体験者の声・留学成果(AUGP)

AUGP
Asia University Global Program

AUGP_2023アメリカ
舩山 稜平(FUNAYAMA Ryohei)
派遣先:アメリカ
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留学先にアメリカを選んだ理由

私は中学1年生の頃に、マレーシアでの1週間の海外研修に参加したことがあります。その時の体験が忘れられず、ぜひまた海外を訪れたいと思ったことから、AUGPアメリカへの参加を決めました。アメリカに留学するプログラムはAUAP(5か月間)の選択肢もありましたが、やはり異国の地での生活への不安もあったため、不安はあり初めての長期の滞在はハードルが高いと感じていました。その反面、AUGPのプログラム期間は1ヶ月間と短期間であったことも、AUGPを選択する際の決め手になりました。

現地での授業や生活

私はポートランド州立大学に留学しました。クラスはAUGPメンバーを含む日本人のみのクラスで15人ほど。授業は月曜から木曜は教室で英語の学習をしました。午前中は文法や発音などの英語の基礎を学ぶほか、ペアやグループで特定のテーマを研究したり意見交換をするディスカッションをしました。授業中は自分の意見を話すことや思考力、向き合う姿勢が求められました。午後は現地のサポート学生と一緒に、カードを使ったゲームやボードゲーム通して交流する時間が設けられていました。金曜日と土曜日はアメリカやオレゴン、ポートランドの文化に触れ、観光地にも足を運びました。

「Blanchet House」というところでは、Houselessの人に向けた食事と場所の提供を行っており、実際に渡す食事の準備を手伝いました。
「Canon Beach」では、きれいな景色を見ながら近くの飲食店でメンバーと食事をしたり、お土産を見たりと自由な時間も多くありました。現地の方もたくさんの日本人学生が集団行動している珍しさから話しかけられ、会話をすることもあり貴重な体験ができました。
こうした毎日の経験を授業で振り返り、わからない単語を教え合ったりチャレンジしたことを話し、日々の成長を感じられました。その他の時間は自由な日も多く、ダウンタウンに買い物に出かけたり、学校のジムや体育館で運動をしたりと友人や現地の学生と多くの時間を過ごしました。

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印象的な出来事

「スカベンジャーハント」というゲームをしました。町の人に自ら声をかけ、事前に指定されたお題に当てはまる人物を探していくものです。私は最初、どの人も怖そうに見えてしまいなかなか声をかけることができませんでした。まずは接客をしているお店の人に聞いてみようと勇気を出して話したところ、笑顔で受け入れてくれ不安などは杞憂だったと思わされました。その後もお店の店員さんからや一般の方など、7~8人に声をかけゲームを楽しむことができました。話しかけに行く私が相手に壁を作ってしまっていたことに気づかされ同時に、受け入れることや気さくな笑顔でコミュニケーションをとることの大切さに気付かされました。人の温かさを感じた印象的な出来事でした。

今後の目標

今回AUGPで過ごした1ヶ月間は非常に充実していて、あっという間に終わってしまいました。英語の能力に関しては、スピーキングは現地のコミュニケーションの様子を見る機会も沢山あったため、返事や表現を知ることができ、それらを実際に使うことで一番向上した力だと思います。
留学に参加するまでの私は、「機会があれば英語を使ってみたい」という気持ちでしたが、今回の留学を通して「自分から機会を作る」という意識に変わりました。
私は接客業のアルバイトをしており、アルバイト先には海外からのお客様もたくさんいらっしゃいます。そんな時にすぐに英語で話しかけ、海外のお客様から見たときに、異国の地である日本で不安に感じているお客様を安心させられるような対応ができるように、今回学んだコミュニケーション力を生かしていきたいと思います。私が今回の留学で、現地で聞いた日本語に嬉しさや安心を感じたように、海外の方にも日本で同じ体験をしてもらえたらと思っています。そのために、日ごろから積極的に英語を使い、英語やコミュニケーションの引き出しを増やすべく、これからも努力を続けていきたいと思います。

1ヶ月という短い期間でしたが、英語力のみならず意識や考え方、精神面でも成長を感じることができました。異国の地で生活することは自分自身に大きな変化をもたらしてくれます。皆さんもAUGPで新しい自分を見つけに行きませんか?

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吉井 美乃莉(YOSHII Minori)
派遣先:ニュージーランド
AUGPニュージーランド
私がAUGPに参加した理由は、英語力の向上はもちろん、日本とは違う文化を体験してみたかったからです。また、私が参加した時期の英語圏の派遣先はアメリカとニュージーランドの2つでしたが、ニュージーランドは自然が多く落ち着いた印象を持っていたため、自分に合っているのではないかと思いニュージーランドを選びました。また、滞在形態がホームステイだったので、現地の人と生活し、学校以外でも英語でコミュニケーションを取ることができる点も魅力に感じました。

学校初日はオリエンテーションとクラス分けテストがあり、そのテストの結果によって自分のレベルに合ったクラスに分けられます。私のクラスの人数は大体15人程で、国籍も年代も様々でした。授業は月曜日から木曜日の週4日あり、午前の授業は教科書に沿って学習し、午後の授業はあるテーマについて動画の視聴やロールプレイなど、実践を通して英語を学ぶことが多かったです。ペアワークやグループワークが多かったため、自分の意見を伝え相手の意見を聞く練習を通してスピーキングとリスニング力が養われたと思います。授業が無い日でも、申し込めばボランティアや観光など、様々なアクティビティに参加することもできました。

学校生活の中で一番記憶に残っていることは、国際交流パーティーです。ニュージーランドをはじめヨーロッパやアジアの文化について知ることができる行事で、様々な国の食べ物を食べたり、伝統芸能などの出し物を見ました。特に、マオリ族の民族舞踊であるハカを間近で見ることができ、大迫力でとても印象に残っています。また、休日にはホストファミリーや友人とご飯に行ったり、観光地に行ったりしてリフレッシュできました。4週間という短い時間の中でも毎日英語に触れ、慣れない地で生活するという大変でありながらも充実した日々を送ることができたと思います。

