硬式野球部・陸上競技部

佐久本 一輝・田﨑 聖良(いずれも法学部3年)

INTERVIEW05

新主将インタビュー

(取材・撮影:スポーツ振興課)

今回は亜細亜大学の強化団体である硬式野球部・佐久本一輝さん(法3)と、陸上競技部・田﨑聖良さん(法3)の新主将からお話を聞きました。



取材者:まずお2人が主将となったのは、いつのタイミングで、どのように決まったのですか?

佐久本:例年通りですが、12月上旬の全体ミーティングで生田監督から新幹部の発表がありました。

田 﨑:例年は箱根駅伝予選会終了から2週間後くらいに指名があるのですが、今回は予選会で敗退したその日に佐藤監督から指名を受けました。

取材者:例年より指名が早いということは、佐藤監督の今年にかける思いと期待の表れでしょうか?

田 﨑:そうだと嬉しいです。改めて身が引き締まります。

取材者:2人は同じ主将という立場になり、これからさまざまな場面で顔を合わせることになると思いますが、もともと面識はありましたか?

田 﨑:実は入学してすぐ行われる新入生オリエンテーション「出会いの広場」で始めて話をした相手が佐久本君でした。そこから仲良くなって連絡を取り合ったりしていました。当時はまさかお互いに主将になるとは思いもしなかったです。

取材者:入学早々に知り合っていたのですね。では、日の出キャンパスに活動拠点を置く仲間として、どんな印象をお互いに持っているのでしょうか?

佐久本:陸上競技部は朝早くから練習していて刺激を受けますし、これからも切磋琢磨して意識を高めあっていけたらいいですね。

田 﨑:硬式野球部が厳しい練習をしているのを間近で見ていますし、いつも結果を出しているので、素直に尊敬しています。陸上競技部も負けずに頑張っていきたいです。でも硬式野球部や陸上競技部だけでなく、日の出キャンパスで練習している団体はたくさんあるので、そういった他の団体とも交流していけるような場を作っていけたらと思っています。

取材者:それはいいですね。スポーツ振興課としてもできる限りサポートしたいと思います。

同じ目線で、そのなかで主将としての自覚をもって

陸上競技部 田﨑新主将

取材者:理想の主将像、目指す主将像を教えてください。

佐久本:まずは選手のなかで誰よりも熱意をもって取り組むこと、そのなかで主将として行動で示しながら引っ張っていけたらと思います。

田 﨑:1学年上の古川前主将は上手にリーダーシップを発揮してチームをまとめていましたが、まだまだ僕は未熟です。周りの力を借りながら、同じ目線で一緒に頑張っていきたいです。そういう関係のなかで、主将として走りでもみんなを引っ張っていきたいです。

取材者:新チームの体制ですが、硬式野球部はドラフト会議で指名を受けた3人を含む4年生、陸上競技部は昨年の箱根駅伝予選会で好タイムを記録した4年生と、両団体ともに中心選手が抜けますが、その点はどう思いますか?

佐久本:危機感は持っています。選手たちの間で戦力が落ちたことは自覚しているので、主将という立場で自分自身が引っ張っていきながら、新4年生を中心にチーム一丸となって、亜大の伝統である「泥臭く、総合力で勝つ野球」で勝負していきたいです。

田 﨑:その分、新チームは新4年生を中心にチームワークを大切にして、先輩たちからの思いを駅伝で発揮していこうと気合いが入っているので、心配ありません。

取材者:両団体ともに新4年生を中心にということですね。では、今年の新4年生はどんなメンバーですか?

佐久本:4年生になって一人ひとりの意識と自覚が上がってきています。ここからより一層、まとまりのある学年になればと思っています。

田 﨑:1年生のときは全然まとまりのない学年でしたが、この3年間さまざまな練習や経験を積んでいくなかで、一人ひとり信頼し合えるチーム力を築いてきました。そこを強みに新チームでは勝負にこだわっていきたいと思います。

期待に応えられるように

硬式野球部 佐久本新主将

取材者:厳しい質問になりますが、硬式野球部はリーグ戦で5シーズン優勝から遠ざかり、陸上競技部は2010年を最後に箱根駅伝出場から遠ざかっていますが、現状についてはどう思いますか?

佐久本:やはりここ数年、あと一歩というところで競り負けてしまっている試合が多いので、そういった試合をしっかりとものにしていくことが大事だと思っています。そのためにも、一つひとつのプレー、土壇場での強さを意識して練習から取り組んでいます。

田 﨑:私たちの場合は、箱根駅伝に出ることが目標になってしまってはいけないと思います。出ることが目標ではなく、箱根駅伝での優勝やシード権といった高い目標を持つことで、練習での意識や取り組む姿勢を変えることが必要です。チームとして高い目標を掲げて取り組んでいきます。

取材者:今年のチームスローガンなどがあれば教えていただけますか?

佐久本:「泥臭く」ですかね。派手なプレーではなく、最後まで勝負を捨てず必死にプレーするといった亜大らしさを見せたいと思います。

田 﨑:陸上競技部は「けんちょうらい」をスローガンとしています。今年ことは巻き返しをはかります。

取材者:新チームも引き続き指揮を執る両監督は、チームにとってどのような存在ですか?

佐久本:生田監督には野球のことはもちろんですが、人として大切なことも熱心に指導していただいて、野球人としてだけでなく、人としての成長をものすごく考えてくださっていると日々感じています。

田 﨑:佐藤監督は人として尊敬できる方です。また、考えなどを押し付けることなく、学生たちの意見を聞いてくれます。

取材者:では最後に、応援してくださるファンの方々へ、メッセージをお願いします。

佐久本:いつも応援いただき、ありがとうございます。皆さまの期待に応えられるよう、チームとして結果を出せるように頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

田 﨑:最近は結果がふるわず、皆さんの期待に沿えていませんが、来年こそはチームで箱根駅伝を走っている姿をお見せすることで、恩返しをしたいと思いながら練習に励んでいます。引き続きよろしくお願いいたします。

取材者:ありがとうございました。両団体の活躍を期待しています。

<2019年1月25日>