウンジで修了式が行われ、大島正克副学長から修了証が手渡されました。
その後の送別会では、留学生から日本人補助学生に手紙が渡されたり、補助学生が感想をのべたり、来日からの様子をまとめた映像を見ながら、互いに話が尽きない様子でした。