2022.09.09

大会結果

大盛況の福島開幕にて苦戦するも勝ち点奪取

週末、東都大学野球の秋季リーグが昨春の大分に続く地方開幕として、福島で開幕いたしました。
今春大学野球日本一を手にした本学は他大学から追われる存在。
開幕カードの相手である日本大学も春に入れ替え戦をかけて戦った三つ巴の激戦の経験から1点を奪い、守る野球をと。
開幕カードで亜細亜大学から勝ち点を取ればチームが勢いに乗れると気合十分。
 
1戦目はオリンピックの会場にも選ばれた県営あづま球場にて地元の各校OBや野球ファン、少年野球チームなど
約1万人の観客が詰めかけ、開幕式のオープニングセレモニーでは【空のF1】とも呼ばれる「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」で2017年にアジア人初となる年間王者に輝いた室屋義秀氏が圧巻のパフォーマンスを披露し、観客や選手を魅了しました。
 
そんな中、始まった開幕戦。
本学は今春日本一に輝き、今夏国際大会でも結果を残したエース青山が先発。
開幕戦ということもあり、思うようなピッチングをできないながらも、多くの大舞台を経験し、
実績を積んだエースとしての自信をつけた青山は不調ながらも8回を1失点で抑えます。
しかし、2-1の1点リードで迎えた9回裏、先頭打者に四球を与えてしまい、ここで降板。
その後、登板した松本晴も流れにつかまり、まさかのサヨナラ負け。
戦国東都の怖さをおもい知らされる試合となりました。
2-3 サヨナラ負け
 
翌日は駒澤大学OBである中畑清氏ゆかりの球場であるヨーク開成山球場にて開戦。
この日は日曜日ということもあり、1万5000人近い観客があつまり、野球ファンからはお金を払ってでも見る価値がある。
と言われyoutube等でも多く動画が上がっている本学の試合前のノックが終わると満員の観客から大きな拍手がおこるほどの盛り上がりの中で始まりました。
 
この日の先発は1年生ながら春も2戦目先発に抜擢された斎藤投手
春は1年生である隙をつかれ、負けてしまっただけに悔しさを晴らしたいところでしたが、
日本大学の隙を見逃さない徹底ぶりに2回3回と失点を許し、3回 0-2で降板。
昨日のサヨナラ負けから嫌なムードが払拭しきれない展開でしたが
4回から登板した4年生にして公式戦初登板となった鬼塚投手がまさに流れを変える圧巻のピッチングを見せ、チームの雰囲気が一気に変わりました。
鬼塚投手の好投に刺激を受けたナインは直後の4回裏に3点を奪い、逆転。
その後も一挙6点を奪うなど、一方的な試合展開で12-3で2戦目を勝利。勝ち点の行方は3試合目に持ち越されました。
12-3 勝利 勝利投手 鬼塚
 
3戦目は1戦目、悔しい降板となったエース青山が先発。
この日も日大の山内投手と青山投手の投手戦となり、ロースコアのゲーム展開。
先に1点を失ったものの、相手守備のミスからチャンスを作り3-1とするなど、
気の抜けない試合展開のまま8回が終了、9回の表に連打でダメ押しの2点を獲得し5-1とし、
9回のマウンドには青山が上り、やや乱れるも、完投。
9回1失点完投とエースとしての意地を見せて今季1勝目。
5-1 勝利 勝利投手 青山
 
試合後のコメント
青山投手
「調子が悪いなりにも、打者をよく観察して、緩急をつけるなどして、粘り強く投げることができた。投手が抑えれば、試合に負けないので、これからもチームを勝利に導けるように頑張りたい。」
 
鬼塚投手
「春は投手陣は青山一人で戦わせてしまった。申し訳なさや悔しさがあった。なんとか今季はと思っていたので、(好投できて)よかったです。次週からも出番があればしっかり役割を果たしていきたい。」
 
田中幹主将
「投手に勝たせてもらったカードでした。まだまだリーグ戦は始まったばかり、大胆かつ慎重し、来週は野手が投手を助けられるよう積極的にいきたい。」
 
生田監督
「初戦は選手が浮足立っていた。2戦目で鬼塚が嫌な流れを変えてくれた。いままで結果が出なかったが、コツコツあきらめず努力した結果掴んだチャンス。青山も調子が上がっていないなか我慢強く投げてくれた。まずは勝ち点2を取ることに集中していきたい。」
 
春は2位の國學院大學、3位の駒澤大学が勝ち点を落とすなど、戦国東都の名に恥じぬ熱戦となった福島開幕。
来週は戦いの場をzozoマリンスタジアムへ移し、熱い戦いが繰り広げられます。
今後も応援、よろしくお願いいたします。