2020.01.09

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全国大会で2年連続敢闘賞を受賞!

剣道部の池谷梨花さん(国際2)が「第14回全日本学生剣道オープン大会」(日程:12月14日~15日、場所:宮城県仙台市カメイアリーナ仙台)で2年連続となるベスト8・敢闘賞を受賞しました。

剣道との出会いとターニングポイント

小学校入学と同時に剣道を始めた池谷さん。道場や部活動に所属し練習に励んできましたが、なかなか芽が出ず伸び悩んでいたと言います。

転機になったのは、高校2年生のとき。当時の部活動の先生の助言で、長年続けていた構え方を変更しました。また、この頃からメンタル面の強化にも取り組みました。「試合のときにいつも緊張してしまい、実力が出せずにいたので、どうしたら普段通りのパフォーマンスができるのかを考えました。1カ月前から試合に向けて気持ちを作り始め、本番でベストを尽くせるように努力しました」。

それからめきめきと成績を上げた池谷さんは、高校3年生のときの大会で東京都で2位、関東大会で3位に入賞し優秀賞を受賞するまでに成長しました。

持前の集中力と仲間の支えで健闘

今大会の試合前、強豪相手ばかりのトーナメント表を見て自信がなかったと言いますが、「自分の剣道をやりきって、悔いのない試合をしよう」と目標を定めて挑みました。印象的だった試合は決勝トーナメントの2回戦、鹿屋体育大学の選手との試合。拮抗状態が続き延長戦へもつれ込むも「絶対に負けたくない」と強い気持ちで20分にも及ぶ延長戦を制しました。「この試合をきっかけに冷静さを保てるようになりました」と振り返ります。3回戦、4回戦は時間内に勝負を決め、見事2年連続のベスト8・敢闘賞に輝きました。

「今大会前まではコンディションがあまり良くなかったので、不安がありましたが、試合が始まると冷静に力を発揮することができました。集中力が強みです。また、試合の度に励ましやフォローをしてくれた同期や部員のおかげで、ポジティブな気持ちでいられることができました。仲間に感謝しています」。

文武両道を目指して

今大会敗戦した相手については「自分よりも背が高い相手で技術面も勝っており、太刀打ちできなかった。どんな相手でも対応できるように作戦を練る必要があると課題が見つかった試合でした」と語ります。

剣道の練習に努める一方で、勉学にも励む池谷さんは、昨年AUAP(アメリカプログラム)でアメリカ留学を経験しています。「留学中、キャンパスライフを送りながら、現地の剣道クラブに通って剣道の練習を続けました。現地の亜大OGの方の紹介でいろんな道場を見学させてもらったり、全米大会に出場してベスト8の結果を出せたりしたことは貴重な経験になりました」。

池谷さんは今後、AUEP(交換・派遣留学生制度)などを利用して再度留学することを検討しており、「剣道も勉強もがんばりたい。留学の選考試験の勉強を進めながら、今夏行われる関東大会(詳細未定)で結果を残し、全国大会に出場することが目標です」と語ってくれました。