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《結果発表》第5回 亜細亜大学高校生アジアフォトコンテスト
INDEX
亜細亜大学では7月7日から9月21日にかけて、高校生を対象に、アジア地域の文化や習慣を身近で発見してもらう文化企画として『ミライのアジア』をテーマに5回目となる写真コンテストを実施しました。個人および写真部などから54件の応募をいただくことができました。ご応募いただいた皆様、当企画をご紹介いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
この写真コンテストでは、海外渡航によるリアルな交流だけでなく、メディアコンテンツの発達により国や言語を超えた文化交流が盛んになって久しい今日において、高校生がイメージする“アジア”を見つめました。
■審査員長
■特別審査員(2名)
・亜細亜大学写真部学生
■審査員(3名)
・国際連携部インターナショナルセンター
===《 総 評 》===
今回も本当にすばらしい作品が多く、審査には頭を悩ませました。テーマ「ミライのアジア」に対し、 皆さん一人ひとりが不透明で不安の多い時代の中でも、足元を見つめながら、しかも高い視点で未来を捉えていることに深く感銘を受けました。 「未来は与えられるものではなく、創り出すもの」——その思いを作品から強く感じました。次回も、皆さんの新しく自由な視点に出会えることを楽しみにしています。
(審査員長 大泉 啓一郎)
今回も本当にすばらしい作品が多く、審査には頭を悩ませました。テーマ「ミライのアジア」に対し、 皆さん一人ひとりが不透明で不安の多い時代の中でも、足元を見つめながら、しかも高い視点で未来を捉えていることに深く感銘を受けました。 「未来は与えられるものではなく、創り出すもの」——その思いを作品から強く感じました。次回も、皆さんの新しく自由な視点に出会えることを楽しみにしています。
(審査員長 大泉 啓一郎)
最優秀賞 1名
「日々の営み、たくましき人」/井上 慧さん(愛媛・県立上浮穴高等学校)【組写真】



講評
高齢者と成人、子どもと連なる3枚の写真は、バングラディシュの人々の営みを生き生きと表現している。最初の近接した高齢者の写真は屋台の瞬間を捉えており、次の写真は横に伸びる道と縦に伸びるレンガの塀を表現している。最後の写真は、大きな洗濯物と子どものコントラストがアジアのミライを感じさせるものとなっている。3枚に一貫するテーマとバランスの優れた作品であると高く評価できる。
(審査員 高山陽子)
高齢者と成人、子どもと連なる3枚の写真は、バングラディシュの人々の営みを生き生きと表現している。最初の近接した高齢者の写真は屋台の瞬間を捉えており、次の写真は横に伸びる道と縦に伸びるレンガの塀を表現している。最後の写真は、大きな洗濯物と子どものコントラストがアジアのミライを感じさせるものとなっている。3枚に一貫するテーマとバランスの優れた作品であると高く評価できる。
(審査員 高山陽子)
優秀賞 2名
「《都市の拡張》」/カク イチユさん(新潟・私立開志国際高等学校)【組写真】