私は、留学前は間違いを恐れて積極的に英語を話すことが苦手でした。しかし、現地での授業や生活を通して、語学力ももちろん大切ですが、相手に伝えようとする姿勢が何よりも大切だと学びましました。今回の留学を通して英語を話すことに自信がつき、楽しさを見出せたことが、最大の成長点だと実感しています。

そして、留学を経験して英語学習への意欲がさらに高まったと同時に、言語や文化などはまだまだ学ぶことが沢山あると実感しました。現状、日本では日常的に英語を話すことが少ないと思うので、自分から英語を話す機会を作り、語学力を磨いていこうと思います。また、将来は何らかの形で英語を使う、または外国と関わる職に就きたいと考えています。そのためにも引き続き英語学習に取り組み、何事にも積極的に行動しようと思います。
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中田 あおい(NAKADA Aoi)
派遣先:インド
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■なぜインド留学をしたのか。

私はインド好きの祖母の影響で、大学入学前からインドの文化や生活に興味がありました。地域言語としてヒンディー語を学べることや、インドへの留学プログラムがあることから、亜細亜大学に入学することを志望しました。そのため、入学当初から、国際関係学部に入ったからには留学をしたいと考えていました。

また、高校時代にもインドに行ったことがあるのですが、その時の現地の雰囲気がとても好きだったため、大学在学中に必ずインドに留学しようという想いがありました。
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■学校はどのような感じだったか。

日本と同じように月曜日から金曜日まで学校があります。登校する際にはオートリキシャというインド伝統の自動人力車のドライバーさんが家の前まで迎えに来てくれて、学校まで送り届けてくれました。授業は9:00〜15:00で、最初から最後までひたすらヒンディー語を勉強していきます。先生はずっと同じ方で、1対3での授業でした。私たちの理解度に合わせてカリキュラムを組んでくれるため、わかるところからコツコツと進んでいったことで自分の成長を感じることができました。私たちが行った学校には日本語を学ぶ学生さんがいたので、放課後に交流することもありました。学校から帰ると、いつもチャイタイム(おやつの時間)があり、毎日美味しいチャイをいただきました。夜にはホストファミリーとリビングで歌番組を見るのが日課になっていました。休日はホストファミリーに美術館やショッピングモール、観劇、博物館など毎週のように色々な場所へ連れて行ってもらいました。
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■経験して驚いたこと

面白いというよりも、インドって凄いと感じたことがありました。留学中にホストファミリーの息子さんが婚約式を挙げるので、私たちも出席することになりました。当日はインドの伝統衣装のサリーを着て、ヘナタトゥーも施し、婚約式に出席するという素敵な経験をさせていただきました。ホストファミリーのお友達もたくさん出席してお話する場面もありました。その中で日本ではあり得ないことが起きました。結婚式の招待客から、「来週、私の息子の結婚式があるから是非!」と日本では考えられないお誘いをいただきました。インドでは結婚式を盛大に祝う文化があるらしく、参加者は200人~300人、富裕層であれば1000人規模の時もあるとか。実際に参加して、結婚式場の規模に驚きました。そして、式場の一角にプリクラのような写真を撮る機械があったのが印象的でした。

結婚式に参加したことで、インドと日本の人の繋がりにおける価値観の違いに気づきました。私の体感として、インドは人と人との繋がりが強く、1度会えば友達、友達の友達は友達の用な感じがあったように思います。そのことから、インドの方たちはフレンドリーで温かい人が多いように感じました。日本では成長するにつれて、地域との繋がりが薄くなっている中で、色々な世代の人と触れ合えて、懐かしい感覚がありました。
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■留学を通して

留学を経験して、語学を学ぶ大事さをより実感し、ヒンディー語と英語を翻訳ソフトが無くても意思疎通ができるくらいに話せるようになりたいという思いが強くなりました。また、5週間日本以外の国に滞在したことで、将来海外で働くという選択肢もできました。就職に対して視野が広くなったことは、留学に行って良かった点のひとつです。

留学では特にリスニング力の向上を感じました。今後、その力を伸ばしていくとともに、留学の際にインドの学校から貰ったテキストを使い、文章読解も今よりできるようになりたいです。目標としては、またインドに言った際にホストファミリーとヒンディー語だけで日常のコミュニケーションを取りたいです。
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須藤 友美(SUDO Tomomi)
派遣先:スペイン
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「私がAUGPスペインで得たもの」

私は大学入学後からスペイン語を学び始め、基本的な文章の「読み書き」はできるようになりましたが、「話す」ことは上手くできないことにもどかしさを感じていました。そんなときにAUGPの派遣が再開したことを知り、授業では学べない、よりリアルなスペイン語やスペインの文化・生活を学びたいと思い、AUGPスペインに参加することを決めました。

派遣先のサラマンカ大学では、午前に文法・ボキャブラリー・会話の授業がありました。文法の授業時間は他の二つよりも長く、じっくりと基礎的な文法を学ぶことができる内容でした。授業中は先生やクラスメイトと会話をする機会が多く、知識を深めると同時に楽しくリスニング力とスピーキング力を鍛えることができます。スペイン語を「話せるようになる」ことを目標としていた私にとって、良い環境だったと思います。午後は、文法の授業の宿題をした後、20時の夕飯まで街中を散策しました。サラマンカには、有名な大聖堂や美術館がたくさんあるので友達と訪れ、美しい建築やアートに触れることができました。また、現地の人たちに人気なジェラートやチョコラテをつけて食べるチュロスがあるカフェを巡ったことも、楽しかったです。私が留学した際にはサラマンカ大学に申込むと、大学内のツアーや休日に他の地域を観光するツアーに参加できました。旅先では、歴史ある城壁や美しい大聖堂を見学したり、その土地の伝統料理をガイドの方に聞いて食べてみたりと、スペインの魅力をたくさん味わうことができました。
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今回の留学の課題であるスピーキング力については、毎日の生活で少しずつ会話ができるようになり、日本に帰る頃にはネイティブと簡単な日常会話程度は出来るようになりました。あるお店に入ったときに、店員さんにスペイン語が上手だと褒められ、その言葉がとても自信に繋がりました。しかし、ホストファミリーとの会話は話すスピードが速く、知らない単語を使うことが多かったため聞き取りがとても難しかったです。また、スペイン人の価値観を理解できず、思うように自分の考えが伝わらなくて悔しい場面が何度もありました。特に、入浴や部屋の使い方を日本と同じようにしていたところ、スペインの価値観とは合わない部分もあったようで、時々注意をうけてしまうこともありました。この体験から、いくら文法や文化を学習しても、相手が持つ価値観を理解しなければ意思疎通が難しいことを痛感しました。また、より正確に自分の意見を伝えるためにさらにスペイン語と文化を勉強しようと決心しました。

