学校感染症について
学校保健安全法で定められた学校感染症に罹患した場合、又は疑いがある場合には、感染拡大を防止するため、治癒するまで決められた期間は出席停止となります。学校保健安全法施行規則第19条により、下表のとおり種類と対象疾患が定められています。
分類 |
対象感染症名 |
第1種 |
エボラ出血熱、クリミヤ・ゴンゴ出血熱、痘そう、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎(ポリオ)、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARS)、鳥インフルエンザ(H5N1)
*上記の他、「新型インフルエンザ等感染症」「指定感染症」及び「新感染症」
※新型コロナウィルス感染症は、指定感染症となり、学校安全保健法に定める第一種感染症とみなされます。
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第2種 |
インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く)、百日咳、麻疹(はしか)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風疹(三日ばしか)、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱(プール熱)、結核、髄膜炎菌性髄膜炎
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第3種 |
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎
*上記の他、その他の感染症として、溶連菌感染症、流行性嘔吐下痢症など
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1.医療機関で学校感染症と診断された場合、又は罹患の疑いがあると認められた場合
速やかに大学保健室(hoken@asia-u.ac.jp または 0422-36-3996)まで電話で連絡してください。授業だけではなく、部活やサークル活動も禁止となります。医師の許可が出るまでは登校しないで自宅療養してください。
2.治療後の手続き
医師から治癒したといわれたら、「学校感染症治癒証明書」に病名と出席停止期間を記入してもらい、スキャンデータにて下記の方法で保健室へ提出してください。
提出方法:manaba「学校感染症に罹患したら」コース>学校感染症罹患報告(アンケート)より提出
新型コロナウイルスの感染、または感染の疑いがある場合は手続きが異なります。
以下のページをご確認ください。
なお、新型コロナウイルス感染症においては、診断書及び治癒証明書の提出は求めておりません。
学校感染症を予防するために
- 麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)等の予防接種が推奨されている感染症に罹患したことがなく予防接種歴がない学生は、医師と相談の上、予防措置をお願いします。
- 外出後は、手洗い、うがいを励行してください。
- 十分な睡眠とバランスのとれた食事で体力を低下させないようにしましょう。
- 咳エチケット(咳が出ているときはマスクをつける)を守りましょう。
- 咳が続くときや体調不良、熱(37.5℃以上)、下痢などがあるときは、早めに医療機関で受診してください。
- 学校感染症が心配される場合は、受診前に医療機関に電話で症状を伝え、その指示に従って受診してください。
新型コロナウィルス感染症について
新型コロナウイルス感染症とは?
ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日と言われています。
<感染の仕方>
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがあります。
- 1.飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分に取れない状況で一定時間いるとき
- 2.接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?
■新型コロナウイルスに感染しないようにするために
- (1)手洗い
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などに、石鹸やアルコール消毒液で、こまめに手を洗いましょう。
- (2)普段の健康管理
普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
- (3)適度な湿度を保つ
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
■ほかの人にうつさないために
【咳エチケット】
くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、次のような咳エチケットを心がけましょう。
- ・マスクを着用します。
- ・ティッシュなどで鼻と口を覆います。
- ・とっさの時は袖や上着の内側でおおいます。
- ・周囲の人からなるべく離れます。
【すぐにできる感染予防対策】
風邪やインフルエンザ等の予防と同じと考え、感染を拡大させないためには一人ひとりの感染予防への心構えが大切です。
- ・「3つの密」の回避する
1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
2.密集場所(多くの人が密集している)
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)
- ・マスクの着用、石鹸による手洗いや手指消毒用アルコール消毒による消毒を励行する。
- ・規則正しい生活をし、休養と栄養をしっかりとる。
感染を回避するとともに、他人にも感染させないように徹底することが必要です。
新型コロナウイルスの感染症対策と相談・受診の目安
※2022年3月24日現在
- 1.相談・受診の前に
・発熱等の風邪症状が見られるときは、外出を控える。
・発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
- 2.次の条件に当てはまる方は、かかりつけ医かお近くの医療機関へ電話でご相談してください。かかりつけ医がなく医療機関の選択に迷う方は、厚生労働省や保健所に設置されている相談窓口にご相談ください。
- 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに保健室までご相談ください(これらに該当しない場合の相談も可能です)。
・息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
・重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※) 高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
・上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
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(妊婦の方へ)
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めにご相談ください。
※ご相談は、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」(地域により名称が異なることがあります)の他、地域によっては医師会や診療所等の相談窓口が受け付けている場合もあるので、ご活用ください。
【相談後、医療機関にかかるときのお願い】
- 〇複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
- 〇医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
連絡先は下記のホームページでご確認ください。
関連リンク
亜細亜学園学生健康保険互助組合
- 現行の一般社会保険では、病気やケガで通院した場合、その治療費の70%しか給付されず、残りの30%は自己負担になります。「亜細亜学園学生健康保険」は、学生がその基金を組合費という形で拠出し合い、自己負担となる30%の治療費をこれに充てる事ができるものです(※歯科は給付対象外)。
感染症情報サイト
- NIID国立感染症研究所:
- 厚生労働省:
- 結核予防学会:
- 外務省海外安全ホームページ:
- 世界保健機関(World Health Organization):

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