体験者の声・留学成果(AUGP)

AUGP
Asia University Global Program

タロンガ動物園_TOP
中山 いちご(NAKAYAMA Ichigo)
派遣先:オーストラリア・シドニー(インターンシッププログラム)
タロンガ動物園△タロンガ動物園にて
まず初めに、私がなぜAUGP制度を利用してオーストラリアでのインターンシップを選んだかお伝えします。高校生時代に一年間オーストラリアに留学していました。「もう一度行きたい。でも今度は長くなくていいし、語学留学ではない形で海外に行って自分の力を試したい。」と思っていた時に、短期間留学制度であるAUGPを見つけました。様々な国の中で唯一、オーストラリアのみインターンシップが行える国であった為、AUGPインターンシップに参加することを即決しました。

5週間という短い期間でしたが、非常に濃く、充実した時間を過ごすことができたと思います。研修期間中、初めの1週間は語学学校で過ごし、残りの4週間をホテルでのインターンシップを行いました。語学学校では最初に受けるテストによってクラス分けをされ、同等レベルの留学生と共に少人数クラスで授業が行われました。クラスメイトがとても意欲的に授業に参加する姿勢に刺激を受け、英語を勉強するのに最適な環境であったと思っています。インターンシップ先のホテルでは、主にコンシェルジュとして実際に働きました。コンシェルジュとはお客様のあらゆるご要望にお応えするお仕事です。私が働いていたホテルは旅行用途で宿泊される海外からのお客様が多かった為、近くの観光地や交通機関といったホテル付近の情報を頭に入れて働いていました。
インターンシップ先のホテル△インターンシップ先のホテル
ホテルでのインターンシップを終えて一番印象に残ったことは、日本と海外の「ホスピタリティ」の違いです。日本では接客時お客様は敬う存在とされ、丁寧さが求められます。また接客する側とされる側には一定の距離がいつも生じている、と私は思っています。一方で今回オーストラリアでのインターンシップでは、比較的フランクで友人のような温かい、安心感がある接客をしている従業員が多く見受けられました。その為オーストラリアのホスピタリティはお客様と接客をする側には絆のようなものが存在していると感じました。私はホスピタリティ・マネジメント学科に所属し、ホスピタリティ産業を学んでいるからこそ、身をもってその違いを体験できたことが嬉しかったです。稀にホテル側からアイスやお菓子が従業員に配られる日があり、それを楽しみにお仕事を頑張ったことも印象に残っている思い出の一つです!

最後に、留学を経験して、やはりまだまだ自分の英語力は伸び代があると感じました。言語学習へのモチベーションが更に高まったので、より真剣に勉強に取り組み、レベルアップを目指していきたいと思っています。また海外での働き方を直で見て実際に体験し、魅力的に感じた部分がありました。これから就職活動が始まりますが、海外に関わる仕事も視野に入れつつ、これから始まる就職活動を頑張っていきたいです。
AUGP_田中
田中 美穂(TANAKA Miho)
派遣先:オーストラリア・シドニー(インターンシッププログラム)
AUGP_田中01
田中 美穂(TANAKA Miho)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科

  • 平成26年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・イースタンワシントン大学に留学
  • 平成27年度 AUGPオーストラリア(シドニー)に参加 約5週間シドニーで語学研修、インターンシップを経験
  • 平成28年度 AUEPに参加 約1年間アメリカ・セントラルワシントン大学に留学中

AUGPに参加したきっかけは?

今回AUGPシドニーに参加するにあたって、私は3つの目標を立てました。一つ目は、多国籍国家であるオーストラリアで多文化共生を体験すること。二つ目は、語学学校やインターンシップ先などで人脈を広げること。そして最後に、旅行会社でのインターンシップにおいて専門的な英語(ビジネスで通用する英語)を習得することです。

語学授業はどのように行われていましたか?

