学部・大学院

戻る授業紹介

社会言語学

担当教員: 小張 順弘

社会と言語の関係を多面的に分析する

地域によって方言があるように、性別、階層、出生地といった社会的条件と言語には深いつながりがあります。この授業では、多様な文化における社会的条件と言語の関連を学んだうえで、国際化に伴う言語の変化など、多言語社会の中に生じている具体的事象を考察します。

授業計画

第1回 社会言語学とは 第2回 地域と言語
第3回 言語と社会階層 第4回 民族と言語
第5回 言語とジェンダー 第6回 言語と年齢
第7回 言語の選択 第8回 言語の状況差、適切さ
第9回 社会言語学と異文化コミュニケーション 第10回 さまざまな会話のスタイル
第11回 言語とイデオロギー 第12回 社会言語学からの貢献
第13回 社会言語学の研究方法    

観光文化総論

担当教員: 高山 陽子

教員:高山 陽子

観光文化とマグネット
「ご当地マグネット」は観光土産の定番の一つです。ポリエステル樹脂の立体マグネットは、だいたいどこでも500円程度で売られています。先進国であれば500円のマグネットは妥当な値段ですが、途上国だとちょっと/かなり高いな、という印象を受けます。

立体マグネットには主に二つの種類があります。一つは誰もが知っているような有名な建物をモデルにしたものです。例えば、ローマのコロッセウムやサン・ピエトロ大聖堂、カンボジアのアンコールワット、白川郷の合掌造りの家屋などがあります。もう一つは、その国や地域を代表する名所旧跡を散りばめているものです。ロンドンのマグネットには、ビッグベン、ロンドン橋、ロンドンアイ(観覧車)、ウェストミンスター寺院、セントポール寺院、ダブルデッカー(二階建てバス)など、ロンドン名物が盛りだくさんです。また、ポーランドやイタリアのように国の形に合わせたマグネットもあります。これらは、かつての日本の都道府県キーホルダーを思い出させます。

なぜその建物や乗り物をマグネットに用いるのか?答えは、その地域の特性を表すためです。このようによく知られているものを通して、観光文化について考えるのが本講義の狙いです。

授業計画

第1回 導入 第2回 産業革命と近代観光
第3回 博覧会と娯楽 第4回 博物館とオリエンタリズム
第5回 文化遺産 第6回 自然遺産
第7回 外部講師による講演 第8回 中間試験
第9回 文化的景観 第10回 戦争遺産
第11回 産業遺産 第12回 遊園地とテーマパーク
第13回 民族観光    

Essentials for English Presentations

担当教員 : 今野 裕子

担当教員:今野 裕子

あなたにもできる、グレート・プレゼンテーション!
英語でプレゼンテーションを行う、と聞くと難しく感じるかもしれませんが、必要な技術を習得してしまえばあとは応用あるのみです。この授業では、テーマ探しから調査、原稿作り、リハーサル、そして本番までの過程における作業をペアやグループで行い、大学の授業やビジネスの場において説得的に話をするための実力を身に付けます。

授業は英語で行われますので、全般的な英語によるコミュニケーション能力の向上も期待できます。学生自身が主体的に内容を作り上げてゆくことが求められますので、積極的に参加し、多くを学び取ってください。

授業計画

第1回 Introduction (Introduction of Someone Else) 第2回 Self-Introduction
第3回 Research 1 (A Summary of an Article) 第4回 Research 2 (Research Topic)
第5回 Presentation Structure 第6回 Mid-Term Presentation 1
第7回 Mid-Term Presentation 2 第8回 Draft Writing 1
第9回 Draft Writing 2 第10回 Peer Editing
第11回 Revising 第12回 Final Presentation 1
第13回 Final Presentation 2    

多文化フィールドスタディー(韓国)

担当教員: 金 賢貞

担当教員:小張 順弘

現地実習を通じて文化・社会に触れ、学ぶ
海外での実習を通し、様々な異文化現場での調査・研究や課題の遂行能力を養う科目です。まずは研究テーマの設定、テーマに関する知識や情報の収集、研究計画書やアンケート・インタビュー項目の作成、異文化における調査スキルの習得など、方法論を重点的に学習します。そのうえで自ら選定した各自の研究課題を、夏季休暇期間中の1週間を利用し、同行の担当教員の指導を受けながら海外で検証していきます。海外での調査結果を分析し、プレゼンテーションを経て研究報告書を作成・提出するまでの一貫した実習科目です。

授業計画

第1回 春学期ガイダンス 第2回 フィールドワーク方法論1
第3回 フィールドワーク方法論2 第4回

フィールドワーク方法論3

第5回

フィールドワーク方法論4

第6回

フィールドワーク方法論5

第7回

現地社会の理解1

第8回

現地社会の理解2

第9回 現地社会の理解3 第10回 夏季フィールドワークの準備1
第11回 夏季フィールドワークの準備2 第12回 夏季フィールドワークの準備3
第13回 春学期のまとめ    
<夏季フィールドワーク>
第14回 秋学期ガイダンス 第15回 調査資料の分析1
第16回 調査資料の分析2 第17回 調査資料の分析3
第18回 調査資料の分析4 第19回 プレゼンの準備1
第20回 プレゼンの準備2 第21回 プレゼンの準備3
第22回 プレゼンの準備4 第23回 プレゼン1
第24回 プレゼン2 第25回 プレゼン3
第26回 秋学期のまとめ    

〈2022年5月18日更新〉