
入学前から英語に興味があった小池さん。多彩な授業や留学制度のほか、選抜制の「英語スーパーコース」にも所属。幅広く英語を学んでいます。亜細亜大学では3度の留学を経験しました。昨年、3度目の留学で、1年間香港で過ごしたことをきっかけに、アジアで働いてみたいという新たな選択肢も生まれました。
もともと英語に興味があり、将来国際的に働きたいと思っていました。家族でグアムなどに旅行したことがあったり、生前アメリカ軍基地で働いていた祖父は英語を話すことができたと知ったり…英語に触れる機会が多かったからだと思います。大学ではもっと英語を頑張りたいと思い、英語に特化して学ぶことができる国際関係学部国際関係学科を選びました。
とにかく学生のうちにいろいろなところに行ってみたいと思っていた小池さん。1年生の夏休みを利用し、AUGPでニュージーランドへ行きました。
「亜細亜大学からは十数人ほどの参加者がいたのですが、せっかくの留学なので積極的に英語で話そうという気持ちはありました。でも、ホームステイの間なかなか積極的になれなくて…悔しかったけれど、自分の弱点に気づき、次への課題が見つかってよかったです」
後期からは、各学科・学年から10名程度の学生を選抜制で募る「英語スーパーコース」に所属。 「英語スーパーコースは2年生に米・アリゾナ州立大学へ5ヶ月間の留学が必修。留学する前から、授業や課題を通して英語の学習に集中して取り組むことができます。課題の提出などもありましたが、楽しんで行うことができました。」
2年生の10月からは、「英語スーパーコース」の必修でもあるAUAPで5か月間、アリゾナ州の大学へ。ニュージーランド留学での悔しかった経験をバネに課題を克服し、強い決意を持って2回目の留学に臨みました。
「ホームステイ先の5歳と9歳の女の子が、たくさん話しかけてくれました。ホームステイの受け入れに慣れているご家庭だったし、AUGPに比べ、期間も長かったので、とても仲良くなりました」
大学でも、積極的に勉強しようと心がけていたと言います。
「クラスメイトは中東からの留学生が多かったのですが、みんな積極的に英語で話すので、負けないように、と意識しているうちに、自然と会話の輪にも入っていけるようになりました。ニュージーランド(AUGP)での授業はライティングが中心だったのですが、アリゾナでは発言する機会が多く、5ヶ月間しっかり英語の勉強に取り組むことができました。英語の間違いを恐れずに自分の意見を伝える能力が身に付いたと感じています」
「まわりに知り合いの日本人がいない環境での留学」を経験したいと思った小池さんは、3年生の後期に自分の実力を試すため、AUEPを利用して香港中文大学へ。選抜制で1人の枠に選ばれ、期間も9か月間とこれまでで一番長い留学となりました。
「本当に一人きりだったので最初は不安だったのですが、現地の友達や、いろいろな国から来ている留学生と仲良くできて、徐々に楽しめるようになりました。生活は大学の寮でした。ルームメイトが日本語を勉強している同じ年の香港人で、仲良くできたのもよかったです」
小池さんは、学校に行きながらマーケティング・コンサルティングの会社で約1カ月間のインターンシップも経験。
「雑誌の広告掲載の交渉や記事の英訳など幅広い仕事を経験し、社会人としての仕事の仕方を学びました。また、留学中はマレーシア、フィリピン、台湾、北京へ旅行に出かけることも。マレーシアは治安がよくて人も優しく、これから発展しそうな雰囲気をなんとなく実感しましたね。これまでアメリカやヨーロッパなどの先進国に目を向けがちでしたが、アジア全体にすごく興味がわき、将来働いてみるのもいいなという新しい選択肢ができました」
ゼミナールでは「世界経済の中の発展途上国」をテーマに、アジアを中心とした開発について学んでいます。
「もともとゼミでは、経済のことを学びたいと思っていました。ゼミが始まった時はアジアにはあまり関心がなかったのですが、香港留学に行ってから、アジアの開発に興味を持ち始めたので、アジアにフォーカスしたゼミでよかったなと思っています」
少しずつ取り組み始めている卒論のテーマは「中国経済と香港経済」。
「私が香港に行っていた当時は、政府に対する学生たちのデモが起こっている時期で。香港の学生たちが政治にすごく関心を持っていることが印象的でした。自分の目で見たことを卒論に活かすことができそうです」
就職活動は、いろいろな可能性を模索していきたいと思っています。 「国際的に働いてみたい」という希望を以前から持っているので、貿易系や航空会社など、視野を広く取り組んでいければと思います。
亜細亜大学はいろいろな可能性に挑戦する機会が用意されている大学です。サポートしてくれる先生たちもたくさんいるので、自分の努力次第で、変われる場所だと感じています。留学やボランティアなど、自分でチャレンジすれば経験や実行力、自信を手に入れられる、そんな機会にあふれていると思っています。