最初の語学学校での英語の授業は、朝8時から12時まで行われており、担当していたのはオーストラリア出身とイギリス出身の教員で、クラスは17人程度、その半分以上が中国人でその他日本人、韓国人、イラク人、コロンビア人の学生など国際色豊かなクラスでした。
授業では毎回テーマを用いて、ペアになり意見交換をしたり、テーマに沿ったゲームをしたりと楽しみながら受けることができました。課外授業では博物館へ行き、オーストラリアの先住民であるアボリジニに関する展示を見学するなど、オーストラリアの歴史についても学ぶことができました。毎回の授業で新しい単語を学び、オーストラリア特有の言い回しも知ることができ、日々成長を感じることができました。インターナショナルなクラスであったからこそ、テーマに対するディベートを通してそれぞれの国の文化や習慣について伝え合い、異文化理解につながったと感じました。

現地でのインターンシップではどのような経験をしましたか?

AUGP_田中02
インターンシップにおいては、現地の旅行会社でカーレンタルのサポート と、別の旅行会社とのやり取りにおける事務サポートを主にしていました。 まったく知識のなかった車やカーレンタルの会社について知ることができ、 英語でのやり取りのメールの中で、ビジネスで使う、より丁寧な伝え方や 新たな語句を学びました。
外資系企業ということで日本人は自分のみだったため、より英語を聞き取る力・伝える力がついたと実感しています。 オフィスには出身国の異なる人々が共に仕事をしており、彼らの中には学生をしながら働いている人もいました。異なる背景を持つ人々が互いの違いを理解しながら共に働く様子は、心に深く残っています。

授業やインターンシップ以外ではどのように過ごしていましたか?

AUGP_田中03
授業やインターンシップ以外の自由時間や週末は、できるだけ 観光地や街中を散策しようと外で過ごすようにしていました。 平日は街から近くの観光スポットを訪れ、クラスでできた友達と ランチへ行ったり、コーヒーを買って公園でただ過ごしたり しました。
街中には様々な国の料理が食べられるレストランやカフェが多く、毎日異なる国の料理を味わうことができます。また、オーストラリアでは 学校も会社も朝が早いため、カフェも開くのが早く、皆朝ごはんを買って出勤していて、朝から公園で運動している人も見かけました。都会の中にある公園は皆がくつろぐ場所で、お昼の休憩時間にサラリーマンが昼寝をしていることもあり、日本とは異なる習慣が見られて新鮮でした。

AUGPでの留学を総括すると?

この留学生活で楽しかったことは、多くの人に出会い、ネットワークが広がったことです。キャンパスで出会ったイラク出身の女性とは、私が大学で第2外国語として学んでいたアラビア語を通じてより深くコミュニケーションをとることができました。今まで出会ったことのない国の出身者と出会う機会が多くあったため、新たに知ることが多く、毎日勉強の日々でした。
多国籍国家、オーストラリアでの5週間の留学で、多くの人に出会うことができ、多文化共生社会を体験することができました。特に、インターンシップでは、目標としていたビジネス英語を習得することができ、これから参加する交換留学(AUEP)にもつながったと思います。将来海外の旅行会社で働くことを考えているため、今回実際にビジネスの現場で体験できたことで、さらにその目標への気持ちが強くなりました。今回の経験で、専門的知識のみでなく一般教養も必要であると感じたため、帰国後も勉強して将来に活かしたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_田中01
留学後の成果_田中02
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安部 真規子(ABE Makiko)
派遣先:ニュージーランド
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安部 真規子(ABE Makiko)
国際関係学部 国際関係学科

  • 平成26年度 AUGPアイルランドに参加 約3週間リムリック大学に留学
  • 平成27年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・サンディエゴ州立大学に留学
  • 平成28年度 AUGPニュージーランドに参加 約4週間アラ・インスティチュート・オブ・カンタベリー(旧クライストチャーチ・ポリテクニック工科大学)に留学

AUGPに参加したきっかけは?

もともと知らない土地へ行くことや新しい人に出会うのが好きだということ、また5か月間のAUAPで培った英語力や経験を活かして留学してみたいと思ったことがきっかけでした。
その中でもニュージーランドを選んだのは、自然が多く落ち着いた雰囲気に惹かれたのと、東日本大震災と同時期に大きな地震が起こった街であるということに関心を持ったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

15人程度の少人数のクラスで、ペアワークやグループワークが中心の授業でした。クラスメイトや先生と会話をしながら、楽しく文法やボキャブラリーを学ぶことができます。
面白かった授業は、ロールプレイと音楽を聴く授業です。ロールプレイは、クラスメイトとペアを組み、テーマに合わせて短い芝居をします。それぞれの個性がでていて、内容を考えるのもみんなの芝居を見るのも、とても楽しい時間でした。音楽は、ひとりの生徒が好きな曲をクラスメイトに披露し、単語を聞き取ったり歌詞の意図を考えたりする授業です。披露する生徒が先生の立場になって授業を進める形なので、新鮮な気持ちで楽しく受けることができました。
全体的にコミュニケーションをとる機会がとても多いので、スピーキングやリスニングの力がつき、クラスメイトと仲良くなりやすい環境でした。

留学を振り返って楽しかったことや印象に残っていることは?

