
入学前からマーケティングに興味を持ち、積極的に学んでいる星野さん。一方で、1年次に受けた英語の授業に触発され、ニュージーランドへ留学。その経験をきっかけに、アクティブに何事にも挑戦してみようという意欲がわき、人との出会いを大切にしようと思えるようになりました。現在は、視野を広く持って、就職活動に奮闘中です。
オープンキャンパスの時に、学部を選んで、授業をひとつ
受けられるというものがありました。私は経営学部を選んだのですが、
その時に聞いた先生の講演がとてもおもしろかったんです。
マーケティングのことを簡単に説明してくれるような内容で、
高校生の私でも、とても楽しめましたし、この大学に来て学びたい、
と思うようになりました。
1年生全員の必修科目「フレッシュマン・イングリッシュ」は、ネイティブの先生が各々工夫を凝らして行う英会話の授業で、週5日行われています。
「亜細亜大学のフレッシュマン・イングリッシュは、机に向かって勉強するというより、コミュニケーションがメインです。初めて外国人の先生と毎日授業をするようになり、楽しさも感じましたが、伝えたいけど伝わらないことが多くて…。それまで英語の勉強を全然してこなかったことを後悔しました」。
しかし、その楽しさと悔しさが英語学習への意欲を湧かせ、星野さんを奮い立たせたのでした。
「ちゃんと英語をしゃべりたいし、もっと英語を勉強したい! そう強く思いましたし、亜細亜大学グローバルプログラム(AUGP)を利用して留学に行こうと決意しました」。
2年生の夏休み、AUGPで1カ月間、ニュージーランドへ行くことに。ホームステイをしながら大学に通い、英語を勉強するという日々を送りました。
「最初は何もわからず、未知の挑戦でした。まずステイ先で『○○してもいいですか?』という言い方がわからなくて、ものすごく困りましたね。でも、正しく文法をしゃべろうとしていたらやっていけないとすぐに気づき、とにかくつたないながらも単語をつないで会話を試みました。恥をかいてもいいから、何かを言わないと始まらないんですよね。おかげで行動力とコミュニケーション能力はものすごくついたと思います」。
海外へ行くのは初めてだった星野さんにとって、国際交流センターのサポートは心強いものだったそう。
「留学先に行ったらもう自力でやるしかないですが、やはり行く前は不安がありました。でも、持ち物や保険、ビザ、パスポート、ステイ先など、もろもろの手続きや事前準備をしっかりサポートしてくれて、感謝しています」。
経営学の中でも、特にマーケティングについて興味があった星野さん。授業も、マーケティングについて学べるものを中心に履修しました。「流通論」は、その基礎となる授業のひとつです。
「私たちの身の回りのもの、例えばペン一本にしても、製作の過程から、流通があり、消費者の手に届くまで、たくさんのいろんな人が関わっているということを教わりました。当たり前のことだけど、今まで意識したことがなかったことですし、その中で、卸売業など、今まで全然知らなかった業種に興味を持つようにもなりました。流通は私たちの生活に幅広く関わっていると知り、なんだか世界が広がった感じがしますね」。
また、経営者の視点で流通を考える「マネジリアル・マーケティング論」では、ある大切なことに気づかされたと言います。
「授業の中で『マーケティングとは、相手にプレゼントを贈ることと一緒である』ということを学びました。ちょうどその頃、ゼミでプレゼンテーションをする機会が多かったのですが、まさにプレゼンにも当てはまることだと気づいたんです。自己満足ではなくて、相手にちゃんと伝わって、満足してもらえて初めて、ひとつのプレゼンになる。それ以来、しっかりとプレゼンに取り組めるようになりました」。
2年次の「マーケティング論」と「マネジリアル・マーケティング論」をベースに、実践や実務という点から学ぶ「マーケティング論特講」。そして、マーケティング・マネジメントの理解をより深めていく「ゼミ」を3年次の印象的な授業としてピックアップした星野さん。いずれも授業の重要な部分を占めるのはプレゼンです。
「『ゼミ』ではプレゼンの仕方を基礎から教わりました。プレゼンって、大学生の醍醐味というか、私が高校生の時に思い描いていたような大学生のイメージそのものだと思うんです。ひとつのテーマについて、数人のグループでディスカッションをしてプレゼンを作り、発表する。すごく大変だけど楽しいし、大人になった気もしましたね」。
一方、秋にはインターンシップで約1週間カンボジアへ。NGO団体の一員として、郊外のシェムリアップという村へ赴き、日本人が建てた学校で先生として働きました。
「小学5、6年生の日本語と英語の授業をほぼボランティアの私たちで担当しました。子どもたちの学習意欲は素晴らしかったですが、教えることの難しさを学びました。そもそも村には電気も水道も通っていないので、生活そのものが大変! でも文化や習慣の違いを知ることができてよかったですし、非常に適応能力が高まったと思います」。
授業はもちろん、留学やインターンシップなどでいろんな経験をし、たくさんの人に出会ったことは本当に貴重ですし、大切にしたいなと思っています。就職活動を通しても、いろんな会社や人と出会い、いい縁が見つかればいいなと思っていますので、分野にもこだわらず、広い視野で将来を考えていきたいです。
亜細亜大学は、授業も多彩で、さまざまな事柄をいろいろな角度から学べる環境が整っています。また、先生たちも優しく、熱く、いろんなところからサポートをしっかりしてくださいますので、自分が少し興味を持っただけで大丈夫です。そんな中で、自分から“何か”を見つけて、日々を過ごすことができれば、本当に有意義な学生生活を送れると思います!