大学紹介

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近年、大学を取り巻く環境のめまぐるしい変化の中で、大学教育に対する社会からの期待はますます大きくなっています。そのような中で、FD(ファカルティ・ディベロップメント)―教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組み―は、欠かせないものとなっています。

また、大学がその使命を十全に果たすためには、その運営についても一層の高度化を図ることが必要であることを踏まえ、教員、学長等の大学執行部、事務職員、技術職員が大学等の運営に必要な知識・技能を身に付け、能力・資質を向上させるための研修としてSD(スタッフ・ディベロップメント)の機会を設けます。

本学では、FD・SD活動を全学的に推進するために学長を委員長とした全学FD・SD委員会を設置し、一年間を通して様々な取り組みをしています。また、各学部、研究科では、それぞれ活動方針を定め、特色ある活動をしています。なお、これらのFD・SD活動に関する情報を共有し活動を深めていくために、亜細亜大学「FD・SDレター」を年3回発行しています。

平成30年度全学FD・SD活動

テーマ:「教育の亜細亜」をめざすFD・SD活動 ~学生を生涯応援する大学づくりのために~

3つのポリシーに基づく大学の取組みの自己点検・評価と内部質保証、大学改革、学生支援、教育内容・方法の改善およびそのための教学マネジメントなど大学運営に係る業務に必要な知識・技能を身に付け、大学教職員としての資質・能力を向上させるための研修等を推進するため、従来の教員中心のFDに加えて、事務職員も視野に入れた教職協働として全学FD委員会を全学FD・SD委員会と改称します。

FD・SD活動は、各学部・研究科等の各部局FD・SD委員会の活動を主軸として進めるという昨年度からの方針を継続します。全学FD・SD委員会は全学的なFD・SD活動の方針を作成するとともに、各部局FD・SD委員会の活動を支援・調整することを主眼とします。各部局FD・SD委員会は活動状況を年度末に全学FD・SD委員会に報告し、年間の活動報告(各活動への参加人数、学科・研究科等において1回以上FD・SD活動に参加したメンバー割合を含む)を提出します。

また、2016年度後期から開始したIR活動(大学関連情報を収集・分析し、教育・研究等の改善を効果的に進めるために必要な一連の諸活動)をFD・SD活動に有機的に組み込むため、全学FD・SD委員会、各部局FD・SD委員会と連携した活動とします。

各部局FD・SD委員会においては、Faculty Developmentを「学生の学習の質的改善を目的として企画された広範囲の活動」と広く捉える視点を維持し、関正夫氏によるFD4区分、PD(Personal D.)個人的能力開発、ID(Instructional D.)教授法開発、CD(Curriculum D.)カリキュラム開発、OD(Organizational D.)組織開発のうち、従来のPD、ID中心のFD活動をCD、ODを中心とするFD活動に転換する方針を継続します。ODは、「教授・学習のための効果的な組織的環境を創出する試み」としてFDを意識するもので、3つのポリシーの有機的連関性の重視、アセスメント・ポリシーによるカリキュラム吟味に重点を置きます。

研修会

平成30年度全学FD・SD研修会

平成30年度において、これまで全学専任教職員を対象とした学内研究会を以下のとおり開催いたしました。

第1回 3/30

【テーマ】

第1部「平成30年度全学FD・SD活動方針について」
講師:権丈英子副学長
第2部「manabaによる出席管理システムの使い方について」
講師:中村正和情報システム課長
第3部「協同プロジェクトのコンプライアンス上の配慮について」
講師:ロバスト・ジャパン株式会社 中安 豪 氏
公的研究費の研究活動におけるコンプライアンス委員会および公的研究費の研究活動におけるコンプライアンス管理委員会の主催による研究倫理研修会

第2回 5/16

【テーマ】
第1部「WEBによる『授業改善のための学生アンケート』実施に関する操作説明」
講師:堀 玄IR専門部会委員・学長付き教学委員・経営学部教授
第2部「障がい理解のために~模擬授業風に~」
講師:橋本一郎経営学部客員准教授

(平成30年5月16日第2部の研修会風景)

平成29年度全学FD研修会

下記のとおり、全学専任教職員を対象とした学内における研修会を5回(内1回は自己点検・評価委員会との合同)で開催しました。

(平成29年10月31日研修会における経営学部ポスターセッション風景)

(平成29年7月28日AUAP<アメリカ留学プログラム>提携大学スタッフによる報告風景)

第1回 3/31

【テーマ】

第1部「本学のFD方針について」
講師:栗田充治全学FD委員会委員長・学長
第2部「通いたい・通わせたい大学にするために ー亜細亜大学イメージ調査結果ー
講師:八田浩康秘書課長(調査プロジェクトチームリーダー)
   株式会社エデュース担当者(報告)
まとめ:栗田充治全学FD委員会委員長・学長

第2回 5/17

<自己点検・評価委員会と合同ワークショップ>
【テーマ】
第1部(講義形式)
 ①カリキュラム評価の意義、②カリキュラム評価の基本視点、③評価の3つの段階、④評価主体、⑤評価時期と回数、⑥評価基準・方法
第2部(ワークショップ形式)
 講師コンサルテーション、各学科のグループ討議によるカリキュラム・アセスメント・ポリシーの策定発表
講師:佐藤浩章氏 大阪大学全学教育推進機構准教授

第3回 7/28

【テーマ】

「AUAP(アメリカ留学プログラム)提携3大学カリキュラム・アセスメント事例紹介を中心に」
報告:AUAPディレクター、AUAPカリキュラム担当スタッフ

第4回 10/31 【テーマ】
「カリキュラム・マップ作成に関するワークショップ」
講師:小林直人氏 愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室長(副機構長)、愛媛大学医学部総合医学教育センター長・教授、医学部統括教育コーディネーター