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最も印象に残っているのは、休暇を利用して行ったマウントクックとテカポ湖です。マウントクックは世界遺産に登録されている山々で、テカポ湖は世界で一番星が綺麗に見られると言われている場所です。日本では出会うことのできない壮大な山や湖、星空を見て感動し、ニュージーランドに来て良かったと心から思いました。また仲間と共に宿泊施設で自炊をしたり、ステイ先のファームで動物たちと触れ合ったりしたのも印象深い思い出です。一生忘れられない旅行になりました。
また、日常の中で印象に残っていることは、震災の復興状況です。未だ多くの建物が工事中で、壊れかけたまま放置されているビルもありました。日本に比べゆっくりではありますが復興中の街の様子を実際に見て、本当に大きな地震だったのだと感じました。

これまでAUAP、AUGPアイルランドとさまざまな留学プログラムに参加した中で、今回のAUGPニュージーランドの経験はどのようなものでしたか?

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これまで参加したAUGPアイルランドやAUAPは、自分の英語力を伸ばす場と思い参加してきました。それに対して今回のニュージーランドは、英語力をさらに伸ばすというだけではなく「今までの留学で得たものや後悔をどれだけ活かせるか」と考え参加しました。
実際にこれまでの留学で英語力や行動力に自信をつけてきたことで、ニュージーランドでは何事も積極的に前向きに取り組むことができました。自分から進んで行動することで、1か月という短い期間でも密度の濃い経験ができたと思います。例えば、これまでの留学で「ホストファミリーと過ごす時間が少なかった」という後悔も、ニュージーランドでは自分から進んで誘うこと、そしてなんでも本音を話すことで、より親密な関係を築くことができました。これまでの留学経験を無駄にせず、今回のAUGPでさらに成長できたと感じています。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_安部01
留学後の成果_安部02
AUGP_吉川
吉川 千菜枝(Kikkawa Chinae)
派遣先:マレーシア
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吉川千菜枝(Kikkawa Chinae)
経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科

  • 平成26年度 AUGPマレーシアに参加 約4週間マレーシア・UCSI大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

私が今回、マレーシアへの短期留学プログラムであるAUGPに参加した目的は2つあります。
 
1つ目は英語のスキルを上げることです。英語は世界で1番話されている言語です。自分自身の英語のスキルを上げ、もっとグローバルに活動したいという思いがありました。そして、2つ目はマレーシアの文化を知ることです。留学前、マレーシアのことを調べていると、マレーシアは多民族国家であることがわかりました。マレー人、華人、インド人を中心に他の民族の方々といっしょに共存しており、日本とは異なったカルチャーに興味深い思いでいっぱいでした。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は8時~12時の時間帯で、朝早くから授業が始まりましたが、早朝からの授業に対しての抵抗はありませんでした。1ケ月しかないマレーシア生活を思う存分、楽しみたかった私にとっては、朝早くから活動できることは嬉しいことでした。
 
授業内容はやや簡単に思える部分もありましたが、理解している内容を英語で聞いて学ぶことは別格で、苦手だったSpeakingとListeningのスキルを上げることに繋がりました。結果、日々の授業に真剣に取り組むことができました。私のクラスは他のクラスに比べて比較的、日本人が少ないクラスであったことが良かった点でもあります。できるだけ英語のある環境で過ごしたかった私にとっては最適な環境でした。
 
語学授業の他にも、マレーシアの文化を学ぶクラスを受講し、マレーシアの企業を訪問する機会に恵まれました。

短期間の研修でどのように語学力を上げましたか?

