2018.12.26

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韓国の大会で男女とも準優勝

  • △準優勝楯を手に記念撮影(左から)小谷君、三澤勝本学セパタクロー部部長、一之瀬さん


12月8~9日に韓国昌原市馬山で開催された「慶・嶺南旗セパタクロー大会」で、本学セパタクロー部から小谷駿太君(経済3)と一之瀬愛理さん(経済2)が日本代表として出場し、男女共に準優勝の成績を収めました。

二人は、日本セパタクロー協会が選出する育成メンバーの一員。日々の活躍が認められ、韓国で毎年行われているこの大会に日本代表として招待されました。

“国際大会経験者”としてのプレッシャーと挫折(小谷)

小谷君が国際大会に出場するのは今回で2回目。前回はアジアのトップレベルの選手が集まる「ISTAF WORLD CUP 2018」(11月12日~19日・中国内モンゴル自治区フルンボイル市で開催)に出場し、世界のレベルを目の当たりにしました。今回は国際大会経験者として、失敗できないというプレッシャーがあったといいます。 

今大会印象的だった試合は、予選第2試合で対戦した高校生のチーム。現地の大会で優勝経験のある、実力派のメンバーでした。小谷君は相手サーバーのフェイントに苦しめられ集中攻撃を受けたのち、ストレートで敗戦。「相手は実力があるとはいえ、年下のチームに大敗したことは悔しかった。今後、セパタクローを続けていく自信がなくなり、かなり落ち込みました」と振り返ります。 

小谷君たちは、全6チームが出場したグループリーグを勝ち上がり、決勝戦では1日目に敗戦を喫した高校生チームと再び対戦。結果は準優勝となりましたが、「1日目の反省を生かし、立ち上がりでうまく対応することができました。内容の良い試合ができたと思う」と語りました。

格上相手に奮闘し準優勝(一之瀬)

一方の一之瀬さんは、初めての国際大会。韓国チームのサーブの速さ、技術の高さに圧倒されながらも、トサーとして相手のアタックを積極的に拾い、チームに貢献。決勝進出を決めました。

大会2日目の決勝戦は、韓国国内で活躍する社会人チームと対戦。予選で対戦した際にストレートで敗戦しているチームでしたが、決勝戦では1セット奪取し、タイブレークまで持ち込みました。「1日目が終わった後、試合のビデオを見て相手チームの戦術を研究しました。結果は準優勝でしたが、決勝戦ではアタックの方向を予想することができました」。

また大会期間中、セパタクローのボールで行うフリースロー対決イベントが開催されました。これは各チーム2名の代表者が、一定距離からバスケットゴールを目掛けてセパタクローボールを5球蹴り、シュートした回数を競うもので、一之瀬さんは3球シュートを決めて優勝しました。「正確さが求められるゲームで、韓国の強い選手を抑え優勝できたことは自信に繋がりました」と笑顔で語りました。

「世界のサーブに通用できるようになりたい」海外選手からの刺激

  • △苦しい時は「チームアジア」で支えあった(左から)一之瀬さん、小谷君


小谷君は帰国後、レシーブのフォームを変更。「今のままだと世界のサーブに通用しないと感じました。高速サーブに対応できる精度が良いレシーブを身につけたいです」、一之瀬さんは、「韓国での試合後、育成メンバーの合宿に参加し、自分にはトスの技術が足りないことがわかりました。基礎から見直して、来年の学生大会でメダルを取りたいです」と意気込みました。

二人は今回の大会について、「世界のレベルの高さを痛感した」と口をそろえます。この貴重な経験を生かして、今後のさらなる活躍が期待されます。