第5回 2/23

平成29年度全学FDグループ研究報告会

全学FDグループ研究

平成19年から、全学FD委員会では、グループによるFD活動に対して支援しています。
年度末には、各グループごとに年間の取り組みと成果報告を行い、それぞれの授業改善のためのユニークな取り組みについて、知識や情報を全学で共有化しています。学部内の活動の他、学部の枠を超えた活動を展開しているグループもあります。
平成30年度は下記のとおり5つのグループが活動しています。

「実践を意識した主体的学びと自主学習の促進に向けて」
 本研究の目的は、経営学科の専門科目(特にマーケティング領域の科目)において、カリキュラム体系を念頭に専門知識の習得だけではなく専門知識の活用能力修得を導く(1)実践を意識した主体的学びと(2)自主学習を促進・支援する学習デザインの草案を作成することである。

 具体的な活動内容は入門的なテキストやビジネス書のサーベイ、実務家へのヒアリング、学生へのヒアリング、研究メンバー内での討議、必要に応じて同学部・学科の教員や他大学の教員との意見交換、外部コンテストなどの情報収集と整理などを行う。その際、研究メンバーが担当する科目で実施する取り組みについてもメンバー内で共有を行う。

「教育効果検証方法の開発: 卒業年次生アンケートに基づく学生に求められるカリキュラム・授業方法の検討」
 経済学部では独自に開発したアンケート調査を入学年次に実施し、早くからカリキュラム開発(CD)に取り組んできた。本年度はこの成果を踏まえ、卒業年次生を対象とした学部全体としての教育効果を検証する調査方法を開発し、学生に求められ且つ求めるべきカリキュラム・授業方法のための資料を作成する。入学次と異なり、一堂に集まる機会がない4年生を対象とするアンケートは実施方法が難しく、取り組みの1年目としてはシステムの構築に重点を置く。将来的にはこのアンケートの結果をカリキュラムの改定や授業方法の改善のための資料として活用することを目指す。

「読書習慣を身につけさせる『多文化読書』」
 多文化コミュニケーション学科の学生の図書館利用率が低いことに鑑み、本学科の学生に図書館で本を借りて読むという習慣を身につけさせることを目的とした活動である。
 活動の概要は以下のとおりである。1年生のオリエンテーションゼミⅠ・Ⅱを利用して、学生に読ませたい新書のリストを配り、「多文化パスポート(学生の大学4年間における学修や活動の記録を残すパスポート風の手帳)」に貼らせる。また、図書館での本の探し方、本の借り方の手引きをシールにしたものもセットで貼らせる。
 そして、その中から前期後期2冊ずつで最低4冊をノルマとして、1年間を通して読書をし、読書レポートを提出させる。それよりも多く読んだ学生には「多文化パスポート」のシールで評価する。
昨年度は試験的に冬休みの課題として行ったが、本年度は読書を習慣にさせることを目指して通年で行う。また、日本語での読解力の弱い留学生にも配慮して、留学生用の本のリストも作成する。

 

「教職課程における包括的質保証を考える」
 現在、各大学では「教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組」について広く社会に周知することが求められている。本学教職課程ではその取組の自己点検の準備として、過去2年間にわたり、教員養成の要となる4年生の教職実践演習科目を中心に、予備的な調査を行ってきた。
 昨年度には、文部科学省や東京都教育委員会が策定した教員養成段階におけるコアカリキュラムや「教員として最小限必要な資質・能力」に関する内容が明らかになり、本年度は来年度の新課程開始に向けて、本学の「教員の質」の在り方を明確にしておく必要がある。
本FDグループ研究ではその「質」の基準を整理するために、学生の成長と教員志望の意識の違いに関する個人特性の分析を実施する。
 具体的には教職課程の総括の科目である教職実践演習を中心に、学生の成長と教員志望の意識について、自我同一性、思考特性、実行系機能に関するアンケート調査、教職実践演習の諸活動、教育実習評価、卒業後の進路、課程履修の意義に関する教員面接、等の側面から検討する。それらの結果は教職課程を構成する科目群と諸活動の意義を明確にする指針として役立つはずである。

 

「初年次教育の成果の客観化の試行とその検討―新入学生に対する3Pの具体化に関する研究―」
 新入生は高校までの通学経験と周囲からの情報で大学生活のイメージを膨らませて入学してくるが、大学では授業スタイルも勉学の仕方もそれまでとは異質な内容となる。この齟齬を早期に調整して現実の大学生活プランを練り実践していかなければならない。
 経営学部では、「出会いの広場」および「オリエンテーション・ゼミナール」において、そのことに配慮したプログラムやカリキュラムを設けているが、実際にその成果を検証して客観化し、より良い方向を目指して検討されなければならない。
 本活動では、直接これらに関与する専任教員が定期的に意見交換を重ね、学生のアンケート、成果物などを検討して、よりよい新入生への対応プログラムを研究していくこととしたい。
 具体的には、「出会いの広場」および「オリエンテーション・ゼミナール」を念頭において、次のような活動に取り組んでいきたい。
<学生へのアンケート、成果物の作成の検討>
<グループメンバーのミーティング>(月1~2回程度を予定)
その他、本活動に必要と思われる事項。   

平成29年度は下記のとおり4つのグループが活動しました。

授業改善のための学生アンケート

平成19年から、前期と後期に各1回、全学で「授業改善のための学生アンケート」調査を実施しています。これは授業に対する学生の理解度や意見などを知り、よりよい授業作りに生かすことを目的として行っています。

これまでの主な活動

〈2018年6月27日更新〉