公開講座「街づくり未来塾Ⅱ」が開講しました。本講座は、市民の皆様、講師、学生が場を共有し、ディスカッションを展開することで、街づくりの実際を担う地域社会と大学が互いに知恵や情報のキャッチボールをして、新たなノウハウの創出や蓄積に結び付けようと実施するものです。
第1回目の11月12日は、佐藤留美氏[NPO法人 NPO birth(バース)事務局長、NPO法人 Green Connection TOKYO 代表理事]が「みどりの力=まちのチカラ!~人・自然・まちを元気にするみどりのまちづくり~」と題して登壇。佐藤氏は「みどりのあるオープンスペースには、まちを豊かにする力がある」とし、みどりが持つ力と、どのようにまちづくりに活かしていけるのかを国内外の事例を交えながら、各地の取り組みを紹介しました。
その一つに「コミュニティの再生」を挙げ、古く手入れが行き届いていない公園をガーデンにし、読み聞かせの空間や地元農家によるファーマーズマーケットの場を作ったという取り組みを紹介。これらは地域住民の声で実現したもので「市民たち自ら案を出し合い、企画・運営を行っています。ここで出会った人たちが交流を深め、コミュニティの輪が広がっています」と説明しました。
次回の外部講師登壇回は、12月3日(火)、 武蔵野プレイス「カフェ・フェルマータ」経営者の松井隆雄氏が「カフェから見た、地域文化の創造と発信」をテーマに講義します。
▽時間=4時限(14時30分~16時00分)
▽会場=本学5号館526教室
受講料無料、事前申し込みは不要です。聴講希望の方は直接会場までお越しください。