留学してよかったと思う理由の一つは、人との出会いに恵まれたことです。私は日本が好きなスペイン人たちが集まる交流会に何度か参加しました。そこで色々なバックグラウンドを持つスペイン人と、日本やスペインの生活や文化について話したり、共通の話題で意気投合したことは良い思い出になりました。また、私のホームステイ先ではフランス人、イタリア人、ポルトガル人の子供が毎週入れ替わりでホームステイをしていました。食事の時に彼女たちの国や日本について語り合い、今でも連絡を取るほど大切な友達になりました。サラマンカ大学で知り合った日本人やAUGPスペインに一緒に参加した仲間も含め、スペインで様々な背景を持った人と出会った経験は私の人生の大きな財産になると思います。今回出会えた人たちと再会するために、いつか再びスペインを訪れたいと思います。
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歸山 美菜(KIYAMA Mina)
派遣先:マレーシア
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「2ヶ月間でのマレーシア留学で経験した貴重な体験」

1.留学を考えた理由、マレーシアを選んだ理由

私は語学力(英語を話す能力)を向上させたいと思い留学に挑戦しました。「日本人」に囲まれた環境ではなく、日常に英語が溢れる環境で生活する事で英語に慣れる習慣をつけたいと考えていました。
AUGP派遣先の中で私がマレーシアを選んだ理由は、多分化共生国家でありたくさんの文化や価値観に触れ合うことができるのではないかと思ったからです。また、春休みという長期休暇の中で充実した生活を送りたいと考え、AUGPプログラムへの参加を決意しました。

2.現地での生活について

◯授業
授業では初回に受けたテストのスコアによってクラス分けされます。私のクラスでは英語の4技能に特化した授業があり、それを中心に勉強していました。教科書に沿って学習し、リーディングやリスニングは現地の学生とペアになって問題を解いたり、スピーキングは指示されたテーマに沿ってプレゼンテーションを行うこともありました。
午前中はバディーセッションと呼ばれる英語を使ったアクティビティを行いました。現地の学生がバディーとして毎回参加し、楽しいゲームを考えてくれていました。
午後のクラスは13:00-17:00までありましたが、休憩時間があったので途中で息抜きに売店へ行きワッフルを食べに行くこともありました。先生は気さくで優しい方が多く、安心して英語を学べる環境にありました。クラスで仲良くなった中国人には中国語を教えてもらったりもしました。スーダン人の友達もでき、休みの日には夜ご飯を食べにいったりKLCC(クアラルンプール市内)に遊びに行ったりもしました。

◯食事
バディーセッションの後はよくバディー達と一緒にお昼ご飯を食べに行っていました。UCSI大学の近くにはローカルフード店やカフェなど美味しい食べ物屋さんがたくさんあり、食事の時間も楽しみで充実していました。私のお気に入り料理はロティスと呼ばれるもちもちとしたクレープ生地にコンデンスミルクが塗られたデザート料理と、パイナップルナシゴレンと呼ばれるマレーシア料理です!現地ならではの味わいを楽しむことができ、今ではマレーシア料理が恋しくなっています。

◯外出
私はせっかく2ヶ月間留学へ行くのなら充実した毎日を過ごしたいと思い、空いている時間には現地の友達と遊ぶ予定を作る事や様々な経験に挑戦する事を心がけていました。午前中に授業がない日は、現地でできた中国人の友達とバスケットボールをしたり、休日には映画館やショッピング、スケボーをしたり誘われたら行く!をモットーに積極的に行動していました。そのおかげで、英語で会話したりたくさんの人に出会う機会が増え、英語に対するハードルがどんどん下がっていきました。印象に残っている外出先は夜に見たツインタワーであり、あまりの絶景にその光景が今でも忘れられません。
現地で知り合った友人とは帰国した今でも連絡を取り合っており、いつか日本を案内したいと考えています!
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3.留学中に驚いた事・発見した事

マレーシアでは、日本と比べ物価がとても安かった事です。自分が食べたいと思ったもの、やりたいと思ったアクティビティはリーズナブルな価格でチャレンジすることができました!何事にも挑戦したいと考える人には、マレーシアは最適な環境であると思います。私は休日に学校のプログラムでマラッカと呼ばれる世界遺産の場所に訪れた時、蛇を首に巻く挑戦をしました。勇気がいりましたが、日本では体験できないような経験をすることができ、今では良い思い出話として心に残っています。毎週水曜にUCSI大学の近くで開催されるナイトマーケットと呼ばれるお祭りでは、自分が食べた事のない料理にたくさん出会う事ができたので楽しかったです。現地の学生が多く参加しており、友人と思い出をたくさん作ることができました。

4.留学を経験して今後どうしたいか?

2ヶ月間のマレーシアでの留学では、たくさんの国籍や背景の人と出会う事で、日本にいる時では想像のできなかった出来事や考え方など様々な価値観を学ぶことができました。東南アジアならではの人との関わりとして、時間に対する考え方や誰にでもオープンに接する姿勢などマレーシアでは柔軟性を強く感じました。日本でもそうですが、どこにいても、どんな環境でも自分から行動しなければ何も始まらないということを強く実感しました。今回の留学経験を通して、自分が挑戦したいと思ったことは、考えるだけではなく行動に移すことが大切だと学ぶことができました。インフルエンザにかかってしまうなど思わぬハプニングに出会うことも多くありましたが、留学先で出会った友人や日本人学生に助けを借りながら乗り越えてきました。留学前では語彙力に自信のなかった私ですが、留学スタッフに英語で助けを求め、それが伝わるレベルにまで成長を遂げることができました。私はこれらの経験を通して今後も自分から行動すること、積極的にコミュニケーションをとることを意識していきたいと思っています。また、留学を経て日本人の真面目さや義理堅さ、時間遵守意識など日本の良さにもたくさん気づくことができました。最後になりますが、マレーシアにはたくさんの文化や人々、価値観や挑戦に出会える環境が整っています。実際に、現地では様々な国籍や背景の人達と出会うことができ、自分の価値観がマレーシアに来る前と比べると大きく広がっています。留学の行き先を迷っている学生にはぜひマレーシアをおすすめしたいです!

