多文化コミュニケーション学科「アクティブキャリア入門ⅠB」でOKI執行役員の加藤氏が登壇しました
多文化コミュニケーション学科
2026.06.26

多文化コミュニケーション学科「アクティブキャリア入門ⅠB」でOKI執行役員の加藤氏が登壇しました

26-06-22アクティブキャリア入門加藤氏05
6月22日、多文化コミュニケーション学科1年生向け「アクティブキャリア入門I B」で、OKI(沖電気工業)執行役員でグローバルマーケティングセンター長を務められている加藤圭氏が登壇しました。

同社グローバルマーケティングセンター統括室コミュニケーションデザインチームの國江美帆氏、望月有理沙氏、三浦沙菜氏の3名にもお越しいただき、受講生とのグループ・ディスカッションにご参加いただきました。

明確な夢や目標がなかった学生時代

26-06-22アクティブキャリア入門加藤氏03
加藤氏は、一浪で某大学の工学部に入学。学生時代は、4年間合唱サークルに所属し、当時の仲間とは今でも親しく付き合っています。

一方、学業面では、卒論は半導体関係でしたが、10年先を見据えた明確な夢や目標はありませんでした。

1992年に「世の中の動向を見ながら広い視野で仕事がやりたい」、「先のことはわからないけれどやってみるだけ」という思いで、OKIに入社しました。

「通信の研究者を極める」ことを目指す

26-06-22アクティブキャリア入門加藤氏02
OKIは、1881年に創業され、日本で初めて電話機の開発に成功する等、通信分野で日本をリードしていた企業です。

加藤氏も、OKI入社後は、「通信の研究者を極める」ことを目標に取り組みます。社内留学制度で選抜され、28歳の時に米国のペンシルベニア大学大学院に留学。周りに一人も日本人がいない環境下で、指導教員の元で2年間研究に打ち込みます。

厳しい状況下でもやり抜いた経験は、加藤氏にとってかけがえのない経験となりました。

人との出会い・世の中の変化が転機に

26-06-22アクティブキャリア入門加藤氏04
通信の研究者としての道を歩み始めたものの、通信技術がコモディティー化してしまい、世の中の研究ニーズが乏しくなってしまいました。この結果、通信の研究者という目標は10年で消滅してしまいます。

その後、世の中や会社のニーズに合わせて、SE(システムエンジニア)、マーケッターという職種転換。その後、イノベーションを担当するようになります。振り返ってみると、こうしたキャリアは人との出会いや世の中の変化によって巡り合ったと実感します。

OKIのイノベーションを牽引

26-06-22アクティブキャリア入門加藤氏01
2019年に、上司の藤原氏がイノベーション推進部長に転任した際、同氏に請われて同部へ一緒に異動。当時、チーフ・イノベーション・オフィサーを務めていた横田執行役員(本科目の担当教員)と共にグループ全体のイノベーション推進を担います。2023年にイノベーション事業開発センター長に就任。24年に、現在の執行役員兼グローバルマーケティングセンター長に就任しました。

最近の取り組み例としては、グループの海外拠点を巻き込んだ社内アイデアコンテストの開催や米国フォーダム大学やドイツのベルリン市との共創活動。また、OKIでは、ピーク時には4割あった海外売上高比率が1割程度に落ち込んでおり、この経営課題にも取り組む加藤氏。インド、シンガポール、オーストラリアなどの海外拠点を飛び回り、新たな事業機会の探索や事業戦略の検討を進めています。

Dare to Fail(失敗する勇気)

イノベーションや海外展開を牽引する加藤氏が最も大切にしている言葉が、「Dare to Fail(失敗する勇気)」です。どんなに筋がいいと思ったアイデアもほとんどが失敗してしまうのが現実。そこで心を折ってしまうのではなく、マインドをリセットし、失敗から得た経験から学びながら何度でも挑戦することが何よりも大切です。失敗を恐れてチャレンジに二の足を踏む学生が多い中で、加藤氏の言葉から沢山の勇気をいただきました。

文責:横田俊之(科目担当教員)
<2026年06月26日 14時00分>
当サイトではCookieを使用します。Cookieの使用に関する詳細は 「クッキーポリシー」 をご覧ください。
同意する
拒否する