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新型コロナウィルス感染症の影響で各留学プログラムが中止になった状況においても、①アカデミック且つ実践的な語学力の向上②グローバル教育の継続③現地スタッフや現地学生との交流を通じて異文化を体験し理解できる環境の提供の3点を主な目的として、令和2(2020)年度にAUAPオンラインおよびAUASPオンライン、そして令和3(2021)年度にAUCPオンラインを開講しました。

AUAPオンライン

生きた英語と異文化体験を学べるオンライン授業
亜細亜大学アメリカプログラム(Asia University America Program=AUAP)は、1988年にスタートした本学の伝統と実績のあるプログラムです。その中の「グローバル人材育成コース」をオンラインで実現したのが「AUAPオンライン」です。
アメリカのワシントン州にある3大学(CWU・EWU・WWU)の現地の担当教員による授業を受け英語を学び、また現地学生との交流を通して異文化理解を深めます。
AUAPオンライン1
AUAPオンライン2
AUAPオンライン3
「AUAPオンライン」は、実際のAUAP「グローバル人材育成コース」と同様、アメリカのワシントン州の3大学で開講される授業を亜細亜大学の授業時間内にオンラインで受講します。毎回の授業に参加する現地の正規学生との積極的な意見交換やディスカッションを行いながら、生きた英語を学び、また英語でアメリカや国際社会についても学ぶことができます。
 
さらに、授業時間外でも現地スタッフや現地学生と交流を持てる機会が豊富にありますので、授業で学んだ英語の実践の場としてだけではなく、互いの言葉や文化などを教え合うなどの交流の場としても活用できます。
 
「AUAPオンライン」は、オンラインでの英語学習にとどまらず、日本とは異なる文化・価値観を知り、理解を深める異文化体験も実現できる単位認定プログラムです。

体験者の声・留学成果


AUAPオンライン_田中
田中 陽菜(TANAKA Hina)
受講先:ウェスタンワシントン大学
AUAPオンライン_田中
AUAPオンラインに関するお知らせを亜大ポータルで初めて見た時は、受講料や講義レベルの高さに対する不安があり、受講するかどうか何日間も悩みました。しかしコロナ禍にある現在、国内における行動の自由も制限されているのにも関わらず、海外留学となると大学生活残り2年半内に行けるかどうかも定かではありません。また、私は10年近く海外で生活を送ってきたため、幼いころに身についた英語は話せても英語という言語自体を学ぶことがとても苦手に感じていました。TOEICの点数も伸び悩み、苦手なリーディングが克服できずにいたためどうにかしたいと感じていました。そこで自分から行動を起こしていく必要があると感じAUAPオンラインを受講することにしました。

私のAUAPオンライン受講先大学は、ウェスタンワシントン大学でした。最初の授業は自己紹介とTOEICの問題構成や時間配分などについて歌を通して学びました。オンラインではあったものの、みんなで一緒に歌った曲は今でも完璧に歌えます。その後も歌を聞いたりペアワークで問題を解いたりなどで楽しく学ぶことができました。苦手だったリーディングも問題の解き方やコツを教わり、TOEICのテスト前は先生がまとめてくれた資料を見返したりしていました。結果的に伸び悩んでいたTOEICの点数は50点も上がり、目標であった点数もあと一歩というところまで到達することが出来ました。

日本国内だけで生活していると世界の暮らしの違いなどが分かりにくくなってしまいます。実際、新型コロナウイルスのワクチンが日本ではあまり進んでいないなか、ウェスタンワシントン大学の学生が「ワクチンをこの間打ってきたよ、みんなも早く打とう!」と促していたのがとても印象的でした。このように、アメリカの生活を知れたことはこのAUAPオンラインを受講したからこその気付きでした。

期待していたキャンパスライフが送れていないことを悔やんで悲しむのではなく、前を向いて今できることを一生懸命やりたいと私は感じています。新型コロナウイルスに負けず大学生活を充実させたいと思っているのであれば、その第一歩としてAUAPオンラインを選んでみるのはいかがでしょうか。