学生時代に体験する「留学」は貴重であり、非常に将来役に立つと思います。

ぜひ一生に一度の貴重な留学体験をマレーシアで過ごしてみてください!
タロンガ動物園_TOP
中山 いちご(NAKAYAMA Ichigo)
派遣先:オーストラリア・シドニー(インターンシッププログラム)
タロンガ動物園△タロンガ動物園にて
まず初めに、私がなぜAUGP制度を利用してオーストラリアでのインターンシップを選んだかお伝えします。高校生時代に一年間オーストラリアに留学していました。「もう一度行きたい。でも今度は長くなくていいし、語学留学ではない形で海外に行って自分の力を試したい。」と思っていた時に、短期間留学制度であるAUGPを見つけました。様々な国の中で唯一、オーストラリアのみインターンシップが行える国であった為、AUGPインターンシップに参加することを即決しました。

5週間という短い期間でしたが、非常に濃く、充実した時間を過ごすことができたと思います。研修期間中、初めの1週間は語学学校で過ごし、残りの4週間をホテルでのインターンシップを行いました。語学学校では最初に受けるテストによってクラス分けをされ、同等レベルの留学生と共に少人数クラスで授業が行われました。クラスメイトがとても意欲的に授業に参加する姿勢に刺激を受け、英語を勉強するのに最適な環境であったと思っています。インターンシップ先のホテルでは、主にコンシェルジュとして実際に働きました。コンシェルジュとはお客様のあらゆるご要望にお応えするお仕事です。私が働いていたホテルは旅行用途で宿泊される海外からのお客様が多かった為、近くの観光地や交通機関といったホテル付近の情報を頭に入れて働いていました。
インターンシップ先のホテル△インターンシップ先のホテル
ホテルでのインターンシップを終えて一番印象に残ったことは、日本と海外の「ホスピタリティ」の違いです。日本では接客時お客様は敬う存在とされ、丁寧さが求められます。また接客する側とされる側には一定の距離がいつも生じている、と私は思っています。一方で今回オーストラリアでのインターンシップでは、比較的フランクで友人のような温かい、安心感がある接客をしている従業員が多く見受けられました。その為オーストラリアのホスピタリティはお客様と接客をする側には絆のようなものが存在していると感じました。私はホスピタリティ・マネジメント学科に所属し、ホスピタリティ産業を学んでいるからこそ、身をもってその違いを体験できたことが嬉しかったです。稀にホテル側からアイスやお菓子が従業員に配られる日があり、それを楽しみにお仕事を頑張ったことも印象に残っている思い出の一つです!

最後に、留学を経験して、やはりまだまだ自分の英語力は伸び代があると感じました。言語学習へのモチベーションが更に高まったので、より真剣に勉強に取り組み、レベルアップを目指していきたいと思っています。また海外での働き方を直で見て実際に体験し、魅力的に感じた部分がありました。これから就職活動が始まりますが、海外に関わる仕事も視野に入れつつ、これから始まる就職活動を頑張っていきたいです。
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田中 美穂(TANAKA Miho)
派遣先:オーストラリア・シドニー(インターンシッププログラム)
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田中 美穂(TANAKA Miho)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科

  • 平成26年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・イースタンワシントン大学に留学
  • 平成27年度 AUGPオーストラリア(シドニー)に参加 約5週間シドニーで語学研修、インターンシップを経験
  • 平成28年度 AUEPに参加 約1年間アメリカ・セントラルワシントン大学に留学中

AUGPに参加したきっかけは?

今回AUGPシドニーに参加するにあたって、私は3つの目標を立てました。一つ目は、多国籍国家であるオーストラリアで多文化共生を体験すること。二つ目は、語学学校やインターンシップ先などで人脈を広げること。そして最後に、旅行会社でのインターンシップにおいて専門的な英語(ビジネスで通用する英語)を習得することです。

語学授業はどのように行われていましたか?

最初の語学学校での英語の授業は、朝8時から12時まで行われており、担当していたのはオーストラリア出身とイギリス出身の教員で、クラスは17人程度、その半分以上が中国人でその他日本人、韓国人、イラク人、コロンビア人の学生など国際色豊かなクラスでした。
授業では毎回テーマを用いて、ペアになり意見交換をしたり、テーマに沿ったゲームをしたりと楽しみながら受けることができました。課外授業では博物館へ行き、オーストラリアの先住民であるアボリジニに関する展示を見学するなど、オーストラリアの歴史についても学ぶことができました。毎回の授業で新しい単語を学び、オーストラリア特有の言い回しも知ることができ、日々成長を感じることができました。インターナショナルなクラスであったからこそ、テーマに対するディベートを通してそれぞれの国の文化や習慣について伝え合い、異文化理解につながったと感じました。

現地でのインターンシップではどのような経験をしましたか?

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インターンシップにおいては、現地の旅行会社でカーレンタルのサポート と、別の旅行会社とのやり取りにおける事務サポートを主にしていました。 まったく知識のなかった車やカーレンタルの会社について知ることができ、 英語でのやり取りのメールの中で、ビジネスで使う、より丁寧な伝え方や 新たな語句を学びました。
外資系企業ということで日本人は自分のみだったため、より英語を聞き取る力・伝える力がついたと実感しています。 オフィスには出身国の異なる人々が共に仕事をしており、彼らの中には学生をしながら働いている人もいました。異なる背景を持つ人々が互いの違いを理解しながら共に働く様子は、心に深く残っています。

授業やインターンシップ以外ではどのように過ごしていましたか?

