2019.12.17

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関東学生会定期リーグ戦で準優勝と3位

12月1日に開催された「令和元年度秋季関東学生会定期リーグ戦」(会場=日本空手協会総本部)で、空手道部の桒原颯夏さん(経営2)が個人戦女子有級の部で準優勝、ウン ケンホウイ君(経営1)が個人戦男子有級の部で3位に入賞しました。

悔しさが残る準優勝(桒原さん)

△ウン君(左)と桒原さん

桒原さんは予選で首都大学東京の選手と対戦。「いつも通りやれば絶対に勝てる!」と強い気持ちで挑みました。相手の攻撃をうまくかわして上段・中段で突く得意技が決まり、相手に1ポイントも取らせずに勝利しました。

決勝の相手は自治医科大学の選手でした。予選での戦い方を見て、突きのスピードが速く、手ごわい選手だと感じた桒原さん。他の部員に手伝ってもらいながら入念にウォーミングアップをして試合に臨みました。2本先取制の試合で1本ずつ取り合い接戦まで持ち込みますが、桒原さんの上段突きが反則とみなされたことで気持ちが揺れ、その後の相手のすばやい攻撃に対する反応が遅れてしまい、苦杯を喫しました。

「前回の同大会でも準優勝だったので、今回は優勝したかった。反省点が多く挙がった試合でした」と悔しさをにじませました。

初出場で3位入賞(ウン君)

マレーシア出身で2年前に来日したウン君は、「日本の文化を体験したい」という思いから空手道部に入部。幼少期から9年間、素手で直接打撃を与えあうフルコンタクトの中国武術を習っていましたが、技を重視する空手とのルールの違いに初めは苦労したと語ります。今回は空手初心者のウン君にとって初めての大会出場となりました。

予選の防衛大学戦では、緊張で思うように動けなかったと言いますが、徐々に雰囲気に慣れ、上段突きを連続で決め勝利しました。

迎えた準々決勝の相手は、防衛大学の選手(予選とは別の選手)。積極的に何度も攻撃を試みますが、なかなか点が取れず苦戦しました。中段突きで1点決めたものの、上段刻み突きで2本とられてしまい、敗戦。それでも初出場ながら3位入賞を果たしました。

ウン君は「今回は空手の勉強のために参加しましたが、敗戦したときに、もっと練習すれば勝てるかもしれない!と闘争心に火がつきました」と振り返ります。自分の試合が終わった後も、他大学の選手と練習をして交流を深め、技や知識を学びました。

今後に向けて

△空手道部のメンバー

次回の試合は2020年4月に開催予定の「東京都三多摩空手道選手権大会」(開催日・場所等詳細未定)。

桒原さんは「刻み突きを試合で確実に決めて、積極的に前に踏み込んでの攻撃ができるようになりたい。苦手を克服して優勝します!」、ウン君は「今回は緊張で身体が固くなってしまった。試合の初めから自分のペースに持っていけるようにしたい。自分の得意技を身につけてまた大会で結果を残したいです」と力強く語ってくれました。