留学前は英語のスキルを上げたいという思いが強かったため、マレーシアでの授業以外の英語の学習は、日本から持ってきた教材を使用する計画でした。しかし、実際にマレーシアに来てすぐ、この勉強方法は良くないと感じ、できるだけ外国人と会話をするのがベストだと考えました。日本の教材を使っての学習は夜に自分の部屋に戻ってからするようにしました。
 
留学の最後の方には、日本人私1人が外国人の中に混ぜてもらうことも多々ありました。同じ研修に参加していたメンバーの中には、クアラルンプールの中心部にあるツインタワーに何度も行っている人がいて、「なぜ何回も行くのか?」と尋ねると、「一緒に行く人たち(他国の留学生または現地の学生)と過ごすことに意味があるから」と言われ、意識が高いと感じました。

現地はどのような生活を送っていましたか?

わたしは「1ケ月しかないから日々を充実させる」という思いが強すぎたため、朝から夜まで活動し、充実した楽しい時間を過ごすことができました。ですので、休日の自由時間に寝て過ごすという考えは嫌でした。寝るくらいならどこかへ出かけたい、何かをしたいと思っていました。マレーシアは日本と比べて物価が安く、毎日が外食文化であったことがとても新鮮で、日々「今日は何を食べようかな?」と考えていました。さらに、今まで食べたことのない食べ物にも出会うことができて幸せでした。そして、留学を通してマレーシア人、韓国人、中国人、インドネシア人、タイ人、ヨルダン人、リビア人、カザフスタン人など様々な国の友達と知り合えたことが留学の収穫の一つです。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

私は影響されやすい性格なので、留学最終日はもっとマレーシアで過ごしたいという思いに駆られました。日本に帰国してからは、英語はもちろんのこと、韓国語や考えてもいなかったアラビア語を学びたいとも思いました。このような興味が湧いたのも、マレーシアでの留学生活のおかげだと思います。
 
今回の留学で、マレーシアに興味を持ち、そこからマレーシアの「観光業」に興味を持つようになりました。卒業後は、マレーシアで観光業を学ぶと決めています。
 
マレーシアは、マレー人を中心に中国人やインド人など、様々な民族が共存している「多民族国家」です。それに伴い、多様な言語、多様な食文化といった日本にはない「多様性」が富んでいる国です。この夏マレーシアを訪れて、「英語学習」+「異文化体験」をしてみてください!

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_吉川
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中島 弘隆(NAKAJIMA Hirotaka)
派遣先:フランス
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中島 弘隆(NAKAJIMA Hirotaka)
法学部 法律学科


  • 平成27年度 AUGPフランスに参加 約4週間フランス・ブルゴーニュ大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

フランス語をより学びたいということと、フランスの文化に直接触れたいという理由からです。英語の次に話者の多いこの言語を学んで、将来に活かしたいということもありました。
 
そもそも海外留学を選んだのもただ海外に行きたいからという理由ではなく、元からヨーロッパ、特にフランスに興味があったことも大きな理由です。歴史や文化は日本にいても調べることはできますが、自分で観たり感じたりしなければ本当のところはわからないと思い、参加しました。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

AUGP_中島02
授業は1日4時間ありました。文法を学んだ後に会話で実践するというのが基本的な授業内容で、加えてディクテ(フランス語を聞いて、それを書き取ること)などを行いました。

文法の授業、会話の授業などと分かれているわけではなく、1回で様々なカテゴリを学びました。文法に関しては既に習ったことが多く復習する形でしたが、それをフランス語で聞いて理解するのは難しく、特に最初の方はそれを強く感じました。しかし注意深く聞いていたので、日本では練習できなかった「聞き取る力」を大いに養うことができました。

語学の授業の他は、放課後に希望する学生が受講できる文化の授業もありました。1週間に1つのテーマで、音楽や社会など興味深い内容の講義でした。語学の授業と違いフランス語も難しいものでしたが、少しずつ辞書で調べたりしながら、楽しく受講していました。

また、大学主催の課外授業があり、ボーヌへ行きました。シャトーやワイン畑の見学もできました。以前から興味もありましたし、フランスの文化を知る上では欠かせないものですので、実際にその文化に触れられたことはとてもいい経験になりました。 授業以外でも、現地の人と会話することで伝えることの難しさを実感し、ただ授業で習っただけでは意味がなく、その言語を使うことで身についていくものなのだと気付かされました。ほかにも、頻繁に中心部や郊外を散策して本にも載ってないような発見や、日本にいてはわからないような文化の違いなどを、肌で感じることができました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