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授業やインターンシップ以外の自由時間や週末は、できるだけ 観光地や街中を散策しようと外で過ごすようにしていました。 平日は街から近くの観光スポットを訪れ、クラスでできた友達と ランチへ行ったり、コーヒーを買って公園でただ過ごしたり しました。
街中には様々な国の料理が食べられるレストランやカフェが多く、毎日異なる国の料理を味わうことができます。また、オーストラリアでは 学校も会社も朝が早いため、カフェも開くのが早く、皆朝ごはんを買って出勤していて、朝から公園で運動している人も見かけました。都会の中にある公園は皆がくつろぐ場所で、お昼の休憩時間にサラリーマンが昼寝をしていることもあり、日本とは異なる習慣が見られて新鮮でした。

AUGPでの留学を総括すると?

この留学生活で楽しかったことは、多くの人に出会い、ネットワークが広がったことです。キャンパスで出会ったイラク出身の女性とは、私が大学で第2外国語として学んでいたアラビア語を通じてより深くコミュニケーションをとることができました。今まで出会ったことのない国の出身者と出会う機会が多くあったため、新たに知ることが多く、毎日勉強の日々でした。
多国籍国家、オーストラリアでの5週間の留学で、多くの人に出会うことができ、多文化共生社会を体験することができました。特に、インターンシップでは、目標としていたビジネス英語を習得することができ、これから参加する交換留学(AUEP)にもつながったと思います。将来海外の旅行会社で働くことを考えているため、今回実際にビジネスの現場で体験できたことで、さらにその目標への気持ちが強くなりました。今回の経験で、専門的知識のみでなく一般教養も必要であると感じたため、帰国後も勉強して将来に活かしたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_田中01
留学後の成果_田中02
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安部 真規子(ABE Makiko)
派遣先:ニュージーランド
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安部 真規子(ABE Makiko)
国際関係学部 国際関係学科

  • 平成26年度 AUGPアイルランドに参加 約3週間リムリック大学に留学
  • 平成27年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・サンディエゴ州立大学に留学
  • 平成28年度 AUGPニュージーランドに参加 約4週間アラ・インスティチュート・オブ・カンタベリー(旧クライストチャーチ・ポリテクニック工科大学)に留学

AUGPに参加したきっかけは?

もともと知らない土地へ行くことや新しい人に出会うのが好きだということ、また5か月間のAUAPで培った英語力や経験を活かして留学してみたいと思ったことがきっかけでした。
その中でもニュージーランドを選んだのは、自然が多く落ち着いた雰囲気に惹かれたのと、東日本大震災と同時期に大きな地震が起こった街であるということに関心を持ったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

15人程度の少人数のクラスで、ペアワークやグループワークが中心の授業でした。クラスメイトや先生と会話をしながら、楽しく文法やボキャブラリーを学ぶことができます。
面白かった授業は、ロールプレイと音楽を聴く授業です。ロールプレイは、クラスメイトとペアを組み、テーマに合わせて短い芝居をします。それぞれの個性がでていて、内容を考えるのもみんなの芝居を見るのも、とても楽しい時間でした。音楽は、ひとりの生徒が好きな曲をクラスメイトに披露し、単語を聞き取ったり歌詞の意図を考えたりする授業です。披露する生徒が先生の立場になって授業を進める形なので、新鮮な気持ちで楽しく受けることができました。
全体的にコミュニケーションをとる機会がとても多いので、スピーキングやリスニングの力がつき、クラスメイトと仲良くなりやすい環境でした。

留学を振り返って楽しかったことや印象に残っていることは?

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最も印象に残っているのは、休暇を利用して行ったマウントクックとテカポ湖です。マウントクックは世界遺産に登録されている山々で、テカポ湖は世界で一番星が綺麗に見られると言われている場所です。日本では出会うことのできない壮大な山や湖、星空を見て感動し、ニュージーランドに来て良かったと心から思いました。また仲間と共に宿泊施設で自炊をしたり、ステイ先のファームで動物たちと触れ合ったりしたのも印象深い思い出です。一生忘れられない旅行になりました。
また、日常の中で印象に残っていることは、震災の復興状況です。未だ多くの建物が工事中で、壊れかけたまま放置されているビルもありました。日本に比べゆっくりではありますが復興中の街の様子を実際に見て、本当に大きな地震だったのだと感じました。

これまでAUAP、AUGPアイルランドとさまざまな留学プログラムに参加した中で、今回のAUGPニュージーランドの経験はどのようなものでしたか?

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これまで参加したAUGPアイルランドやAUAPは、自分の英語力を伸ばす場と思い参加してきました。それに対して今回のニュージーランドは、英語力をさらに伸ばすというだけではなく「今までの留学で得たものや後悔をどれだけ活かせるか」と考え参加しました。
実際にこれまでの留学で英語力や行動力に自信をつけてきたことで、ニュージーランドでは何事も積極的に前向きに取り組むことができました。自分から進んで行動することで、1か月という短い期間でも密度の濃い経験ができたと思います。例えば、これまでの留学で「ホストファミリーと過ごす時間が少なかった」という後悔も、ニュージーランドでは自分から進んで誘うこと、そしてなんでも本音を話すことで、より親密な関係を築くことができました。これまでの留学経験を無駄にせず、今回のAUGPでさらに成長できたと感じています。

留学後の成果~My Before After~

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吉川 千菜枝(Kikkawa Chinae)
派遣先:マレーシア
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吉川千菜枝(Kikkawa Chinae)
経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科

  • 平成26年度 AUGPマレーシアに参加 約4週間マレーシア・UCSI大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

私が今回、マレーシアへの短期留学プログラムであるAUGPに参加した目的は2つあります。
 
1つ目は英語のスキルを上げることです。英語は世界で1番話されている言語です。自分自身の英語のスキルを上げ、もっとグローバルに活動したいという思いがありました。そして、2つ目はマレーシアの文化を知ることです。留学前、マレーシアのことを調べていると、マレーシアは多民族国家であることがわかりました。マレー人、華人、インド人を中心に他の民族の方々といっしょに共存しており、日本とは異なったカルチャーに興味深い思いでいっぱいでした。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は8時~12時の時間帯で、朝早くから授業が始まりましたが、早朝からの授業に対しての抵抗はありませんでした。1ケ月しかないマレーシア生活を思う存分、楽しみたかった私にとっては、朝早くから活動できることは嬉しいことでした。
 
授業内容はやや簡単に思える部分もありましたが、理解している内容を英語で聞いて学ぶことは別格で、苦手だったSpeakingとListeningのスキルを上げることに繋がりました。結果、日々の授業に真剣に取り組むことができました。私のクラスは他のクラスに比べて比較的、日本人が少ないクラスであったことが良かった点でもあります。できるだけ英語のある環境で過ごしたかった私にとっては最適な環境でした。
 
語学授業の他にも、マレーシアの文化を学ぶクラスを受講し、マレーシアの企業を訪問する機会に恵まれました。

短期間の研修でどのように語学力を上げましたか?

