総合
2026.06.25
「アジアを学びアジア力を育てる」~教員×学生クロストーク:小川直之教授
本学の第3期5カ年中期行動計画のスローガン「楽しい大学・面白授業・アジアと共に」をテーマに特徴ある授業を紹介します。
アジアを学ぶ科目を取り上げ、授業を通して得た思いやアジア地域への新たな発見など、授業を受講した学生とのクロストークで展開していきます。
世界のことばと文化
今年度からスタートした全学共通科目の「世界のことばと文化」。英語以外の外国語が合計13か国語学べる大学の特性を生かし、11人の教員が、担当の言語やその文化について、オムニバス形式で講義します。
この科目の特徴や実際の授業について、科目のコーディネーターである小川直之先生と受講する学生2人に聞きました。
アジアを学ぶ科目を取り上げ、授業を通して得た思いやアジア地域への新たな発見など、授業を受講した学生とのクロストークで展開していきます。
世界のことばと文化
経営学部経営学科 小川 直之教授
今年度からスタートした全学共通科目の「世界のことばと文化」。英語以外の外国語が合計13か国語学べる大学の特性を生かし、11人の教員が、担当の言語やその文化について、オムニバス形式で講義します。この科目の特徴や実際の授業について、科目のコーディネーターである小川直之先生と受講する学生2人に聞きました。
クロストーク参加者
左/西川暖人さん(法1・福島・県立橘高卒)中央/小川直之教授 (経営学部経営学科)
右/船本千寛さん(法1・東京・私立富士見高卒)
小川直之経営学部教授
13か国の言語や文化の「試食」ができる
小川先生(以下、先生) 今年度始まったばかりの授業なので1年生のみですが、金曜1限にも関わらず40人以上が参加してくれています。オムニバス式授業で、毎回教員も教え方も違うので、それぞれの言語を知ってもらう、興味を持ってもらう機会になるのではないでしょうか。料理ならつまみ食い、映画なら予告編のようなもので、おいしいところだけ楽しんでもらおうと。実際に授業を受けてみてどうかな?
船本千寛さん(以下、船本) ガイダンスを含め4回受講して、韓国語と中国語とインドネシア語を学びました。中国語の授業では文字の成り立ちや、発音と文字が呼応しているということが興味深かったです。
韓国語の母音には「陽母音」と「陰母音」の2種類があり、ハングル文字を見ればどちらかわかるということを知ることができたのも新鮮でした。
西川暖人さん(以下、西川) 僕も、中国語の発音に興味をひかれました。同じ音でも高さや語尾の上げ下げの違いでまったく違う意味になるのが難しくもあり、おもしろくもあるなと。1年の授業を通して、もっと知りたいと感じた言語については、さらに深く学んでいけたらと思っています。
西川 暖人さん第二外国語や追加言語の参考に
先生 英語以外に13か国語が学べて、うち8か国語がアジア系言語という私立大学は珍しい。アジアの言語は、ヨーロッパの言語とちがって共通のアルファベットを持たず、それぞれの独自の文字を持っているのが特徴。その分敷居が高く感じるかもしれないけれど、「絵みたいな文字でおもしろい」「世界にはこういう発音をする外国語もあるんだ」と興味を持ってくれたら、時間割のやりくりさえできれば履修してみようと思ってもらえるのではないかな。せっかく亜大にいるのだから、このオムニバス講義を通して多様な言語や文化に触れるきっかけをつかんでほしいというねらいがあるんだよね。西川 僕は、使っている人口も多く社会へ出た時の実用性を考えて、「英語以外の外国語」としては中国語を選択しているのですが、そこではまず単語や文法から学んでいます。「世界のことばと文化」では中国語がどの国やエリアでどのくらいの人数に話されているかなど文化的な背景を知ることができ、また違った情報が得られました。
船本 千寛さん先生 今年度入学生から「追加言語」の履修制度が導入され、時間割の調整ができれば、在学中に英語と1年次に必履修で履修した外国語以外の言語も学べるようになりました。その参考にもなる授業だと思うよ。
船本 私は1年次でインドネシア語を履修しています。実は高校生のとき英語に苦手意識があり、言語選びには慎重になりました。入学前に各言語の資料にすべて目を通し、発音もお試しで聞けるようになっていたので聞いた上で、自分が書けて発音できそうな言語を選んだ経緯があります。韓国語にも興味がわいたので、時間ができたらYouTubeなどを見て、自分で韓国語を修得しようかとも思っています。授業を通して各言語を知ることで、選択肢が広がるのはうれしいです。
先生 各国の文化や使われている文字の背景を知ると、例えば同じお米でも国によってどんな料理になるか、といった違いがわかるようになります。私自身の専門はフランス語なのですが、授業内容はあまり決めつけ過ぎず、学生の反応を見ながら進めていきたいと思っています。他のヨーロッパの言語との違いや、ワイン、食べ物、ファッション、旅をするなら……といったことまで楽しく文化の話もしたいですね。シャンソンを歌ってみようかな(笑)。
船本 私は1年次でインドネシア語を履修しています。実は高校生のとき英語に苦手意識があり、言語選びには慎重になりました。入学前に各言語の資料にすべて目を通し、発音もお試しで聞けるようになっていたので聞いた上で、自分が書けて発音できそうな言語を選んだ経緯があります。韓国語にも興味がわいたので、時間ができたらYouTubeなどを見て、自分で韓国語を修得しようかとも思っています。授業を通して各言語を知ることで、選択肢が広がるのはうれしいです。
先生 各国の文化や使われている文字の背景を知ると、例えば同じお米でも国によってどんな料理になるか、といった違いがわかるようになります。私自身の専門はフランス語なのですが、授業内容はあまり決めつけ過ぎず、学生の反応を見ながら進めていきたいと思っています。他のヨーロッパの言語との違いや、ワイン、食べ物、ファッション、旅をするなら……といったことまで楽しく文化の話もしたいですね。シャンソンを歌ってみようかな(笑)。
日本人の「当たり前」が異文化だと違ってくる
先生 授業は全13回あり、そのうち1回は留学生別科で日本語を教える教員が受け持ちます。国語としての日本語ではなく、世界から見た日本語の姿やイメージ、留学生にどうやって日本語を教えるのかといったことが講義される予定です。日本語の「敬語文化」なんて独特ですからね。日本人でも難しいでしょ。船本 いろいろな国の話が聞けて楽しいですし、この授業を通して言語学習への苦手意識をなくしていくのが理想です。
西川 1年を通してさまざまな国の言語や文化から多様性を学び、グローバルな視点を持てたらと思っています。
先生 1コマ分だけでも未知の言語に触れたら、例えばその国のことがニュースで出てきて言葉を耳にしたら、「授業で聞いた言葉だ」「あの国だ」と、親しみが持てると思うんです。言語も文化も国によって違うからおもしろい。自分が当たり前だと思っていたことが、異文化に置かれるとまったくそうではない。そのような発見をして目が輝く学生の姿が見たいです。
<2026年06月25日 15時00分>