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企画部
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海外での現地体験型プログラムは、「生」の多文化に触れ、国際社会のもつ課題を発見する力を鍛えます。自分の感性で多文化に触れること、そこから学問の持つ楽しさをつかんでもらうことを期待しています。プログラムの実施に向け、本学の教職員が現地に向かい、細かな現地調査や幅広いヒューマンネットワークを構築しています。
フィールドワークとは、現地調査をベースに自分の足を使って情報を集め、課題に取り組むスタイルの研究方法。資料をいくら読んでも出会えない発見がそこにはあります。
「多文化フィールドスタディー」では、2~4年次の夏季休暇期間中の1週間程度を利用し、同行の担当教員の指導を受けながら海外で現地調査を行います。そのための準備として、調査に行くまでの事前調べ、また調査後の口頭発表を含めて、自分の問題意識を深め、それを他の人々に明確に伝える訓練を行います。あわせて、ふだんとは異なる生活環境においてもめげずに心と身体の健康を維持する現地適応能力を育成します。
フィールドスタディー終了後は、各自の問題意識に基づいた調査結果をもとに報告書を作成し、公開プレゼンテーションやポスターなどによって成果をまとめます。
充実したサポート体制で、学生の研修を支えています。(▽研修の一例)
2014年度から取り組んでいる「多文化フィールドスタディー」では、2019年度に25人の学生が中国、韓国、フィリピン、ベトナムで現地調査を行いました。その報告書から、いくつかの実施内容を紹介します。
現地で気がついたこと(学生の体験談から):
事前に5か月間中国経済に果たすAIの役割を勉強し調査に臨みました。現地調査ではアンケート項目の整合性やデータの偏りなどいくつかの課題が残ったものの、AIの発展が著しい社会に身を置く中国人のAIに対するリアルタイムな意見を知ることが出来ました。実際に現地で調査をしてみるとアンケートに快く応じてくれる方が多く、中国の人々に対する印象が変化したことも調査の成果です。