留学前は英語のスキルを上げたいという思いが強かったため、マレーシアでの授業以外の英語の学習は、日本から持ってきた教材を使用する計画でした。しかし、実際にマレーシアに来てすぐ、この勉強方法は良くないと感じ、できるだけ外国人と会話をするのがベストだと考えました。日本の教材を使っての学習は夜に自分の部屋に戻ってからするようにしました。
 
留学の最後の方には、日本人私1人が外国人の中に混ぜてもらうことも多々ありました。同じ研修に参加していたメンバーの中には、クアラルンプールの中心部にあるツインタワーに何度も行っている人がいて、「なぜ何回も行くのか?」と尋ねると、「一緒に行く人たち(他国の留学生または現地の学生)と過ごすことに意味があるから」と言われ、意識が高いと感じました。

現地はどのような生活を送っていましたか?

わたしは「1ケ月しかないから日々を充実させる」という思いが強すぎたため、朝から夜まで活動し、充実した楽しい時間を過ごすことができました。ですので、休日の自由時間に寝て過ごすという考えは嫌でした。寝るくらいならどこかへ出かけたい、何かをしたいと思っていました。マレーシアは日本と比べて物価が安く、毎日が外食文化であったことがとても新鮮で、日々「今日は何を食べようかな?」と考えていました。さらに、今まで食べたことのない食べ物にも出会うことができて幸せでした。そして、留学を通してマレーシア人、韓国人、中国人、インドネシア人、タイ人、ヨルダン人、リビア人、カザフスタン人など様々な国の友達と知り合えたことが留学の収穫の一つです。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

私は影響されやすい性格なので、留学最終日はもっとマレーシアで過ごしたいという思いに駆られました。日本に帰国してからは、英語はもちろんのこと、韓国語や考えてもいなかったアラビア語を学びたいとも思いました。このような興味が湧いたのも、マレーシアでの留学生活のおかげだと思います。
 
今回の留学で、マレーシアに興味を持ち、そこからマレーシアの「観光業」に興味を持つようになりました。卒業後は、マレーシアで観光業を学ぶと決めています。
 
マレーシアは、マレー人を中心に中国人やインド人など、様々な民族が共存している「多民族国家」です。それに伴い、多様な言語、多様な食文化といった日本にはない「多様性」が富んでいる国です。この夏マレーシアを訪れて、「英語学習」+「異文化体験」をしてみてください!

留学後の成果~My Before After~

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中島 弘隆(NAKAJIMA Hirotaka)
派遣先:フランス
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中島 弘隆(NAKAJIMA Hirotaka)
法学部 法律学科


  • 平成27年度 AUGPフランスに参加 約4週間フランス・ブルゴーニュ大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

フランス語をより学びたいということと、フランスの文化に直接触れたいという理由からです。英語の次に話者の多いこの言語を学んで、将来に活かしたいということもありました。
 
そもそも海外留学を選んだのもただ海外に行きたいからという理由ではなく、元からヨーロッパ、特にフランスに興味があったことも大きな理由です。歴史や文化は日本にいても調べることはできますが、自分で観たり感じたりしなければ本当のところはわからないと思い、参加しました。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

AUGP_中島02
授業は1日4時間ありました。文法を学んだ後に会話で実践するというのが基本的な授業内容で、加えてディクテ(フランス語を聞いて、それを書き取ること)などを行いました。

文法の授業、会話の授業などと分かれているわけではなく、1回で様々なカテゴリを学びました。文法に関しては既に習ったことが多く復習する形でしたが、それをフランス語で聞いて理解するのは難しく、特に最初の方はそれを強く感じました。しかし注意深く聞いていたので、日本では練習できなかった「聞き取る力」を大いに養うことができました。

語学の授業の他は、放課後に希望する学生が受講できる文化の授業もありました。1週間に1つのテーマで、音楽や社会など興味深い内容の講義でした。語学の授業と違いフランス語も難しいものでしたが、少しずつ辞書で調べたりしながら、楽しく受講していました。

また、大学主催の課外授業があり、ボーヌへ行きました。シャトーやワイン畑の見学もできました。以前から興味もありましたし、フランスの文化を知る上では欠かせないものですので、実際にその文化に触れられたことはとてもいい経験になりました。 授業以外でも、現地の人と会話することで伝えることの難しさを実感し、ただ授業で習っただけでは意味がなく、その言語を使うことで身についていくものなのだと気付かされました。ほかにも、頻繁に中心部や郊外を散策して本にも載ってないような発見や、日本にいてはわからないような文化の違いなどを、肌で感じることができました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

楽しかったことは挙げればきりがありませんが、同じフランス語を学んでいる人と知り合えたことは自分にとって1つの大きな収穫と言えると思います。同じぐらいの年齢で自分よりもはるかに語学力がある、そんな友人ができ、いい刺激をたくさんもらいました。
 
事前研修の際にいわゆるカルチャーショックに陥る人もいる、と適応手段も含めて指導されて多少心配してはいましたが、そのようなことにはなりませんでした。日本とは違う、慣れない文化に早く溶け込みたいなと思いどんどん吸収していき、異文化ストレスを存分に楽しんでいました。確かに自分の言いたいことが現地の人にうまく伝わらないこともありましたが、そこは相手の理解力に助けられ、人々の優しさを実感した面もありました。
 
終わりに近づくにつれてフランス語が理解できるようになり、嬉しさの反面、もうこの留学が終わってしまうという残念な気持ちがありました。最後に街を離れる際には先生や寮長にフランス語が進歩していると言われ、とても嬉しかったことを覚えています。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

今回の留学で視野を大きく広げることができ、可能性も道筋もたくさん見えました。この経験を決して無駄にせず、必ず活かしていきたいです。できることならフランスに関わる仕事に就きたいです。
もちろんフランス語はこの先ずっと続けるし、フランスにはもっと魅せられるのだろうなと思っています。 非日常の中の日常というのはとても刺激的なもので、忘れられることではありません!