楽しかったことは挙げればきりがありませんが、同じフランス語を学んでいる人と知り合えたことは自分にとって1つの大きな収穫と言えると思います。同じぐらいの年齢で自分よりもはるかに語学力がある、そんな友人ができ、いい刺激をたくさんもらいました。
 
事前研修の際にいわゆるカルチャーショックに陥る人もいる、と適応手段も含めて指導されて多少心配してはいましたが、そのようなことにはなりませんでした。日本とは違う、慣れない文化に早く溶け込みたいなと思いどんどん吸収していき、異文化ストレスを存分に楽しんでいました。確かに自分の言いたいことが現地の人にうまく伝わらないこともありましたが、そこは相手の理解力に助けられ、人々の優しさを実感した面もありました。
 
終わりに近づくにつれてフランス語が理解できるようになり、嬉しさの反面、もうこの留学が終わってしまうという残念な気持ちがありました。最後に街を離れる際には先生や寮長にフランス語が進歩していると言われ、とても嬉しかったことを覚えています。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

今回の留学で視野を大きく広げることができ、可能性も道筋もたくさん見えました。この経験を決して無駄にせず、必ず活かしていきたいです。できることならフランスに関わる仕事に就きたいです。
もちろんフランス語はこの先ずっと続けるし、フランスにはもっと魅せられるのだろうなと思っています。 非日常の中の日常というのはとても刺激的なもので、忘れられることではありません!

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_中島01
AUGP_清水
清水 香菜(SHIMIZU Kana)
派遣先:韓国
AUGP_清水01
清水 香菜(SHIMIZU Kana)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科


  • 平成26年度 AUGP韓国に参加 約3週間韓国・慶煕大学校に留学
  • 平成27年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・セントラルワシントン大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

以前から韓国について興味があり、何度か旅行で訪れていましたが、留学をすることによって実際の生活や文化を体験してより知識を深め、今後の就職活動に活かしていきたかったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業時間は50分で、私としてはとても短く感じました。内容は毎日「聞く・話す」の授業をやり、週に1、2回ある文化特講という授業では、「書く」授業を選択しました。「聞く・話す」の授業では日常生活で使えるフレーズや様々な文法を学び、日本語には無い難しい発音を1人ひとり先生が見てくださいました。文化特講では「書く」授業を今回集まった百十数人いる留学生の中で4人しか選択しなかったので、先生が毎回1人ひとり細かく見てくださいました。そのため留学前は文章が少ししか書けませんでしたが、友達の紹介ができるぐらい長く書くことができるようになりました。先生は韓国人で、日本語を少し話せる方もいましたが、ほとんど韓国語を話しながらの授業だったので話を聞き取るだけでも勉強になる環境でした。
また、今回の3週間の留学期間の中で2回行われた現地学習では、1回目に陶磁器製作、韓国民族村の見学をし、2回目はソウルタワーの見学、「乱打」の観覧、景福宮の見学をしました。そして日本のお盆のような秋夕休み以外は毎日授業があり、宿題も毎日ありました。
留学期間中に韓国のグローバル企業を訪問する機会があり、Samsung d’light(サムスン電子のグローバルブランド広報施設)を訪ね、お話を伺いました。デザイン性などをより幅広く生み出すために、現在韓国人の社員よりも海外の社員や女性を起用しているそうです。Samsungだけではありませんが、他にも海外の社員を必要としている企業は多いと私は思います。海外で活躍したり、日本人のアイデアを世界に広げていくためにも英語は必要不可欠なので、意思疎通ができるようにならなければならないと思いました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

韓国人と話をして意思疎通を図ることができたのは嬉しかったのですが、私の勉強不足で分からない単語や文法などが出てきたときにお互い戸惑ってしまい、言いたい事を言えなかったことがありました。このような事が何度もあり、留学に行く前からもう少し勉強すればよかったと思いました。また日本語には無い発音が韓国語には多いので、慣れていない発音をしても通じなかったこともありました。
言葉の面で成長できたこともあり、苦しんだこともありましたが、トウミ(留学生の韓国語学習の手助けをする、慶煕大学校の学生チューター)の方や他の韓国人の友人に韓国人しか行かないような所へ案内してもらったり、旅行では滅多に食べないようなものを食べたり、目標としていた「現地の方の中に溶け込んで生活する」ということができ、とても楽しい留学生活を送れました。また、寮の隣にあるコンビニの店員さんや大学の近くにあるコーヒーショップの店員さん、買い物をしている際に仲良くなった店員さんなど、そこへ行くたびに私のことを覚えてくださっていて、笑顔で優しく接してくれました。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

