社会連携
2022.11.09
第3回現代教養特講「SDGsラベリングと開発途上国の経済発展」が行われました
JETROアジア経済研究所 新領域研究センターの道田悦代氏を講師に迎え「SDGsラベリング開発途上国の経済発展」をテーマに、インドネシアのパーム油産業の例を交えながら、SDGsラベリングとその仕組みや環境への影響を取り上げました。
SDGsラベリングとは、そのラベルが付されている製品が環境や社会に配慮されているという認証を受けている証明のことです。パーム油はその製造工程において、森林破壊や児童労働が問題視されており、その解決に向けてSDGsラベリングを含む認証等の取り組みがなされています。しかし、次なる問題としてパーム油における様々な認証が国家間で乱立しており、生産国と輸入国とで求める基準の乖離が起き、それが国際的な課題に発展していることが挙げられました。
質疑応答では、受講者から「認証を行う第三者機関間での優劣や第三者機関自体を監査するシステム、機関などはあるのか」という質問などが挙げられ、そこから派生し、認証内容を作成する「認証スキーム・オーナー」の話題が展開されるなど、活発な意見交換が行われました。
道田氏は講義の中で「見かけでは生産方法や経路がわからない製品であっても、ラベルを通してその製品が環境に配慮されたものであるか、適正な労働環境によって作られたものであるかが分かる。こういった取り組みやラベルがより浸透すれば、消費者側からもSDGsに対する企業の意識や取り組みを変えることが出来る」とSDGsラベリングに対する所感を述べました。


<2022年11月09日 11時00分>