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_中島01
AUGP_清水
清水 香菜(SHIMIZU Kana)
派遣先:韓国
AUGP_清水01
清水 香菜(SHIMIZU Kana)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科


  • 平成26年度 AUGP韓国に参加 約3週間韓国・慶煕大学校に留学
  • 平成27年度 AUAPに参加 5か月間アメリカ・セントラルワシントン大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

以前から韓国について興味があり、何度か旅行で訪れていましたが、留学をすることによって実際の生活や文化を体験してより知識を深め、今後の就職活動に活かしていきたかったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業時間は50分で、私としてはとても短く感じました。内容は毎日「聞く・話す」の授業をやり、週に1、2回ある文化特講という授業では、「書く」授業を選択しました。「聞く・話す」の授業では日常生活で使えるフレーズや様々な文法を学び、日本語には無い難しい発音を1人ひとり先生が見てくださいました。文化特講では「書く」授業を今回集まった百十数人いる留学生の中で4人しか選択しなかったので、先生が毎回1人ひとり細かく見てくださいました。そのため留学前は文章が少ししか書けませんでしたが、友達の紹介ができるぐらい長く書くことができるようになりました。先生は韓国人で、日本語を少し話せる方もいましたが、ほとんど韓国語を話しながらの授業だったので話を聞き取るだけでも勉強になる環境でした。
また、今回の3週間の留学期間の中で2回行われた現地学習では、1回目に陶磁器製作、韓国民族村の見学をし、2回目はソウルタワーの見学、「乱打」の観覧、景福宮の見学をしました。そして日本のお盆のような秋夕休み以外は毎日授業があり、宿題も毎日ありました。
留学期間中に韓国のグローバル企業を訪問する機会があり、Samsung d’light(サムスン電子のグローバルブランド広報施設)を訪ね、お話を伺いました。デザイン性などをより幅広く生み出すために、現在韓国人の社員よりも海外の社員や女性を起用しているそうです。Samsungだけではありませんが、他にも海外の社員を必要としている企業は多いと私は思います。海外で活躍したり、日本人のアイデアを世界に広げていくためにも英語は必要不可欠なので、意思疎通ができるようにならなければならないと思いました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

韓国人と話をして意思疎通を図ることができたのは嬉しかったのですが、私の勉強不足で分からない単語や文法などが出てきたときにお互い戸惑ってしまい、言いたい事を言えなかったことがありました。このような事が何度もあり、留学に行く前からもう少し勉強すればよかったと思いました。また日本語には無い発音が韓国語には多いので、慣れていない発音をしても通じなかったこともありました。
言葉の面で成長できたこともあり、苦しんだこともありましたが、トウミ(留学生の韓国語学習の手助けをする、慶煕大学校の学生チューター)の方や他の韓国人の友人に韓国人しか行かないような所へ案内してもらったり、旅行では滅多に食べないようなものを食べたり、目標としていた「現地の方の中に溶け込んで生活する」ということができ、とても楽しい留学生活を送れました。また、寮の隣にあるコンビニの店員さんや大学の近くにあるコーヒーショップの店員さん、買い物をしている際に仲良くなった店員さんなど、そこへ行くたびに私のことを覚えてくださっていて、笑顔で優しく接してくれました。

留学生活から学んだことを、今後どう生かしていきたいですか?

もともと留学したいという願望がありましたが、海外で生活できるのか、その国の言語を上達することができるのかなど不安な気持ちがありました。しかし今回留学してみて、慣れない生活だけれど不安を自信に変える力やチャレンジ精神がつきました。そして私はAUAPでの5ヶ月間のアメリカ留学を控えています。3週間とは大きく違って長期間の滞在になるので、今回とはまた違った不安も出てくるかもしれません。ですが、そこでもどう最大限吸収できるのか自分で考えて過ごしたいと思っています。
また、今回のAUGP韓国で会話をすることはできたけれども、まだ分からない部分があって言いたい事をしっかり伝えられなかったという後悔もあるので、日本で韓国語の勉強をより一層励み、再び韓国留学をしたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_清水01
AUGP_西田
西田 直樹(NISHIDA Naoki)
派遣先:中国
AUGP_西田01左が西田君
西田 直樹(NISHIDA Naoki)
法学部 法律学科


  • 平成29年度 AUGP中国に参加 中国・北京師範大学に約3週間留学

AUGPに参加したきっかけは?

私がグローバルプログラム(AUGP)中国に参加したきっかけは2つあります。1つ目は、中国語検定三級を2回とも不合格になってしまったので、中国語に毎日触れる環境で生活すれば必ず上達して検定に合格できると考えたからです。2つ目は、中国人の友人や留学生と会話をしているうちに文化の違いにとても興味を持ち、自分の目で確かめてみたいと思ったからです。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は全て中国語で行われ、1、2限がライティングとリーディング、3、4限がスピーキングとリスニングでした。
1、2限の内容は教科書の単語などを読んだり、問題集を解いたりする授業、3、4限は北京師範大学の研究生が主に教科書の内容に沿ってパワーポイントを使って行われる授業でした。3、4限の授業はグループに分かれて討論をする事が多く、中国語を話す事に慣れていない私には積極的に話す良い機会になりました。またコミュニケーション能力の向上にも繋がると感じました。
 
課外授業では万里の長城、頤和園や京劇などを見に行きました。テレビで見た事があったので特に期待はしていなかったのですが、間近で見ると鳥肌が立つほどすごく感動をしてしまい、歴史の深さを感じました。また中国に行ったら必ず観光したいと思うほどでした。

留学で一番成長を感じたことは?