もともと留学したいという願望がありましたが、海外で生活できるのか、その国の言語を上達することができるのかなど不安な気持ちがありました。しかし今回留学してみて、慣れない生活だけれど不安を自信に変える力やチャレンジ精神がつきました。そして私はAUAPでの5ヶ月間のアメリカ留学を控えています。3週間とは大きく違って長期間の滞在になるので、今回とはまた違った不安も出てくるかもしれません。ですが、そこでもどう最大限吸収できるのか自分で考えて過ごしたいと思っています。
また、今回のAUGP韓国で会話をすることはできたけれども、まだ分からない部分があって言いたい事をしっかり伝えられなかったという後悔もあるので、日本で韓国語の勉強をより一層励み、再び韓国留学をしたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_清水01
AUGP_西田
西田 直樹(NISHIDA Naoki)
派遣先:中国
AUGP_西田01左が西田君
西田 直樹(NISHIDA Naoki)
法学部 法律学科


  • 平成29年度 AUGP中国に参加 中国・北京師範大学に約3週間留学

AUGPに参加したきっかけは?

私がグローバルプログラム(AUGP)中国に参加したきっかけは2つあります。1つ目は、中国語検定三級を2回とも不合格になってしまったので、中国語に毎日触れる環境で生活すれば必ず上達して検定に合格できると考えたからです。2つ目は、中国人の友人や留学生と会話をしているうちに文化の違いにとても興味を持ち、自分の目で確かめてみたいと思ったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は全て中国語で行われ、1、2限がライティングとリーディング、3、4限がスピーキングとリスニングでした。
1、2限の内容は教科書の単語などを読んだり、問題集を解いたりする授業、3、4限は北京師範大学の研究生が主に教科書の内容に沿ってパワーポイントを使って行われる授業でした。3、4限の授業はグループに分かれて討論をする事が多く、中国語を話す事に慣れていない私には積極的に話す良い機会になりました。またコミュニケーション能力の向上にも繋がると感じました。
 
課外授業では万里の長城、頤和園や京劇などを見に行きました。テレビで見た事があったので特に期待はしていなかったのですが、間近で見ると鳥肌が立つほどすごく感動をしてしまい、歴史の深さを感じました。また中国に行ったら必ず観光したいと思うほどでした。

留学で一番成長を感じたことは?

私は今回の留学で中国語のクラスを一つ下に下げるか下げないかを大きく悩んだ事がありました。なぜなら、私のクラスの大半の人は中国語で様々な会話ができるほどレベルが高いのに、私は最初の授業から内容をほとんど聞き取ることができず、劣等感や恥ずかしさを感じたからです。授業中質問されるのが怖くて下を向いて授業を受けてしまう事もありました。
 
しかし、思い切ってこの悩みを担当の先生やクラスのみんなに伝えると、馬鹿にされると思っていたのですが、一緒に頑張ろうと励ましてくれる人がいました。私はまさか励ましてもらえるとは思っていなかったので、本当にこのクラスのみんなともっと一緒に学びたいと思い、毎日予習復習を2、3時間欠かさずに頑張りました。少しですが授業の内容を聞き取ることが出来るようになり、下を向かないで積極的に発言することが出来るようになりました。
 
私は今回の留学でこのような困難が起きてくれて良かったなと思いました。今までこういう状況に陥ると逃げてばかりいた自分が、向上心の高い人ばかりいる環境に行く事で、自分をもっと高めたいと心の底から思えるようになったからです。

留学を終えての今後の目標は?

