2025.12.09

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「デフリンピック」サッカー銀メダル獲得報告会を開催しました

「東京2025デフリンピック」のサッカー競技で銀メダルを獲得した日本代表の瀧澤諒斗選手(法学部4年)と林滉大選手(2018年度経済学部卒)の健闘を称え、12月9日に学内で「銀メダル獲得報告会」を開催しました。

瀧澤選手は予選リーグ初戦のオーストラリア戦に途中出場し、2得点をあげてチームの勝利に大きく貢献。その後の予選リーグでは先発出場したほか、決勝トーナメントでも流れを変える切り札として途中出場しました。

林選手は予選リーグのメキシコ戦で3得点のハットトリックを達成。決勝戦のトルコ戦でも一時同点となるゴールを奪うなど、大会を通して4得点の活躍を見せました。

報告会では、永綱憲悟学長から両選手に対し、「日々練習を重ね、この成果に至ったことに対して敬意を表します。他の運動部や一般学生・教職員にとっても大きな励みになります。さらなる高みである金メダルを目指して、これからも頑張ってください」と、労いと激励の言葉が送られました。

林滉大選手

続いて両選手から挨拶がありました。

◆林滉大選手
「亜細亜大学在籍中、2017年にトルコでデフリンピックが開催され、その際も今回のように大学から応援をいただいて出場しましたが、予選敗退という結果に終わってしまいました。また、2021年にはブラジルでデフリンピックが開催されましたが、コロナの影響で参加できず、今回の東京大会は自分にとって8年ぶりのデフリンピック出場となりました。

この8年間は大学卒業後にドイツへサッカー留学し、セミプロとして活動してきました。ドイツでの経験を活かして、日本に帰ってきてからも東京大会に向け日々練習・トレーニングに励み、今回銀メダルという結果になりました。

日本開催のデフリンピックで絶対に優勝できるという自信があったなかでの銀メダルは、とても悔しい結果となりました。ですが、亜細亜大学に在籍している後輩の瀧澤くんもいますし、自分が大学生だった時と同じように、こうして大学から応援いただけることをうれしく思います。

今回久しぶりに母校へ来ることができて、学生時代を思い出しながら非常に幸せな気分です。2年後にはオーストラリアでデフサッカーのワールドカップが開催されます。そこで絶対に金メダルを獲得して、またこのような報告に戻ってきたいと思っています」

瀧澤諒斗選手

◆瀧澤諒斗選手
「大会前の壮行会に続き、このような会を開いていただき、ありがとうございます。結果としては銀メダルでデフリンピックを終えることができました。デフリンピックが終わってから、たくさんの人に『おめでとう』『頑張ったね』『すごいよ』などと言っていただけますが、自分としては心の底から『ありがとう』と伝えることができないのが正直な気持ちで、やはり金メダルを取って世界一になるという目標があったので、取れなかったことが悔しいです。ただ、その『悔しい』という気持ちを持てることは、自分にとって幸せなことだと思っています。

今年の2月に前十字靭帯断裂の大怪我をしてしまいました。その時はデフリンピックに間に合わないと思っていましたが、サッカー部の仲間や家族、大学の友達、たくさんの人に応援していただき、パワーをもらって日々のリハビリに励んだ結果、全治8か月の診断も6か月で復帰することができ、デフリンピックの舞台に立つことができました。​今回のデフリンピックでは、『悔しい』という気持ちだけでなく、たくさんの人に応援されて『感謝』の気持ちをあらためて感じることができました。

2年後にはワールドカップがあるので、金メダル獲得を目指してこれからも頑張っていきたいと思います」

最後に学生代表から両選手に花束が贈られ、大きな拍手が送られました。​
瀧澤選手・林選手の今後ますますの活躍にご期待ください。