法律学科
法学教育に不可欠な教養的知識の学習及び少人数教育を柱とする法律科目の徹底的な指導を通して、幅広い教養と豊かな人間性を培い、法的思考方法を身につけ、どのような状況においても的確な判断と行動ができ、かつ他人の痛みを真に理解できる人材を育成する。
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
法学部(以下「本学部」という。)は、本学部の学位プログラムを修め、厳格な成績評価のもと、卒業に必要な単位を修得し、次のような能力を身につけた学生に学位を授与します。
- 法学及び政治学の主要分野について、基本的な専門知識を習得している。
- 多様な構成員からなる複雑な現代社会において、さまざまな利害をめぐり生ずる諸問題に積極的に取り組み、真に解決すべき課題を的確に把握する能力を有する。
- 多数者と少数者などの相対立する主張を客観的に捉え、公平な立場から、ルールに則り妥当な解決を導く判断力を有する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
本学部は、ディプロマ・ポリシーで挙げた知識・能力・態度を習得させるために、次のような科目を体系的に編成するとともに、各人の志望に柔軟に対応できるよう、講義、演習を効果的に組み合わせた教育を行います。
<教育内容>
- 高度な専門知識・能力を習得させるため、法学・政治学の体系に基づいて専門科目を配置する。
- 共通教育科目においては、幅広い教養を身につけるため多様な科目を設置するとともに、専門科目の基礎となるべき科目を重視した履修を推奨する。
- 英語をはじめ多くの外国語の学習を可能とし、希望者には、4年間の在学期間の中で留学経験を積むことのできる機会を提供する。
- 法律職、公務員、民間企業など、各人の志望に応じたキャリア教育を行う。
<教育方法>
- 1年次には、大学教育への円滑な導入を図るため、専門科目のなかでも特に基本的な科目を配置し、法学・政治学の基礎力の養成にあたる。
- 2年次以降は、将来の進路に合わせた4つのコースからなるコース制を設け、各学生はいずれかのコースに所属する。各コースには、学生の志望に適した科目を重点的に配置し、それらを下級年次から上級年次へと段階的に履修することで、系統的な学習を可能とする。
- 1年次では、オリエンテーションゼミと基礎演習を必修科目とし、学生の履修をきめ細かく支援する。2年次はテーマ演習、3、4年次は専門演習などの演習科目を設置して、希望者には、4年間を通じて少人数の対話型授業を受講することのできる機会を設ける。
- 初年次には、演習授業を通じて就職活動への動機づけとなるキャリア教育を行うとともに、上級年次では、各人の志望に応じた進路選択を可能とするよう、多様かつ段階的なキャリア教育を提供する。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
本学部は、ディプロマ・ポリシーで挙げた知識・能力・態度を持つ人材を育成するために、次のような資質を持った人が、広く全国から、またアジアを中心に世界各国から入学してくることを期待しています。特に、本学部の伝統を理解し、これを未来に伝えるとともに、未知への挑戦を恐れず、新たな伝統を形成する積極性を持つ人を歓迎します。
そのために、多様な選抜方法を実施し、多面的・総合的評価を行います。
- 法学部の教育内容が理解できるように、高等学校の教育課程における国語や外国語(英語)、地理歴史、公民などの基礎的な学力を習得している。
- わが国の法や政治に関心を有し、本学部で学ぶ知識・技能・態度・体験を社会のために活かしたいという意欲がある。
- 学業のみならず、幅広い経験を通じて、社会の出来事から問題を発見し、自ら思考、判断し、行動へと結びつけることができる。
- 社会・公共への広い関心を有し、自分と異なる意見にも耳を傾け、対話することのできる柔軟な精神を持っている。
- 本学部で学ぶ4年間で、自らのスキルやキャリアを向上させる意欲と明確な目的意識を持つ。