講評
「都市の拡張」と題された3枚の組み写真は、北京の西南に位置する山西省の山中における都市建設の風景を切り取っている。急激な都市化は近代に特有の現象であり、サイエンスフィクションの舞台も多くは都市である。山肌を削り山中に突如として現れる近代都市は、発展する未来のアジアを象徴するとともに、どこかディストピア感も漂わせ、撮影者である高校生の「みらい」への期待と不安が凝縮されている。林立するタワークレーンや高層ビル群、山の傾斜が、水平・垂直のラインを強調し、奥行きがある写真となっている。
(審査員 水野明日香)
「都市の拡張」と題された3枚の組み写真は、北京の西南に位置する山西省の山中における都市建設の風景を切り取っている。急激な都市化は近代に特有の現象であり、サイエンスフィクションの舞台も多くは都市である。山肌を削り山中に突如として現れる近代都市は、発展する未来のアジアを象徴するとともに、どこかディストピア感も漂わせ、撮影者である高校生の「みらい」への期待と不安が凝縮されている。林立するタワークレーンや高層ビル群、山の傾斜が、水平・垂直のラインを強調し、奥行きがある写真となっている。
(審査員 水野明日香)
「静寂」/青山 拓さん(福井・県立丹生高等学校)【単写真】
講評
夏の花を持つ浴衣姿の少女が、水の張られた鉢を静かに見つめている。鉢の中に何があるのか、少し立ち止まり想像したくなる。黄色い花のブーケや浴衣、色とりどりの風鈴の短冊は華やかだが、風鈴の短冊はぴたりと止まっている。これが作品のタイトル通り、「静寂」を感じさせるのである。床が濡れているのは雨が降ったからだろうか。雨上がりの穏やかな静けさ、陽の光、蝉の声が聞こえてきそうな日本の夏が写されており、我々のすぐ隣にもこうして「アジア」が存在していることを示す一枚である。
(国際連携部インターナショナルセンター )
夏の花を持つ浴衣姿の少女が、水の張られた鉢を静かに見つめている。鉢の中に何があるのか、少し立ち止まり想像したくなる。黄色い花のブーケや浴衣、色とりどりの風鈴の短冊は華やかだが、風鈴の短冊はぴたりと止まっている。これが作品のタイトル通り、「静寂」を感じさせるのである。床が濡れているのは雨が降ったからだろうか。雨上がりの穏やかな静けさ、陽の光、蝉の声が聞こえてきそうな日本の夏が写されており、我々のすぐ隣にもこうして「アジア」が存在していることを示す一枚である。
(国際連携部インターナショナルセンター )
特別審査員賞 1名
「不登校から世界に飛び立つ」/佐藤 瑞姫さん(青森・県立尾上総合高等学校)【組写真】


講評
極めて私写真ですが、写真本来の持つ役割はこういう写真にある気がします。自身の辛い経験から一歩踏みだした時の怖さや高まりを、この写真がいつか大人になったあなたに思い出させてくれる日がくるでしょう。このフォトコンテストでの受賞がまた一歩ミライへと踏みだす力になることを願っています。
(特別審査員 須田卓馬)
極めて私写真ですが、写真本来の持つ役割はこういう写真にある気がします。自身の辛い経験から一歩踏みだした時の怖さや高まりを、この写真がいつか大人になったあなたに思い出させてくれる日がくるでしょう。このフォトコンテストでの受賞がまた一歩ミライへと踏みだす力になることを願っています。
(特別審査員 須田卓馬)
亜大賞 10名
(順不同)
「月見塔」/佐野 心優さん(東京・都立晴海総合高等学校)単写真
「街は今」/武島 伍希さん(東京・私立武蔵野大学高等学校)単写真
「ミライの夜明け」/小田島 誠慈さん(埼玉・国立筑波大学附属坂戸高等学校)単写真
「変わらない」/後藤 睦貴さん(群馬・私立高崎商科大学附属高等学校)単写真
「赤褐色の警鐘」/通山 栞奈さん(埼玉・県立鳩ヶ谷高等学校)単写真
「変わらない街並み」/才木 あすかさん(長崎・県立川棚高等学校)単写真
「ミーソン遺跡」/今井 咲希さん(東京・私立香蘭女学校)組写真3枚
「80回目の特別な1日」/小林 龍ノ介さん(東京・私立関東国際高等学校)組写真3枚
「ゲルの中で繋がった夏」/花田 稟果さん(宮城・私立仙台育英学園高等学校)組写真3枚

「近代都市と一艘の船」/豊島 侑苺さん(東京・私立駒込高等学校)組写真2枚

お問い合わせ
亜細亜大学 企画部経営企画課kikaku@asia-u.ac.jp
〈2025年11月1日更新〉