2022.04.27

大会結果

硬式野球部 リーグ戦27度目の優勝決定!

本日、日本大学との2回戦が行われ、田中(幹)(経営4年)、山下(経営4年)、藤江(経営4年)、4年生の3本のホームラン飛び交うなど多量11点を奪い、守っては、リーグ戦初先発の遠藤(経営3年)、山城(経営1年)、鍵(経営3年)の3人のリレーで日大打線を1安打に抑え大勝し、勝ち点4を挙げた硬式野球部は、優勝の瞬間をスタンドで見届けた。第2試合で2位の青学大が国学院大に敗れ勝ち点を落とすと、選手たちはそっと喜びをかみしめた。
青学大が破れ、優勝が決まるとマスコミの要望があり、球場にて優勝の記念写真を撮ることになった矢先に、田中主将をはじめ4年生からこんな言葉が飛び出した。4年生にとっては弱小チームと言われながら、厳しい状況の中、必死に取組んで勝ち取っただけに喜びを爆発したいとこであったが第3戦に駒澤大学対中央大学の最下位を争う試合が控えていることに気づかい「この後、最下位脱出をかけた大事な試合が、控えているのだから大騒ぎするなよ、一歩間違えていたら、自分達がこの立場になっていたかもわからないと」とナインは喜びを胸におさめて写真撮影を行った。
 
チームはどん底からのスタートだった。2月上旬、コロナのクラスターが発生し、寮を閉鎖。約2週間、練習ができなかった。春季キャンプも中止に。2月下旬から練習再開も、体力づくりから。オープン戦は負け続け、春季リーグ戦開幕時のチーム目標は「入れ替え戦までに成長する」。リーグ戦の2戦目は1年生投手が先発するなど、新戦力を起用しながらチーム力を挙げてきた。
その中で奮起したのが4年生だった。昨秋、潰瘍性大腸炎の手術から復帰した田中主将を中心にチームがひとつになった。「幹也が頑張っているんだから、僕たちはもっと頑張れる」。病気からの復帰のために必死に練習に励む田中幹の姿に、チームが一変。力がないチームを知る選手たちは「僕たちは力がないので、ミスをします。でも、みんなでそれをカバーする」。ある者はバントで、ある者は声で、全力疾走で。個人の力がなくても全員の力を合わせれば、強いチーム相手でも勝負になる。この精神・チームカラーが亜大の伝統であり、亜大野球を貫いた弱小チームが強豪チームに生まれかわり優勝を手にした。
生田監督は「開幕前までは、不安をかかえる毎日であったが、大分開幕を迎えるにあたり、全員で戦うために控え部員も全員大分に連れて行くことにした。メンバーは先入りで大分に入ったが、4年生が生田監督の故郷で行われる大分開幕を亜細亜大学として恥ずかしい野球は見せられないと気合入れて行くぞと4年生全員が坊主にすると誰から言われたのでもなく、全員が坊主にして、大分に乗り込んで来た姿を見て、この4年生達と勝負してやろうと不安が吹っ飛んだ。このチームを何が何でも勝たせてやろうと覚悟を決めました。いい選手がいなくとも、チームがまとまったら何とかなる。これが成長。学生野球のいいところですね」と話した。
 
硬式野球部は東都大学野球連盟代表として全日本大学選手権大会(6月6日開幕、神宮球場・東京ドーム)に出場します。平成14年以来20年ぶりの6回目の日本一に挑戦いたします。是非とも球場に足をお運びください。
第71回全日本大学野球選手権大会の組合せ表です。

 

日刊スポーツが大分開幕の3日間を亜細亜大学の特集映像を作成いたしました。本日からユーチューブに流れます。是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=UN6PA96ZDcs