※2021年7月時点の体験談です
AUAPオンライン_保谷
保谷 祥悟(HOYA Shogo)
受講先:ウェスタンワシントン大学
AUAPオンライン_保谷
私が選択した「アメリカンスタディーズ」の授業では、アメリカの人種問題やLGBTQについての議論、先住民問題といったアメリカ社会の抱える問題を実際にアメリカに住んでいる先生方から学ぶことができます。今まで学校の授業で世界史として客観視してきたものと違い、実際に見たり、体験したりした事実を共有してくれます。それらの知識は日本では得られる機会の少ない知識でありマスコミやそのほかの媒体を通さない、いわば生の情報です。例えば、つい最近日本でもニュースになっていたブラックライブスマターのデモに参加したお話を聞いた際には、その問題を現実のものとして強く実感できました。

各授業では現地の大学に通っている学生の方がボランティアとして参加しディスカッションに参加してくださり、お互いにメールで質問をし合いオンラインで会話する機会も設けられており、一対一でネイティブの方と会話することができました。実際に会話する中で、その人の趣味や生活について英語で話すだけでなく、アメリカの大学生や高校生がどのようなライフサイクルを送っているのかといった一般的な学生像のような興味深いものも聞くことができました。

オンライン留学というシステムは、私にとっては英語学習に対する大きなきっかけでした。もともと英語を勉強することに興味があり、英語学習に力を入れたいと一年生のころから考えていたのですが、自分が現地でやっていけるか心配で一歩を踏み出せずにいました。そのような中、このAUAPオンラインに出会い、日本にいながらネイティブの方と交流することで、言語学習で大事な英語を話すことや初対面の外国人の方と話すという事に対し自信を付けることができたことは、自分にとってこのクラスにおける最大の宝となりました。

皆さんも是非、体験授業からこの授業を体験してみてください。

※2021年7月時点の体験談です
AUAPオンライン_竹内
竹内 真琴(TAKEUCHI Makoto)
受講先:イースタンワシントン大学

参加理由

AUAPオンライン_竹内
私はもともと2020年3月から5か月間、ニューヨーク州立大学に留学予定でした。しかし新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて実留学は中止に。気持ちの整理がつかない中、オンラインで留学先の授業が受講できる「AUAPオンライン」が実施されることを知りました。正直「お金を出してまで受講するかどうか、画面越しで意味があるのか」など、とても悩んだことを覚えています。でも現地留学ほど莫大なお金がかかるわけではなく、日本はもちろん家からも出られない環境の中で、毎週アメリカに住んでいる方々と会話し、現地の授業が受けられる機会は魅力的だと思い参加を決めました。

身についたこと

実際「AUAPオンライン」に参加して、想像以上に英語にたくさん触れることができ、語学力アップにつながったと感じています。それは授業が英語の文法や発音そのものを学ぶのではなく、英語で世界の様々な文化や政治、社会問題を学ぶスタイルだったからかもしれません。単語の意味を調べたり、教員の話を理解するために一生懸命聞いたり……。そのおかげもあって、同じ授業を日本語で受けるよりも理解を深められたと実感しています。

授業の様子

毎週沢山の課題が出され、内容も難しく、予習復習にも多くの時間を割きました。特に現地学生を相手にビデオチャットでレポートを発表・提出する課題では、30分以上かけて1対1で会話をするため、最初はとても緊張しました。回を重ねるにつれ、色々な話題について話すことができるようになり、楽しかったですし、少しずつ自分の英語力に自信がつきました。
 
また、授業では現地学生を含めた4,5人からなる少人数のグループに分かれて意見交換をする機会が頻繁にあります。フリートークの時間に、現地学生と好きな音楽アーティストの話題で盛り上がったことは楽しい思い出です。現地学生と楽しく交流しながら英語を聞き、英語で考え、英語で伝える力が鍛えられました。

印象に残っていること

ハロウィンの日にクラスの皆で帽子や被り物を被って授業をした時は、アメリカならではの雰囲気を味わえて印象深かったです。オンライン上ではありますが、画面越しでも異文化を体験できたことは新しい発見でした。

参加してみて

「コロナ禍だから何もできない」と思わずに、その時その時最大限できる範囲で自分のやりたいことができたことを嬉しく感じています。「AUAPオンライン」を受講してよかったです!
 