AUGP_西田02街頭でのアンケート調査
留学に行く以前は夢が無かったため、とりあえず中国語検定に合格して履歴書に書けば就職しやすくなるといった、単純なことしか考えていませんでした。しかし、今回の留学でさまざまな困難にぶつかって色々な角度から物事を考え、逃げ出さずに乗り越えることができました。その結果、今までなかった将来の夢を作ることができ、これまでの自分にはなかったスキルを身につけることが出来ました。

次の目標は交換・派遣留学生制度(AUEP)で長期間中国に留学し、ビジネスで使える中国語を身につけ、日本との価値観の違いや相手の立場に立って問題を理解出来るようになりたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_西田01
中国語検定3級を取得
AUGP_菅野
菅野 岬(SUGANO Misaki)
派遣先:インドネシア
AUGP_菅野01
菅野 岬(SUGANO Misaki)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科


  • 平成27年度 AUGPインドネシアに参加 約4週間アル・アズハル大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

大学でインドネシア語を学んでいく中で、実際に現地へ行き生活を体験したいと思うようになったことです。語学力の向上も勿論ですが、宗教にも興味があり、インドネシア人の多くが信仰しているイスラム教についても、その生活を間近で見てみたいという気持ちがありました。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は午前8時30分から正午、または午後3時まででした。1時限が90分で休憩が30分、昼の休憩は90分あり、1日に2時限から3時限ありました。授業内容はインドネシア語の文法、会話、読解、ライティング、リーディングです。
 
課外授業として、Car Free Day(日曜日に自動車の運転が禁止される時間帯)、モナス(独立記念塔)、タマン・ミニ(インドネシアの歴史や文化を再現したテーマパーク)、バンドン(ジャカルタ近郊の都市)へ訪問しました。また、市場で値段交渉の練習も行いました。
 
担当教員は主に日本語学科の先生方でしたが、なかには他学科の先生方による授業もありました。加えて、日本語学科の学生の方々が授業の補助をしてくださいました。宿題は基本的に授業中に終わらなかったものを行うというもので、大体毎日あり、授業中のテーマについて作文を書くというものでした。例えば、ジャカルタと自分の住む町の比較、家族について、交通機関について、買い物について、などです。
 
また、日系企業(今年度は味の素株式会社)の訪問もしました。企業理念やインドネシア向けの製品の紹介など聞いた後、工場内を見学しました。文化体験として週に1回程度、午後4時から6時までインドネシアの伝統楽器であるアンクルンの練習をし、修了式の前には成果発表もしました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

留学中、私はいつもメモ帳とペンを手に持って移動しており、移動中や休み時間など、友達や先生と話しているときに分からなかった単語をメモする習慣を作りました。分からない言葉がたくさんあり過ぎて、はじめのうちはメモを取ってばかりでしたが、メモをした単語を覚えることで会話力は上がったと思います。また、EとU、LとR、NとNGの発音と聞き分けがとても難しく、友達や先生との会話中に一緒に発音の練習をしてもらうようにしばしばお願いしました。宿舎では現地で出来た友達とよくインドネシア語でメッセージのやり取りをして練習をしました。
 
留学生活を振り返り楽しかったことは、とにかくインドネシア人と関わり、話すことでした。友達、先生だけでなく、滞在していたアパートの管理人さんや隣人、近所のコンビニエンスストアの店員さんなど多くの方々と関わりましたが、全員が明るく親切でいつも私に良くしてくれました。郵便局の場所が分からず迷っていた時も、勇気を出して声をかけてみると、警備の人や通りすがりの人が教えてくれました。
 
インドネシア人の心のあたたかさに触れることができ、またインドネシア語で会話することが出来てとても嬉しかったです。

留学生活から学んだことを、今後どう活かしていきたいですか?

AUGP_菅野02
当たり前のことですが、インドネシアでの生活と日本での生活は異なります。その違いが面白いと思うこともあれば、日本の方が良いと思うこともありました。しかし、1か月生活することで私は現地での生活に慣れていきました。それは、先生方や友達、私たちに関わってくれた全ての方々によるサポートがあったからだと思います。本当に感謝しています。

インドネシアでの出会いを大切にし、今後も連絡を取り合い、友達とお互いに勉強し合おうと思います。また、インドネシアの友達がもし日本へ来ることがあれば、今度は私がサポートをしたいと思います。

今回の留学で、よりインドネシア語学習への意欲が高まりました。インドネシア語検定B級取得を目指し、今後も勉学に励みます。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_菅野01
〈2023年11月9日更新〉
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