私は今回の留学で中国語のクラスを一つ下に下げるか下げないかを大きく悩んだ事がありました。なぜなら、私のクラスの大半の人は中国語で様々な会話ができるほどレベルが高いのに、私は最初の授業から内容をほとんど聞き取ることができず、劣等感や恥ずかしさを感じたからです。授業中質問されるのが怖くて下を向いて授業を受けてしまう事もありました。
 
しかし、思い切ってこの悩みを担当の先生やクラスのみんなに伝えると、馬鹿にされると思っていたのですが、一緒に頑張ろうと励ましてくれる人がいました。私はまさか励ましてもらえるとは思っていなかったので、本当にこのクラスのみんなともっと一緒に学びたいと思い、毎日予習復習を2、3時間欠かさずに頑張りました。少しですが授業の内容を聞き取ることが出来るようになり、下を向かないで積極的に発言することが出来るようになりました。
 
私は今回の留学でこのような困難が起きてくれて良かったなと思いました。今までこういう状況に陥ると逃げてばかりいた自分が、向上心の高い人ばかりいる環境に行く事で、自分をもっと高めたいと心の底から思えるようになったからです。

留学を終えての今後の目標は?

AUGP_西田02街頭でのアンケート調査
留学に行く以前は夢が無かったため、とりあえず中国語検定に合格して履歴書に書けば就職しやすくなるといった、単純なことしか考えていませんでした。しかし、今回の留学でさまざまな困難にぶつかって色々な角度から物事を考え、逃げ出さずに乗り越えることができました。その結果、今までなかった将来の夢を作ることができ、これまでの自分にはなかったスキルを身につけることが出来ました。

次の目標は交換・派遣留学生制度(AUEP)で長期間中国に留学し、ビジネスで使える中国語を身につけ、日本との価値観の違いや相手の立場に立って問題を理解出来るようになりたいと思います。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_西田01
中国語検定3級を取得
AUGP_菅野
菅野 岬(SUGANO Misaki)
派遣先:インドネシア
AUGP_菅野01
菅野 岬(SUGANO Misaki)
国際関係学部 多文化コミュニケーション学科


  • 平成27年度 AUGPインドネシアに参加 約4週間アル・アズハル大学に留学

AUGPに参加したきっかけは?

大学でインドネシア語を学んでいく中で、実際に現地へ行き生活を体験したいと思うようになったことです。語学力の向上も勿論ですが、宗教にも興味があり、インドネシア人の多くが信仰しているイスラム教についても、その生活を間近で見てみたいという気持ちがありました。

現地では、どのような授業を受けていましたか?

授業は午前8時30分から正午、または午後3時まででした。1時限が90分で休憩が30分、昼の休憩は90分あり、1日に2時限から3時限ありました。授業内容はインドネシア語の文法、会話、読解、ライティング、リーディングです。
 
課外授業として、Car Free Day(日曜日に自動車の運転が禁止される時間帯)、モナス(独立記念塔)、タマン・ミニ(インドネシアの歴史や文化を再現したテーマパーク)、バンドン(ジャカルタ近郊の都市)へ訪問しました。また、市場で値段交渉の練習も行いました。
 
担当教員は主に日本語学科の先生方でしたが、なかには他学科の先生方による授業もありました。加えて、日本語学科の学生の方々が授業の補助をしてくださいました。宿題は基本的に授業中に終わらなかったものを行うというもので、大体毎日あり、授業中のテーマについて作文を書くというものでした。例えば、ジャカルタと自分の住む町の比較、家族について、交通機関について、買い物について、などです。
 
また、日系企業(今年度は味の素株式会社)の訪問もしました。企業理念やインドネシア向けの製品の紹介など聞いた後、工場内を見学しました。文化体験として週に1回程度、午後4時から6時までインドネシアの伝統楽器であるアンクルンの練習をし、修了式の前には成果発表もしました。

現地での生活を振り返って、どうでしたか?

留学中、私はいつもメモ帳とペンを手に持って移動しており、移動中や休み時間など、友達や先生と話しているときに分からなかった単語をメモする習慣を作りました。分からない言葉がたくさんあり過ぎて、はじめのうちはメモを取ってばかりでしたが、メモをした単語を覚えることで会話力は上がったと思います。また、EとU、LとR、NとNGの発音と聞き分けがとても難しく、友達や先生との会話中に一緒に発音の練習をしてもらうようにしばしばお願いしました。宿舎では現地で出来た友達とよくインドネシア語でメッセージのやり取りをして練習をしました。
 
留学生活を振り返り楽しかったことは、とにかくインドネシア人と関わり、話すことでした。友達、先生だけでなく、滞在していたアパートの管理人さんや隣人、近所のコンビニエンスストアの店員さんなど多くの方々と関わりましたが、全員が明るく親切でいつも私に良くしてくれました。郵便局の場所が分からず迷っていた時も、勇気を出して声をかけてみると、警備の人や通りすがりの人が教えてくれました。
 
インドネシア人の心のあたたかさに触れることができ、またインドネシア語で会話することが出来てとても嬉しかったです。

留学生活から学んだことを、今後どう活かしていきたいですか?

AUGP_菅野02
当たり前のことですが、インドネシアでの生活と日本での生活は異なります。その違いが面白いと思うこともあれば、日本の方が良いと思うこともありました。しかし、1か月生活することで私は現地での生活に慣れていきました。それは、先生方や友達、私たちに関わってくれた全ての方々によるサポートがあったからだと思います。本当に感謝しています。

インドネシアでの出会いを大切にし、今後も連絡を取り合い、友達とお互いに勉強し合おうと思います。また、インドネシアの友達がもし日本へ来ることがあれば、今度は私がサポートをしたいと思います。

今回の留学で、よりインドネシア語学習への意欲が高まりました。インドネシア語検定B級取得を目指し、今後も勉学に励みます。

留学後の成果~My Before After~

留学後の成果_菅野01
〈2024年2月22日更新〉
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