※2020年3月時点の体験談です

海外派遣の成果公表

  • 令和4年度春学期 AUAPオンライン
  • AUASPオンライン

    コミュニケーションツールとしての英語力を身につけ、異文化や多様性を体験・理解する
    亜細亜大学アジアンスタディーズプログラム(Asia University Asian Studies Program=AUASP)は、マレーシアの首都、クアラルンプールに位置するUCSI大学にて、コミュニケーションツールとしての英語と、マレーシアの文化・歴史・経済を学ぶ、5か月間の単位認定留学プログラムです。このうち、現地の教員から、英語でマレーシアについての講義をオンラインで受講し、また現地学生との交流を通して異文化理解を深めるプログラムが「AUASPオンライン」です。
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    AUASPオンラインの内容

    「AUASPオンライン」では、実際のAUASPで受講する「Malaysian Studies」の授業を、オンラインにて英語で受講します。毎回の授業には、さまざまなルーツを持つUCSI大学の学生も参加予定で、彼らとの意見交換やディスカッションを行いながら、多民族・多文化共生国家であるマレーシアについて、理解を深めます。

    また、授業では現地語である「マレー語講座」も含まれ、この他にも、現地の教員や学生と交流を持てる機会も予定されています。授業で身につけた実践的な英語力や、マレーシアへの理解や知識をベースにして、積極的な交流を図り、異文化を体験することができます。

    マレーシアに関する専門的な知識だけでなく、コミュニケーションツールとしての英語力も身につけ、また、多民族・多文化共生国家で暮らす現地学生との交流を通して、日本とは異なる文化や価値観を知り、理解を深めることができます。ぜひ、この機会に「AUASPオンライン」を受講して、英語力の向上を図り、異文化や多様性を体験してください!

    体験者の声・留学成果

    AUASPオンライン_大澤
    大澤 桃佳(OSAWA Momoka)
    受講先:UCSI大学

    参加の経緯

    AUASPオンライン_大澤
    マレーシアのUCSI大学に5か月間の留学を行うAUASPプログラムへの出発を直前に控えた2020年3月に実施見送りの連絡をいただいた際は、正直ショックが大きかったです。ただAUAPでアメリカに留学中だった学生たちが帰国措置になったことを聞いていたため、仕方がないとも思いました。日本でもコロナ禍で授業がオンラインになり、外出すらままなら日々が続くなか、私の中では大学在学中の留学は難しいかもしれないという絶望感が漂いはじめていました。そんな時、オンライン留学の実施を知り、即座に参加に踏み切りました。

    参加理由

    実留学のAUASPに申し込むまで、私がマレーシアについて知っていることといえば東南アジアにある国ということくらいでした。留学を前にマレーシアについて調べていく中で、マレーシアという一つの国の中で様々な民族、宗教の人々が共生しているという社会にとても興味を持ちました。また私は第二言語で中国語を学んでおり、マレーシアも公用語ではありませんが中国語が話されているということから語学力を上げたいとも思いました。しかし、実際には行くことができないため、オンラインという形ではあるものの少しでもマレーシアの文化や社会を学びたいと思い参加しました。

    授業の様子/身についたこと

    講義はUCSI大学の先生がすべて英語で行います。マレーシアの成り立ちや文化、マレー語の基礎など様々なことを学んでいます。マレー語は英語からたくさんの言葉を取り入れているため、スペルは異なっていても発音は同じものがあったり、マレー語でコップを表す言葉を「ちゃわん」と発音したりと、マレー語を身近に感じることができました。聞き取りや理解に苦労することもありますが、マレーシアがグローバルな国であることを実感できる場面がところどころにあり楽しく学ぶことができています。

    印象に残っていること

    印象に残っているのはお祭りをテーマに扱った講義です。一つの国のなかで、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教など異なる宗教のお祭りが開催される様子を目の当たりにして、興味深いと思いました。

    参加してみて

    AUASPオンライン受講後は、英語力の向上はもちろん、マレーシアを通して様々なものの見方や、異文化を学び、これらをより尊重できるようになりたいと思っています。コロナ禍の状況ではなかなか難しいですが、以前のように生活できる日常が戻った際には、お互いを尊重しあえるようにしていきたいと考えています。
     
