2018.09.10

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全日本学生テニス選手権大会 単複ともに準優勝

8月21日に岐阜メモリアルセンターで行われた「平成30年度全日本学生テニス選手権大会」でシングルスに出場の松田美咲さん(法2)、ダブルスに出場の中沢夏帆さん(経済4)と髙橋玲奈さん(法4)が準優勝の成績を収めました。

課題の多さを痛感。次の試合で成長を見せたい(松田)

△松田美咲さん

松田さんにとって、今試合は全試合2セット目からやっとゲームの流れを掴むスロースタートで、課題の多さを認識した大会でした。

普段から練習を共にする中沢夏帆さんと対戦した準決勝では、ラリーを続けられる展開に押される苦戦のうえでの勝利。部内で誰よりも熱心に練習に励む後輩の姿を見てきた中沢さんは思い切りよく決勝進出へ向かう後輩の背中を押しました。

国際大会での実績・経験ともに豊富な第4シードの牛島選手(筑大4)に挑んだ決勝では、第2セット途中で4-3のリードを奪ったものの、予想外の精神戦に持ち込まれ、惜しくも優勝を逃す結果となりました。

「攻守ともに優れた選手で、巧みな戦術に最後まで翻弄されてしまいました。今後は頭脳戦でも力を発揮できる選手にならなくてはいけないと痛感しています」と準優勝の好成績に甘んじることなく、次に控える試合準備へと気持ちを切り替えます。

ダブルスの相乗効果を最大限発揮したい(中沢・髙橋)

△中沢夏帆さん(左)、髙橋玲奈さん(右)

今大会は決勝まで本調子とは言えない試合が続いたと反省する2人。一方、主将の楚南美波さん(経済4)は「2戦目、3戦目と試合毎に成長がみられた」と二人の変化を指摘します。4回戦の早大ペアとの一戦では、序盤から仕掛け、主導権を握りました。

ところが、決戦で対峙した筑大の球質の威力を前に「たった一球で試合の流れを持って行かれてしまう。正直第1セットは茫然自失状態でした」と振り返ります。戦略を練り直して挑んだ第2セットでは、ロブを用いて相手のポジションを崩すなど複数の戦術を交えて攻勢を強め、一時5-5の接戦に持ち込むも、最後はあえなく5-7で敗戦を喫しました。

「最後は精神戦でした。苦しい時こそ粘り強く食らいつく踏ん張りと、自分たちのポテンシャルを伸ばしていくことが要だと感じています」と中沢さんは分析。9月から始まるリーグ戦はリベンジの機会でもあります。髙橋さんも「相方をリードできる正確なポジショニングに努め、コースを読む目を養うこと。ダブルスの相乗効果を最大限発揮するためにも自分のできることを増やしていきます」と意気込みました。
 

  • △お互いが良きライバル(左から)中沢・松田・楚南・髙橋