    ※2020年3月時点の体験談です

    AUCPオンライン

    体験者の声・留学成果

    AUCPオンライン_澁谷
    澁谷 菜々子(SHIBUYA Nanako)
    受講先:大連外国語大学/富士電機大連社
    AUCPオンライン_澁谷

    参加の経緯

    AUCPオンラインへの参加理由は2つあります。1つ目は中国語の実力を試したいと思ったからです。これまで大学で学んできた中国語は、どの程度通じるのか検証したいと思い参加しました。留学先となる大連外国語大学のカリキュラムは、平日の午前中は全て中国語の授業であるため、中国語能力を向上させることができると考えました。2つ目はオンライン留学・インターンシップは新たな試みであったため、人と違う経験ができる点で魅力を感じました。コロナ禍で海外とつながってインターンシップができる機会は貴重なチャンスだと思いました。

    オンラインで経験したこと

    留学先の大連外国語大学のカリキュラムでは、精読、口語、閲読、リスニングのコアな授業の他に、HSK(国際的な中国語の語学検定試験)対策授業と太極拳の授業を履修しました。それに加えて、アジア夢カレッジの授業として、中国で働いている方から海外で働くことについてお話を伺う「中国の仕事と生活」という授業や、大連外国語大学の日本語学科の学生たちと交流する「キャリア研修」がありました。
     
    中でも特に印象に残っているのは、「キャリア研修」での経験です。そこで同じグループになった中国人学生と、連絡を取り合い予定を合わせて、様々なテーマを持ち寄って意見を交わしたのが印象に残っています。例えば、オンライン授業のメリット・デメリットを話した際は、「通学時間が短縮されるのがいい」や「友達に会えない」などの意見が出ました。共にオンライン授業をしている身として共感できるところがありました。交流は、Zoomを用いて、夢カレ生は中国語、大連外大の学生は日本語を使用するというルールを設けました。話についていけないこともありましたし、まだまだ努力しなければならないことを痛感しましたが、オンラインであっても現地の学生と交流できたことは楽しく、印象に残っています。
     
    オンラインインターンシップでは、約1か月間大連の富士電機大連有限公司にお世話になりました。インターン内容は、週1回のプレゼン、データ入力や翻訳作業などでした。インターンで特に印象に残っていることは、一度ボロボロなプレゼンをしてしまったことです。「コロナ禍の現状を踏まえ富士電機大連が取るべき対策」というテーマで中国語で行うのですが、日本語でやると勘違いしたまま当日を迎えてしましました。その結果、準備不足が露呈したプレゼンになってしました。この経験から確認することの重要性を学び、それからわからないことがあったときはどんどん確認を取るようになりまし 

    身についた力

    オンラインプログラムを通して学んだことは、積極性の大切さです。主にチャットを用いた授業だったため、わからないときに反応しないとどんどん授業が流れていきます。また対面でない分、表情やジェスチャーで伝えることは難しい状況でした。積極的に参加しないと「そこにいないのも同然」となります。企業でのインターンでも同じような状況でした。オンラインだからこそ、丁寧に連絡したり反応することの重要性を学びました。
     
    語学運用面では「リスニング力」を向上させることができました。リスニング力は、先生の音声を何度も聞き返すことで鍛えられました。オンライン授業では、先生の話した内容が録音され、それが授業内に私たち向けて逐一送られてきます。授業の内容が手元に残るオンラインだからこそ、培われたのだと思います。

    プログラムに参加しての感想/後輩へのメッセージ

    現地で直接学べる環境ではない留学スタイルに初めは不安な気持ちを抱きましたが、時代に合わせての「オンライン留学」だったので、気持ちを切り替えて参加することができたと思います。確かに、オンライン留学は実留学には及ばないかもしれません。しかし、良い面もあります。例えば、授業の内容が全てオンライン上に残るため、復習がしやすいことです。先生の音声を何度も聞くことができ、リスニング力が向上しました。 また語学留学だけではなく、インターンシッププログラムがセットになっているこのプログラムでは、中国語だけでなく、中国の社会や文化に触れる機会を増やすことができます。コロナ禍にも関わらず、中国人学生と交流することが出来たのも「アジア夢カレッジ(AUCP)」のおかげです。ここで出会った中国人学生とは今でも連絡を取り合い、お互いの近況を伝え合っています。自分の視野を広げたいと思っている方、中国に少しでも興味がある方は、参加してみることをお勧めします。
     
    ※2021年度時点の体験談です
    〈2023年7月20日更新〉
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